奥多摩・高水三山
(たかみずやま759m・いわたけいしやま793m・そうがくさん756m)

 仲間との忘年山行
 のんびりと晩秋の高水三山を歩いて!
 お疲れ様、そして来年もよろしく!

 H16年12月12日(日)
  天気;曇り
  Member.5人(木村・佐藤・篠原・清水・石原)

右写真:【岩茸石山山頂】


 【コ ー ス 】(〜は歩、休憩時間含む)

軍畑(いくさばた)駅7:55着8:00発?〜平溝橋8:15〜高源寺分岐8:25〜常福院9:35(小休止)〜高水山9:45〜岩茸石山10:15-11:15〜惣岳山11:50〜沢井分岐12:30〜林道12:35〜澤ノ井酒造(ままごと屋)13:00ー15:10?〜沢井駅15:26発
(所要歩程時間約5時間くらい・・休憩含む)


 何となくメンバーが集まり、月に一回程度一緒に歩き出して早くも8ヶ月になる。もっとも皆それ以前からの仲間ではあるが。そのきっかけは飲み会だった!といっても私はどちらかといえば飲み会にはほとんど参加しない。この時はなぜか魔がさした・・いやいや(^-^;;、気楽に山歩きを楽しんでいる気安さとホットなムードが私を誘ったのかもしれない。そこそこたしなむ、いやいやそこそこ楽しむハイキングの集いのようなのが居心地よい。きっかけがきっかけだけにその名も「うたげ会」といつしか命名。私はさておいて、その実態はそれぞれが雪山も沢も縦走も酒も(ん?)・・と幅広く切磋琢磨し、山をこよなく愛している。たまには忘れ物もするし失敗もする、それもこのうたげ会に限ってはご愛敬と笑える気楽な仲間達だ(^-^)

 今回は山歩きの後の忘年会が目的。ということで全員揃いやすい日曜日にして立川駅で集合。軍畑駅下車は意外にも少なかった。天気予報は曇りのち雨だったからそのせいかもしれない。しかしこの日自宅の方では降ったらしい。だが幸いにも私達の上から雨が落ちてくることはなかった。晴れ男のシノさんがいるからだとみんなで持ち上げる。か弱き4人で大きなシノさんを持ち上げられるのはこれくらいだから・・^^; お礼に?シノさんが山頂でのお楽しみを持ち上げてくれるのだから優しい!!

左【平溝橋】

 高水三山には何回か登っている私が先頭をいく。しかしここ何年か歩いていないので登山口までの記憶がもう曖昧だ。最初に平溝橋を左に曲がるというのを最早忘れており、高源寺の分岐を思い浮かべて右折することばかりに気をとられていた。行けば分かると思い地図も改めて確認してこなかったが心配するまでもなく、平溝橋迄来てようやく次々記憶が甦る。川沿いの紅葉はまだいくらか残ってきれいだ。キセキレイがいたと清水さんの声。そういえばここはセキレイをよく見かけたっけ。

左【高源寺山門の前を通っていく】

 高源寺の分岐で右に入ると高源寺山門の前を通過、その先は柚子が沢山実をつけていた。庭先に4個百円で売られており、清水さんとのんちゃんが購入。4個ずつおまけにくれたといって大喜び。その柚子の甘酸っぱい香りと風景を眺めながら今年亡くなられたMさんを思い出す。Mさんとはここをよく一緒に歩いた。笑顔が浮かび、呼び掛けてくる声が何回かリピートする。

左【常福院へ】

 舗装された林道から山道へと入って行くが丸木の階段状になっていた。すこし整備されたのかな?と思ったがそれは上に行くほどに確信されるものだった。常福院の静かな佇まいに清々しい気持ちになったのは、いつにない登山者の少なさ故かもしれなかった。東屋や登山道、ベンチ、トイレなど新しくできていた。

左【高水山山頂】

 常福院のすぐ上の稜線にも新しく東屋があり、冬場なればこその展望があるのかもしれない。夏歩くにはとても暑い山だが涼むに良さそうだ。常福院の住職さんの夕涼みの場にもってこいかな?なんて!標識などもしっかりしたものに作り替えられたようだ。ひと登りして高水山山頂に着くと同様にベンチが増えていた。味気ないフェンスも大きなイヌブナも健在だった。midoriさんは「入口が無いよ〜」と、祠のような石塔に注目。側には入口付の祠もちゃんとあった。

 高水山山頂からの下りはかつて少々気を遣う斜面だったが、皇太子ご夫妻が歩かれて以来それほどでも無くなった。直後に娘と歩いてびっくりしたのを思い出す。木の根に注意するくらいだが、そんな話をしていた私が落ち葉に足を滑らせて尻餅ついた。「大丈夫?」と聞くmidoriさんだが「大丈夫じゃないから転ぶのよね」と母上の口癖を披露して自己ツッコミをいれる。それにしても私はいつもこうなのだ。かならず自分でオチをつける・・・(^-^;;

左【高水山山頂で】

 岩茸石山山頂には意外にも3,4グループがいた。落葉した山頂はいくらか広く感じられ、見通しも良かった。やや靄ってはいたが棒ノ折山方向も見えた。秩父方面の山並みの山座同定は難しい・・。山頂から少し先の広場で大休憩。休めばすぐに寒くなる。みな上着を着て持ち寄りのミニうたげ!大きなシノさんの小さなザックからドラエモンのポケットよろしく出るものを待つ。そしてプチッ!シューッ!かんぱーい!そしてワインにチーズ!人の多い山頂ではけっしてお見せできない光景かも・・(ほんの少したしなむ程度で静かです、けっして暴れることはありません^^;)。midoriさんのイチゴ、温かいコーヒーやカリン?のホットドリンク、それからホントはお汁粉もあったのに共同装備のコッヘルを○○さんが忘れてお持ち帰り・・・(;.;) でもこの埋め合わせは充分ついてます、シノさんありがとう\(^o^)/ 清水さんのお陰でホットワインも戴けたし\(^o^)/めでたし!めでたし!

左【惣岳山山頂で】

 「千鳥足だ・・・」なんて笑いつつ、岩茸石山からの下りに注意しながら惣岳山に向かう。分岐で捲き道を行かず惣岳山山頂に向かうや背後から「エ〜ッ・・・」とハモった声がかぶってきた。やっぱね、三山だから登らなきゃね!私は何回も登っているから良いのだけれどね!と口々に言いながら短い距離ながらチョットした岩場をよじ登っていく。それだけで山頂に着いた時には熱くなってきた。惣岳山山頂はお社が建ち広いが、木立に囲まれて鬱蒼としている。上着だけ脱いで先に進む。あとは下山だ。

 沢井駅分岐で沢井方面に向かうと5分ほどで林道に出た。あとはのんびりと駅へと向かう。たわわに実った柚子がこの辺りの名物らしい。柚子の温泉が近くにあることも初めて知った。機会があればいつか行ってみよう。

左【ままごとやで忘年会♪】

 沢井駅側の澤ノ井酒造ままごとやに着いたのは1時。予約は2時だったが早くてもオッケーということで早めに忘年会開始。素晴らしく磨かれたガラス戸越しの、眺めが良い部屋で、豆腐会席を戴きながら2時間ほどゆっくりと互いの労を?ねぎらった。この8ヶ月目新しい所は少なかったが、お陰様でそれぞれに楽しかった。滝子山の南陵と富士山展望と山頂での2時間におよぶ鍋パーティ(4/21)、檜洞丸の静かな雰囲気のシロヤシオ(5/19)、櫛形山のアヤメ(6/30)、暑い最中の陣馬山から高尾縦走とビアマウント(7/7)、大菩薩嶺ラクチンハイク(8/25)、雨で変更になった西丹沢の高松山(9/29)、紅葉と今期一番の寒気だった雲取山テント泊(10/27-28)、9月の予定を再びと西丹沢大室山から加入道山、そしてキャンプ場テント泊のあと紅葉と富士山展望の素晴らしい不老山(11/23)、そして今回が今年の締めくくりだった。来年も皆さんとステキな山行ができますように。