丹沢・不老山(ふろうさん928m)

 いつも通り過ぎていた山だったが・・
 好天に恵まれ富士山展望が素晴らしい!
 裾野は紅葉に彩られ美しかった!

 H16年11月24日(水)
  天気;快晴
  Member.3人(木村・篠原・石原)

右写真【落ち葉を踏んで】


 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)前日は大室山〜加入道山


西丹沢自然教室===世附===浅瀬ゲート8:10〜吊り橋8:25〜世附峠9:25〜展望場(金時公園分岐)10:10〜不老山山頂10:15〜展望場(金時公園分岐)10:20-11:30〜世附峠11:50〜吊り橋12:35〜夕滝12:40〜浅瀬ゲート13:00〜===中川温泉あしがら荘===大井松田IC
(所要歩程時間約4時間50分くらい・・休憩含む)


 丹沢にはよく行くのだが、この不老山は気にしつつまだ歩いたことがなかった。丹沢にはそんな山がまだいくつか残されている。しかし今回行ってみて、意外にも静かで素朴、そして富士山展望の素晴らしい山だと分かった。行って良かった!そう思える山だった。

左【世附川沿いの紅葉】

 前夜泊の西丹沢ウェルキャンプ場のテントを撤収し、丹沢湖畔へ。世附方面へと右折し浅瀬のゲートまで車で入った。道路は整備され狭いところもなく問題はない。駐車場から歩き出し、ゲートを通りすぎると、そのゲートを開けて車が入ってきた。一般車は入れないから先の工事関係者なのだろう。世附川沿いの林道は平坦で丁度見頃の周辺の紅葉を楽しみつつ歩いていった。

左【吊り橋】

 15分ほどで吊り橋に着いた。一人ずつ渡るようにと書かれているので順番に渡る。この日はシノさんが先頭だ。シノさんが無事ならオッケーだろうなんて冗談を言いつつ、木村さん、私と続いた。一人で歩いていてもけっこう揺れる。向こう岸に着いてもまだ揺れている気分だった。舟に乗っているような、はたまた二日酔いか・・といった感じだ。登山道はそこでまっすぐ行くのと右へと向かっているのと二手に分かれていた。右へと行ってみたがこちらは遠回りをしているようだった。15分か20分くらい歩いた頃だったろうか左からの道と合流しており、吊り橋からまっすぐの道を進めばそこで合流する。下山はそちらへ行ったが断然近いようだった。

左【世附峠:標識に金太郎さんが・・】

 峠までの登山道は苔むした倒木が目について、荒れているようでもあり、自然味あふれているようでもあった。かと思うと植林もされており、人工的な山でもあった。見晴らしは遮られているが、比較的歩きやすい道で、一部滑りやすい所があった。注意すれば大丈夫だが凍結しているとちょっと危ないので要注意。峠に近づくと右側が水路のように整備されている。

左【世附峠で】

 再び林道に出るとそこが世附峠だった。「ここまで車で来れるなら車がいい」とシノさん。確かに!(^-^) そこには湯船山へのハイキングルートや不老山までの説明書きがあった。自生植物などきれいな絵入り解説付!皆で見入ってしまった。湯船山、三国山方面に向かうルートも魅力あるが、通り抜けるとなると交通の便がちょっと辛いなぁ・・・とつぶやく。

左【好展望場】

 峠で小休止してから再び歩き出す。途中富士山の展望場があり、期待以上の展望に嬉しくなってしまった。不老山山頂かと思ったところは金時公園方面への分岐で、ここで初めて単独男性とすれ違った。そこは素晴らしい冨士の展望場でベンチがあったが、ひとまず5分ほどの山頂へと向かった。山頂は展望がよくなかったがそこそこ広い。曇りで富士山が見えない日ならここでごろりとしたいような雰囲気だった。再び分岐の展望場へ戻り、大休憩。食べ過ぎ(飲み過ぎ?)で朝あまり食べられなかった私もやっとお腹が空いてきた。ゆっくりしていると単独の男性が次々と登ってきた。

 風もなく、日射しも暖かく、好展望。こうなればこの山が一際素晴らしい山に映ってしまう。来て良かったと心底思ってしまった。見事な富士山を楽しみながらシノさんの若かりし頃の山歴やためになる話を聞けて、それも良かった。とても充実したひとときだった。

左【夕滝と紅葉】

 充分堪能し、同ルートを下山。朝は気付かなかったリンドウや可愛い小菊が咲いていたのだった。途中世附峠で小休止した後一気に下った。そして吊り橋を渡った後、左へ5分くらいの場所にある夕滝を見に行った。思ったより上の方から流れ落ちており、思わず歓声。日が高くなって世附川沿いの紅葉は一段と輝いて見えた。

 このあと中川温泉のあしがら荘へ。ここは宿泊施設なので入浴時間は3時までに限定される。露天風呂もあり、広くてきれいだ。一人700円。