長野県上田市;独鈷山
(とっこやま  1266.3m) (
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※GW日程全五日(二日目:善光寺⇒長野県信濃美術館東山魁夷館⇒独鈷山)
(1日目三峰山、2日目独鈷山、3日目角間山、4日目稲含山三ツ岩岳、5日目笠丸山

 耳慣れない名前の独鈷山ですが、展望が良くお花も咲く山だとトシちゃん情報です^_^; 善光寺にまだ行ったことがなかったので、先に空いていそうな朝方善光寺参りをしてから独鈷山に行くことにしました。麓の桜が満開で見事でした。(記録は独鈷山を先に、善光寺を後にします) 
H23年4月30日(土)
天気;曇り時々小雨
Member.2人(トシちゃん&sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む。=は乗り物) 
登山口13:45〜独鈷山15:29-31〜登山口16:35〜お花見

↑ 麓の桜、中央奥に独鈷山


トラック


 午前中は長野市にある善光寺にお参りし(記録は下記)、予定通り独鈷山へと向かいます。

登山口に着くと満開の桜に目を見張りました。
ところが天気予報は良かったはずなのに曇り、今にも泣き出しそうな空。
展望が良いと聞く独鈷山・・・登山口に着いてどうしようか、しばし迷います。
このままお花見でもいっかぁ〜(^^ゞ



 でも時間がたっぷりありますし、せっかくの機会ですから行ってみましょうか。

 支度していると下山者二グループ、最初の年輩の方に情報を戴き、とにかく登ってみることにします。
 ところが歩きだす頃には雨。傘をさしていくことに。展望が駄目でもお花が咲いているかもしれない・・・


 と、ありました、ありました♪ 珍しいものではありませんがお花のパレードです。

【タチツボスミレ】

【タチツボスミレ】


沢沿いですから

 
【ヤマエンゴサク】

【エイザンスミレ】

【ハシリドコロ】

【ワチガイソウ?】


 兎小屋のようですが、登山口には丑の小屋があり、続いて寅の小屋がありました。もっと下には子の小屋があったのかもしれませんがどうだったのでしょう?

 この先ずっと十二支が続くのかと思ったら今年の干支がひとまず最後でした。一年ずつ増えていくのかもしれませんね?

山に入れば静かな登山道。

 
 
天気が下り坂だったせいか、
下山するまで誰にも会いませんでした。

 幸い雨が止み、山野草を楽しみながらゆっくり登っていきます。・・・が、このあとも降ったりやんだり。 【ムラサキケマン】

 寄り添っている木
 シロバナエンレイソウ

 「ここより急に・・・」と書かれてました。

 下りは滑りそう・・雨が降らないと良いのだけれど・・・
【ヒトリシズカ】

【タチツボスミレ】

 【ユリワサビ】

【ミツバツチグリ?】

【キケマン】

 
 


  その上「かつらく注意」の看板。

 この先?と思い気にしながら行きましたが下る時の注意だったようです(もちろん、登りでも注意は必要)。


 ひたすら登り坂で稜線に出ると後3分。
 最後の登り♪頂上は目の前。

独鈷山山頂


 
ぐるり360度の展望台・・・
北アルプスの常念岳が見えるそうですが残念。


 気温は12度。風が強く体感温度は低く感じました。雨で下りの急坂も心配だったため、写真だけ撮って2分ほどで下山です^_^;


 
 要注意箇所はココ。走るような勢いで下ってくると、そのまま前方に滑落してしまうような場所でした。気をつけて下りれば大丈夫ですが、滑落事故が多い場所なのだそうです。
 落葉樹林は好きですが、下山時の落ち葉に注意。

 途中の展望もかすかに見えるだけ。
 宮沢口へ。ぐるり周回ルートのつもりでしたが同ルートの下山です。  

 雨の時は苔が美しい。
 で、雨の時の渡渉は気を遣います。渡渉は3回くらいだったでしょうか。雨でなければ問題ないと思います。

 渡渉は下りる時の目安にするため登りでチェックしながら行きますが、数が多いと覚えきれません^_^;

【土筆】

【カキドオシ】


 登山口に到着。

 思わぬ満開の桜でしたから、お花見もしていきます♪
 
多くは寄付なのでしょうか、
それぞれの木に名札がありました。

千本桜と入口に書いてありましたから
まだまだ木が増えそうです。
 
きんさん、ぎんさんと名札がついてます。

 

 
こちらは愛子さまのお誕生を祝しての
植樹のようです。

 
中央奥に独鈷山


お天気と展望は残念でしたが
思わぬお花見ができてラッキーでした。



独鈷山の前に朝一で善光寺へお参り。

美術館の方に車を置いたので
こちらは参道の方ではありません。


小林一茶と種田山頭火の句碑

 
 

 ↓

 

 ↓

 
本殿(国宝)


善光寺はいずれの宗派にも属さず
天台宗の「大勧進」と25院、浄土宗の「大本願」と14坊によって
護持・運営されているそうです。
 
本殿前のお線香台の下には
ご開帳の時に立てる柱(大回向柱)の穴があります。


数え年で7年に一度のご開帳は御本尊に触れて
ご利益があるのだそうですが、
ニュースによるとものすごく混みます。

最近ではH21年4/5〜5/31でしたので
次回はH27年になります。

善光寺HPより

七年に一度の盛儀に、前立本尊さまとのありがたい結縁。

善光寺本堂に安置される御本尊一光三尊阿弥陀如来は、白雉5年(654)以来の秘仏。その後、鎌倉時代に御本尊の御身代わりとして前立本尊が造られ、拝されるようになりました。
前立本尊は、ひとつの光背の中央に阿弥陀如来、向かって右に観音菩薩、左に勢至菩薩が並ぶ、善光寺独特の一光三尊阿弥陀如来のお姿をされています。普段は御宝庫に安置されていますが、七年に一度の御開帳の時だけ、特別にお姿を拝むことが叶います。
中央の阿弥陀如来の右手に結ばれた金糸は五色の糸にかわり、白い善の綱として、本堂前の回向柱に結ばれます。その回向柱に触れることは、前立本尊に触れるのと同じこと。ここにありがたい結縁が生まれ、その功徳ははかりしれません。

HPより以上。

 
本堂の前にいると突然その辺りの人が
一列に並び始め、最初は何事かと!^_^;

 
丁度、浄土宗大本願住職様の
お数珠頂戴が始まるところでした。

 
何が何やら分からぬままにお数珠頂戴して
本堂の中へ。って、sanaeの実家は浄土宗、
トシちゃん家は浄土真宗。でも知らないことばかりです^_^;

それでも何やらとてもご利益があったようで嬉しい気分^_^;


中(外陣=げじん・無料)でお参りしした後、
その奥の内陣、内々陣(500円)を見学。

内々陣では御本尊の下の暗闇を歩く御戒壇めぐりを体験。
右の壁を伝って歩くとはいえちょっとドキワクでした。
これで極楽浄土が約束されると言われています、ラッキー?(^^♪
 
珍しい体験でした。


境内を散策
朝早いので人が少なく静かです。



昨年も来たのですが人が多くて
駐車場に入れなくて入るのを止めていました。



やはり朝一で来て正解でした。




 

忠霊殿へ
中には善光寺資料館があり、
DVDでいろいろ勉強になりました。

 
表参道の方に行くと濡れ仏

 

 
六地蔵

 



山門

 

 
東日本大震災のお見舞い文

私達もお参りしてきました。
一日も早く原発が収束して
被災者の方々の生活が再建されますように


 
仁王門


親鸞聖人が宿泊されていたという
もっとも歴史ある宿坊

 
 
参道
地元の人の通行路でもありました。

 
復元されている灯篭





 
 


仲見世通り

 
有名なフレーズ
「牛に引かれて善光寺参り」
観光案内所内で

 



私の祖母が、善光寺参りをとても楽しみに
していたのを思い出します。
昔の人はこうしたお参りと温泉が何よりの楽しみでした。
 
 散策を終えて戻る時、
丁度鐘楼から鐘を撞く音、10時でした。

 
境内の外に出るとレンギョウが満開。

 
近くの城山公園


公園を通って長野県信濃美術館へ
東山魁夷館だけ見学してきました。

 


(三日目に続きます)

(1日目三峰山、2日目独鈷山、3日目角間山、4日目稲含山三ツ岩岳、5日目笠丸山