今回のトラック(赤線) 青線は入れていったルート |
||||
土曜日夜9時過ぎに出発。ETC割引の時間を気にすることなく中央道諏訪インターを下り、途中の蓼科湖駐車場でトイレ休憩。そのまま女乃神茶屋の登山口へ。ところが今年の9月に通った時あった簡易トイレが無い・・・^^;。設置されて喜んでいたのに、どうやら冬季は撤去されるようです。ということで今回もトイレを借りられるピラタスロープウェイへ戻ることにします。到着は1時ごろ。今回も車は数台停まっているだけ。夜間でもトイレが使えるので助かります。 6時ごろ起床。5時間くらいの睡眠、まぁまぁとれたほうです。思ったより寒くはありませんでした。それでもカップ麺で温まり、トイレを済ませてから登山口へと移動。 |
||||
登山口の駐車スペースは雪が多いと雪かきの積み上げられた分狭くなっているのですが、積雪が少ないため広く感じられました。 先着の車は一台。着替えずにきたので、着替えやら準備やらしているうちに次々と車が来ては皆さんどんどん登っていきます。 一方我等は今シーズン初めての雪山装備とあって、モタモタするばかり。ピッケルとアイゼンは一先ずザックに括りつけていくことにしますが、アレッ?紐が届かない・・とか何回かやり直す始末でした^^; |
||||
車道は除雪され、温度もマイナス一度とそれほど寒くなかったせいか凍結もしていませんでした。 | ||||
登山口。既に前日(土曜日)には大勢の人が登られたのでしょう、踏み跡がいっぱい。 | ||||
積雪は少ないなぁ・・と話しながら踏み固められたトレースをたどります。 | ||||
積雪期のこのコースは何回か歩いていますが、一度だけトレースが無くてほぼ90度角で曲がるところが分からず少し先まで行きかけたことがありました。なので侮ることなくGPSにはルートを入れてきたのですが、今回はまったく問題無く進んでいきます。 | ||||
カサカサと音を立てる落ち葉も良いものですが、歩くたびに雪で倒された笹が音を立てるのもまたこの時期ならではの楽しさ♪ でも前を行くトシちゃんの話す声が聞き取りにくかったりして・・・^^; | ||||
笹原や落葉松林を過ぎると次第に岩々の登りに。 | ||||
上から振り返るとそこそこの積雪に見えます。 | ||||
動画(音量にご注意ください) |
||||
動画(音量にご注意ください) |
||||
振り返ると次第に見えてくるのは先ず中央アルプス。 | ||||
中央アルプスと御嶽山 手前は八子ヶ峰、雪は殆ど無いですね。 |
||||
南アルプスも。 | ||||
2120mと書かれたところで偶然にもGPSのバッテリー切れ。ここで交換し10分ほど休憩。地図には2113.3mPとなっていますが、標識はなぜか2120m。下山時に寄りますが、左手には三角点があります。 休憩中に早くも単独の若い男性が下りてきました。山頂は風があって寒かったそうですが下りでは薄着にも関わらず汗をかいていました。熱かったので上着を脱ぐつもりでしたが、また着直さねばならないようなので、汗をかかない程度にのんびり行くことに・・・って、急げませんでしたけど^^; この休憩中に二組先行。お一人山スカの山ガールさんもいらっしゃいました。可愛いですね。 |
||||
途中から霧氷。 気温はマイナス2度。 |
||||
ところどころにこうしたビューポイント! 南アルプス |
||||
ますます綺麗な霧氷です♪ |
||||
ようやく森林限界を越えヤレヤレ♪ 岩場には可愛い海老の尻尾がずらり。 |
||||
視界が広がり、風が一気に冷たくなりました。 | ||||
岩場を登りきると目の前に蓼科山頂ヒュッテが見えてきます。雪が多い時は森林限界を越えた所で直登できるのですが、少ない時は岩場で足をとられますから遠回りでもこの小屋の方へ回る夏道ルートで行った方が無難です。 | ||||
小屋には寄りませんでしたが今年2010年の営業は10月31日で終了。小屋開けは来年のGWだそうです。 | ||||
蓼科山頂ヒュッテの分岐から山頂へは2、3分。 | ||||
蓼科山山頂。ひろ〜い山頂の周囲には何一つ遮る物の無い360度の素晴らしい展望!♪ | ||||
動画(音量にご注意ください) |
||||
八ヶ岳 |
||||
八ヶ岳と右に南アルプス |
||||
中央アルプスとその右に御嶽山 |
||||
左に中央アルプス、真中に御嶽山、右に乗鞍岳 |
||||
左端御嶽山、中央から右へ乗鞍岳方面〜北アルプス 槍穂も見える♪ |
||||
北アルプス、後立山まで一望 手前に中信高原 |
||||
浅間山方面 |
||||
いつものこととはいえ、この日は体が重く、足も上がらず辛い登りでしたが、素晴らしい眺めを目の前にして嬉しくなりました♪頑張って登った甲斐がありました。 山頂は強い風ではありませんでしたがとても冷たくて、すぐ下山する人が多い中、私達は寒くてもこの展望を少しでも長く楽しむことにします。←物好き^^; |
||||
少し下った場所、八ヶ岳を眺めながら |
||||
温かいうどんを・・・ ところが私のガスが弱く一向温まりません。・・・あっ!冬用のガスじゃ無かった!それに雪面に触れていたし・・・(@_@;) トシちゃんのは大丈夫だったので無事美味しいおうどんを戴きました♪こんなこともあろうかと、ガスはいつも2人とも持ってきます。二つとも点かなかったら?そういう時は行動食で済ませますが、この日は寒かったら簡単に済ませようとパンも持ってきていました(^^ゞ ここでもまた雪山装備に不備!寒い中おうどんをやってみて良かったデス^^; |
||||
山頂でのんびりして、下りようとした時、山頂から下りてきた若い男性としばしおしゃべり。登ってきた時三角点の場所を聞かれたのですが、はてどこだったっけ?と失念。地図では山頂標柱の場所ですが、祠の場所だったか山座同定盤のある場所だったか・・と曖昧な返事をしていただけに確認すると山頂にあったということでした。我等は展望に気をとられ、今回も気にせずすっかり忘れておりました^_^; | ||||
10分ほど話していたでしょうか、いつまでも話していたいようなとても感じのいい青年でしたが寒くなってきたのでお先に下山することにします。山頂にはなんと1時間40分もいたことになります。寒いせいでしょう、殆どの人が山頂にタッチするように5分ほどでサッサと下りているのに、我らホントに物好きです^_^; さらに写真撮ったり景色を眺めたりしていたので間もなく先ほどの青年に追いつかれ、また話しかけるトシちゃん^^; 楽しい時間をありがとうございました。本当にまたどこかでお会いしたいですね(^0_0^) |
||||
南アルプス |
||||
|
||||
南アルプスを眺めながら森林限界から樹林帯へ |
||||
下りはこのように大展望を目の前にして。 こちらは中央アルプス、木の陰に御嶽山 |
||||
岩ゴロの雪道、結構歩きにくい・・・ 下りは私達が最後でした。もう登ってくる人はいないだろうと思っていたら単独の若い男性が登ってきました。「山頂は一人占めですよ」と声をかけたら笑って「今日は寝坊して出遅れちゃいました」と。若いから、もしかしたら追いつかれちゃうかなと思いながらこちらは足元に気をつけながら慎重に下りて行きます。 |
||||
「カノジョ〜、急いで下りても中央道混んでるから途中でお茶していかない?」なんて戯れ、「相手を選ぶか・・」と相変わらず自虐ネタで引っ張るトシちゃん。「また今度ね〜」と期待通りの素気無い言葉を返します。 2120mポイントに着きました。ここで、 sanae「誰にも声かけられなかったからお茶付き合うわ〜」とお返事(笑; |
||||
トシちゃんがお茶席を用意している間にすぐそばの三角点まで行ってみました。木に囲まれ展望なくて残念。 | ||||
コーヒーを飲みながら目の前の景色を観たり、モブログしたりしているうちにあっという間に30分くらいたってしまいました。ホントにさっきすれ違った若者に追いつかれちゃうかも・・・と2人でまたまた思ったのでした(^^ゞ | ||||
朝よりだいぶ雪が融けています。 | ||||
さらに下に行くとすっかり融けてました。 | ||||
登山口着15時。 | ||||
駐車場にはすれ違った若者の車と二台だけ。 荷物を片付け終えたところでその若者も下山してきました。やっぱり速い!地元の人でしたから「登りたい山がいっぱい周りにあっていいなぁ〜」なんてトシちゃんが言ったら「是非信州に住んでくださいよ」と(^-^) 今日はいろいろな人に出会ってはいましたが、殆どが挨拶程度でしたから、少し立ち話した元気な3人の若い単独男性が爽やかで印象深かったです。 |
||||
温泉は早目に途中の小斉の湯へ。700円。内湯だけで済ませましたが、露天風呂も男女二つずつ、家族風呂一つあります。女風呂には浴槽のすぐ側に大きい金魚がいっぱい泳いでいてビックリでした。 9月に泊った親湯ホテルの近くだったので、3か月前のことなのに懐かしく、そしてその時寄った美味しいお蕎麦屋さん、長寿更科にも寄ったのでした。 |
||||
お蕎麦は大盛りにして。新そばで美味しかったです♪お土産に生そばも買って、翌日すぐまたいただきました。 お土産は他にサンふじりんごと季節の野菜。土地の名物を買ってこれるのも山歩きの楽しみですが、いつもお店が閉まっていることが多く、今回は久々のお買い物でした。 混んでいると思った中央道は意外にも空いていて、9時前には帰宅。今はもう師走なんですよね・・・しかも紅葉は終わってスキー場はまだこれから・・・空いているはずです。山は今がチャンス!^_^; |
||||
|
||||
北八ケ岳・蓼科山 (クリック地図)(たてしなさん 2530.3m) |
||
|
||
今シーズン初の雪山歩きでしたが積雪はまだ少なく、下山時の登山道は大分融けていました。天気は快晴、山頂は寒かったのですがアルプス一望♪ 思ったより人は少なく、のんびりと静かな山歩きが楽しめました。1997.4/6;1999.11/3;2003.01/26;2006.11.5;2007.1.8;2007.12.8;今回(2010.12.12)で7回目 |
||
H22年12月12日(日) 天気;晴 Member.2人(トシちゃん、sanae) 【コ ー ス】(〜は歩) 蓼科山登山口1730m(女乃神茶屋)7:30〜2113.3P8:50-9:00(10分休憩)〜蓼科山頂ヒュッテ10:40〜蓼科山山頂10:45-12:25(1時間40分休憩))〜(同ルート下山)〜2113.3P13:40-14:10(30分休憩)〜蓼科山登山口(女乃神茶屋)15:00 【所要時間:約7時間30分(行動時間約5時間10分)】 【標高差:約800m】 |
蓼科山山頂 |
|
|