トラック
旭又コースを往復



 5日から9日までは予定通りでしたが、残り3日間は天候悪く臨機応変に変更でした。

8/5(木) 山形:月山&花笠まつり ⇒ 変更なし
8/6(金) 秋田:太平山&竿灯まつり ⇒ 変更なし
8/7(土) 青森:ねぶた祭り&花火大会 ⇒ 変更なし(変更→8/9玉川温泉宿泊予約)
8/8(日) 青森:八甲田山&五所川原立倭武多(たちねぷた) ⇒ 変更なし
8/9(月) 秋田:森吉山&玉川温泉 ⇒ 日帰り湯を宿泊に変更
8/10(火) 和賀岳or真昼岳 ⇒ 焼山に変更後、体調を崩し中止。日本海へ(海の幸)
8/11(水) 鳥海山 ⇒ 天候不安定なため順延。男鹿半島の真山〜本山に変更
8/12(木) 神室岳(山形・宮城) ⇒ 鳥海山に変更、悪天候のため中止。世界遺産平泉。 

※お花の名前など間違っていたらごめんなさい。 


 順番で言えば鳥海山に登っていきたかったのですが、竿灯まつりを見るため、帰路寄ることにしそのまま北上。体力的、日程的に止むを得なかったのですが後半は天気が悪くなり結果は登れず残念でした。

 途中の道の駅で休み、朝起床後旭又の登山口へ移動。

 すれ違いに気をつかいそうな林道を進んでいくと広い駐車場。トイレもあります。
 仁別自然休養林、旭又キャンプ場を目指していきました。

 駐車するや周囲にたくさんのアブに取り囲まれたじろぐ私達。八ヶ岳編笠山の恐怖が甦ります。このまま引き返そうかとマジに思いました。

 でも既に駐車場の車が沢山あり、次々に車がやってきます。車の外に出ている人はアブを払う様子もなく平然とスタート・・アレ?

 排気ガスが納まるのを待って私達も外へ。あれほどいたアブは殆どいませんでした。心配でネットを被って出発しましたが、このあとも付きまとわれることは無かったので間もなく外しました。
 出発する頃には大勢の白装束の方々も到着され、信仰の山であることが分かります。

 私達は一足お先に広い駐車場からそのまま登山口へ。


 しっかりした登山口。
 さすが地元で親しまれているのが分かるような登山道。

 赤倉岳分岐を左に見て直進。

 いろいろなコースがありますが、1000m前後の山塊ながら熊も出没するのだそうです。
 トリアシショウマでしょうか?

 この時期ですからお花は殆ど咲いていないのだろうと思っていましたがこうして所々で楽しめました。その上緑がとてもきれいです。


 風は殆ど無かったのですが、森林の中は気持ちよく歩けました。この時はまだ・・・

 普通に歩いていた我らですが、しばらく誰もいなかったのに、単独の女性がすぐ後ろにいた時はビックリ。

 山頂までの所要時間をトシちゃんにはザックリと約6時間(休憩を含めて)と言ってあったのですが、その女性が追い抜いていく時に「山頂までどのくらいかかりますか?」と聞くトシちゃん。2時間と・・・と言いかけた時「遅いペースだとどのくらいですか?」と聞き直します^^;
 「3時間ちょっとかかるかも・・」と聞き、トシちゃんガッカリしてます(笑; もう・・・アナタはいったい何をしにきたのですかぁ・・・(-_-;)

 その女性はあっという間に後ろ姿が見えなくなりました、ハヤッ!(@_@;)

 二回目のしっかりした弟子還沢の橋を渡り徐々に高度を上げて行きますが、


 すぐに御滝神社。

 休むにはまだ少し早いので休憩中の方にご挨拶して先へ。すでに登られて下山中の方だったのかもしれません。
 一際鮮やかなクルマユリ。見られて嬉しくなります♪

 木の根がむき出しの登山道。
 雨などで濡れると滑りそうですが、晴れていれば階段状で歩きやすいかもしれません。

 歩いていて「根っこさんごめんなさい・・」という感じです(^^ゞ

 標高530m辺りで気温25度。


 大きく豊かなブナ林、広葉樹林ならではの山道を踏みしめ、クルマユリに癒されながら。
 樹林帯の隙間から見える稜線。

 前後して歩いていた地元のご夫婦と話しながらでしたので、いろいろと様子が伺えて助かりました。予定では旭又コースを登り宝蔵岳の方から旭又へ戻るつもりでしたが、宝蔵岳直下の鎖場が気になってその様子を聞くと下りは止めた方が良いというアドバイス。今回はのんびりと歩きたかったので即止めることに決定です^_^;

 竿灯まつりのベストポイントや温泉の事なども教えていただきました。感謝です。


 
 インパクトのある赤いお地蔵さまが目に入り、広い場所に出ると、そこが御手洗でした。

 ベンチもありますので一休み。
 側には飲める御手洗の池。冷たくて美味しかったです。とても暑かったのでトシちゃんはゴクゴク飲んでました(^_^)v ひしゃくがいくつかあります。

 私は生水飲みすぎると後が怖いのでほどほどに(^^ゞ きっと暑いだろうと思い水分は常に十分持ち上げです^_^; 今回は広口テルモスに氷をいっぱい詰めていたので冷たくて最高でしたよ(^_-)♪


 
 さすが信仰の山、お地蔵さんも愛されてますね。寄り添う姿は夫婦でしょうか、人の和でしょうか。
 振り返った時、このブナ林の美しさに目を見張りました。
 

 シダも美しい。

 暑くてトシちゃんチョットばて気味。私もだんだんペースが落ちてきました。 
  途中にツルリンドウ。

 
 ようやく萩形コース分岐。鐘があります。ここまでくれば山頂まではあと一息。
 ガスがかかっていましたが一時さっと山頂が見えた時、まだあれだけ登るのか・・・と思うほどきつかった!^^;

 でも秋や春ならば、きっと気持ちのいい山のはずだと感じました。


 アカモノの実?
 山頂手前の鳥居。山頂はガスってきてしまいました(涙)

 
 山頂到着。登りきった所に立派な参籠所(山小屋)。神主さんもいらっしゃいました。
 その前には立派なトイレの建物。10/12〜6月上旬までは閉鎖だそうです。

 そしてこちらも立派な太平山三吉神社(奥宮社殿)。

 平成20年9月に火災で焼失し、翌年8月に山小屋、翌々年秋に奥宮が再建されたそうで、どうりで新しいと思いました。
 社殿の側には一等三角点。  

 当然展望が良いはずですが生憎のガス。

 気温は27度。
 この鳥居の先には男鹿半島も見えるそうです。小2のお子さんと登っている若いお父さんと話しながら長居して晴れるのを待ちましたが残念でした。

 この日は北アのほうも天気予報が悪く、この山に登ってきたという静岡のグループもいました。随分と大きな方向転換をしたものだとビックリ。 

【ツリガネニンジン】

【オトギリソウ】

 一向に晴れる気配がありません・・・・

 山座同定盤でだいたいの方角を眺め、諦めて下山することにします。

【キツリフネ】

【オトギリソウ】

【アカモノの実とツルリンドウ】

【シロバナニガナ】

【オオバギボウシ】

【ニガナ】

【ワレモコウ】

【】

 山頂直下には小さな池がありました。
 同ルートを戻ります。

 再び御手洗。休憩せずに通過。

見事なブナ林

 
 
秋の紅葉、春の新緑もさぞやきれいなことでしょう。

 

 御滝神社。ここで山頂で会った親子が休憩していたので我らも最後の小休憩。

 鳥居は山岳信仰のシンボル。途中で白装束の方を含んだ団体さんとすれ違いましたが、かなり年配の方がいらっしゃいました。今夜は山頂の小屋でお泊りだそうです。翌朝のご来光と360度の展望が楽しみなことでしょう。いつかまた登って泊ってみたいものです。
 あとは緩やかにのんびりと下るだけ。

 ツリフネソウ
 往きも帰りも宝蔵岳への分岐点に気付かず下りてきてしまいました^^;

 駐車場に到着。

 片付けて帰る支度をしていると、山頂で会った親子が丁寧に挨拶しにきてくれました(^^♪ 今度はご家族全員で来られるといいですね。

 アブの出現に備え、エンジンは車に乗ってからかけて秋田市へと向かいます。

 途中、秋田温泉(520円)に入ってさっぱりし、
竿灯まつり見物へ。


明るいうちに到着したため
その準備段階から見ることができました。



順番を待ち、ろうそくを入れ始めました。


 
普通のろうそくなんですね。
提灯も長年大事に使われている様子が見られます。


 





 

いよいよろうそくに点火

順番に会場の大通へと移動がはじまります。


 
立ち上げて



やはり「がんばろう東北」の文字


 
 
目の前で繰り広げられる技


 
かなり重いはずなのに
(一本約50キロとか)
一つをそれぞれ数名でサポートし
途中上手に交代しながら
実際には一本を一人で操っています。


 
しかも額だったり・・





 
 
掌だったり、肩だったリ、腰だったり・・・


 
よくぞこの伝統芸が続いているものです。



【秋田市のHPより抜粋】
 竿燈(国重要無形民俗文化財)の起源は、宝暦年間(1751〜63)に遡ります。豊作祈願と古くから伝わるねぶり流し(不浄を祓い悪霊から身を守る)行事が結びついた禊ぎの行事です。
                                                       【以上】



この素晴らしい技は
秋田県民の誇りではないでしょうか!
 

 



 

 


 
ゆらゆら揺れる光の稲穂


 
ぶつかりそうになって、間をとるときに倒れてしまうこともあり
そのたびに観客のどよめきと応援する声が飛びます。

わざと寄ってその両者のバランスを魅せることもあり
その絶妙な動きに感嘆のため息がもれます。



竿をどんどん長くして
かなりしならせる技は
相当な熟達者のようで
しきりに拍手が湧きあがってました。


 
 

最後に記念撮影をさせてもらえるという
サービスもありました。



 
 
一つの提灯だって
こんなに大きい!

 

動画です(音量にご注意ください)



 太鼓など打ち鳴らし、賑やかなお囃子の音と「どっこいしょ」の掛け声で盛り上がり、いつしか一緒に「どっこいしょ」と言ってました。

まぁ、いつも言っているフレーズですが^^;
いやいや、違うんですよ、こちらは勢いがありますから(^O^)


東北の復興、繁栄を心より願っています。


東北;太平山 & 竿灯まつり
(たいへいざん  1171m) (
クリック地図


 二日目は山形から秋田へ。竿灯祭りを見るために距離的に行きやすい太平山にしました。標高1171mでは東北といえども暑いのを覚悟しなければなりませんが、汗かきながらも秋田の人達に愛されている里山に登ることができました。素晴らしいブナ林は春や秋も素晴らしいのだろうな・・・と思われます。
H23年8月6日(土)
天気;晴。
Member.2人(トシちゃん&sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む。) 
旭又登山口P8:22〜御手洗10:27-36〜萩形コース分岐11:36〜太平山山頂11:49-13:05〜御手洗13:55〜旭又登山口P15:20
(所要時間約7時間・・休憩含む)


↑ 太平山