東北;月山 & 花笠まつり (がっさん 1984m) (クリック地図 ) |
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夏休みは南ア方面の予定を変更して東北へ。昨年の秋には白神山地や下北半島恐山、裏岩手、今年の2月には福島の西大巓や裏磐梯、宮城の蔵王を歩いていましたが3月11日の震災後初めてです。鎮魂と復興を願い、東北の夏祭り見物と併せて歩いてきました。 | ||
H23年8月5日(金) 天気;晴。 Member.2人(トシちゃん&sanae) 【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む。) 姥沢P8:35〜リフト乗り場=(ペアリフト)=リフト上9:05〜分岐9:16〜牛首10:05〜月山山頂11:05-12:05〜牛首12:47〜休憩12:59-13:10〜金姥13:22〜姥ヶ岳山頂(1670m)13:40-53〜リフト乗り場(上)14:13=(ペアリフト)=リフト下(昼食)14:26-55〜姥沢P (所要時間約6時間・・休憩、乗り物含む) |
↑ 月山から姥ヶ岳へ。背後奥に月山 |
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トラック |
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今年は南アルプス方面をテントで縦走・・というプランがあったものの、いろいろと忙しくて準備不足でした。テントを持っての山行はほとんど出来ていませんでしたから当然体力に不安ありです(-_-;) 決断がつかず行き先を決めかねていました。そこで気になっていた東北に決めたのがようやく一週間ほど前・・・^_^; 今回東北に決めたのはやはり3月11日の震災、津波、原発事故・・一連の災難に少しでも復興の手助けになればとの思いからでした。主に車中泊の山旅ではたいしたお役に立ちそうもありませんが、それでも一人でも多くの人が行けば少しは活気が出るかもしれません。 鎮魂と復興を掲げている東北の祭りや花火を組み合わせて、急きょ決めた登山プランが決定したのは実は二日ほど前でした^_^; 予定と実際は次の通り。5日から9日までは予定通りでしたが、残り3日間は天候悪く臨機応変に変更でした。 8/5(木) 山形:月山&花笠まつり ⇒ 変更なし 8/6(金) 秋田:太平山&竿灯まつり ⇒ 変更なし 8/7(土) 青森:ねぶた祭り&花火大会 ⇒ 変更なし(変更→8/9玉川温泉宿泊予約) 8/8(日) 青森:八甲田山&五所川原立倭武多(たちねぷた) ⇒ 変更なし 8/9(月) 秋田:森吉山&玉川温泉 ⇒ 日帰り湯を宿泊に変更 8/10(火) 和賀岳or真昼岳 ⇒ 焼山に変更後、体調を崩し中止。日本海へ(海の幸)。 8/11(水) 鳥海山 ⇒ 天候不安定なため順延。男鹿半島の真山〜本山に変更 8/12(木) 神室岳(山形・宮城) ⇒ 鳥海山に変更、悪天候のため中止。世界遺産平泉へ。 ※お花の名前など間違っていたらごめんなさい。 |
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前夜出発して夜中の2時半ごろ月山スキー場の駐車場に到着。満天の星空でした。 期待した通り、仮眠して起床すると気持ちの良い晴天でした。 でも朝日連峰方面は残念ながら雲がかかっています。 |
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高速を下りて駐車場に着くまでの間にコンビニが無く、朝食は持ってきたカップ麺。山は携行食で間に合わせることにします。 | |
広いスキー場の駐車場。 | |
トイレもきれい。スキー場なので更衣室付きでした。 | |
今回、トシちゃんはおニューの軽登山靴。今までの靴底がツルツルだったので新調しました。さすが滑らずに歩きやすかったようです。 メーカーはキャラバン。主に日帰り用ですからお手軽価格。しかも一割引きのバーゲンで一万円ちょっとの代物です。悪天候を考慮してそれぞれ予備も持って行きましたが、ずっと同じ靴ですみました。靴ずれも起こさず快調だったようです。良かった、良かった! |
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駐車場から歩きだし姥沢小屋方面へ。 | |
小屋というには大きな姥沢小屋が見え、手前にも小さな小屋。 | |
ここで環境美化協力金200円(一人)徴収。係りの人は大変かもしれませんけどこれは必要かもしれません。 | |
登山道への分岐を右に見送り、今回は夜中着で寝不足ですから迷わずリフト乗り場へ。一番楽なコースをチョイスです。 営業時間は8:00から16:15(上り。下りは16:30まで)。往復1000円、片道560円。こちらも迷わず往復券購入です(^^ゞ |
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月山は今回で2回目。前回は湯殿山からでしたからこちらからは初めてです。 月山は雪が深いですからスキー場の営業は4月から7月まで。どうりでリフトが地面に近いです。この日このリフトの下を草刈り整備中でした。お花は残してあり、今はヨツバヒヨドリとリンドウがちょうど見頃でした。 |
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左に姥ヶ岳方面。正面はきれいな青空♪ | |
リフトを下りて。 | |
【シロバナニガナ】 |
【】 |
間もなくニッコウキスゲが見られ、足が止まります。 | |
ふりかえると朝日方面は相変わらずの雲。真っ白できれいですがお天気はどうなのでしょう? | |
姥ヶ岳との分岐ですが、先ずは右の月山へ。 | |
この日は平日ですから人が少ない・・・と、この時は思っていました。 | |
登山道にそってロープが張られていますが、登山道を外れて中に入っている一人の女性がいました。月山は信仰の山で白装束の方も多いですが、その単独女性はその白装束の装いでした。 | |
「ロープがありますよ」とトシちゃんがやんわりと声をかけ通り過ぎます。 | |
見れば周囲には花がたくさん咲き、何人も歩いているような踏み跡が延びていました。他にも大勢の人が入っているらしいと分かります。 「そちらも登山道ですか?」と聞きますと、「いえ、ただ写真を撮っただけ」というお答え。一眼らしい立派なカメラを提げていましたが、なんとも残念。修験者の装束で尚更がっかりでした。 |
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【ヨツバヒヨドリ】 |
【タテヤマリンドウ】 |
朝日方面、相変わらずの雲。 | |
【ハクサンチドリ】 |
【マルバシモツケ】 |
【イワイチョウ】 |
【チングルマ】 |
ニッコウキスゲ、まだ蕾もあります。車山だったら鹿に食べられてます^_^; | |
チングルマやイワカガミも。 | |
青空に向かって、気持ちの良い登りでした。 | |
そして雪渓のお陰で気持ちの良い涼やかな風でした。 | |
牛首からひとまず月山へ。 | |
【ウツボグサ】 |
【】 |
既に8月ですからさすがに暑いだろうと思っていましたが嬉しい誤算でした。 | |
振り返ると緩やかでのびやかな稜線。 | |
満開のタテヤマリンドウ。 | |
ハクサンフウロもいっぱい見られました。 途中鳥海山も見えていたのですが、人がいて写真を撮らずに通過したら下山時には雲の中でした。やはりすぐ撮っておかないと駄目ですねぇ^_^; |
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【ハクサンフウロ】 |
【ミヤマダイモンジソウ?】 |
延命地蔵尊。 3月11日の大災害、大惨事はあまりに無念でした。突然の絶命、せめて無事であったならと何万人、何十万人・・・の人が思ったことでしょう。 |
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鍛冶稲荷神社。この前にかつては鍛冶小屋があったのだそうですが、今は空き地のようになっていました。 この日小学低学年の女の子のお孫さんと歩いていた方のお話でしたがその当時をよくご存じのようでした。 |
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ひと登りすると正面に山頂。ここはもう山頂のようなものです。 | |
あとはのんびりと奥宮に向かうだけ。その間にはまた沢山のお花が見られました。 | |
【ハクサンシャジン】 |
【ハクサンイチゲ】 |
【タテヤマリンドウ】 |
【ミヤマアキノキリンソウ】 |
月山頂上小屋。きれいな小屋でした。 | |
標高はここで1984m。・・・山頂の標高になってます^_^; | |
トイレも立派。 | |
奥宮へ。 | |
今年はうさぎ年。丁度還暦ですから良い年回りに登ってきました。これもご縁です。 | |
月山神社本宮入り口。 中に入るには、御祓いを受けて 身を清めます。御祓い料は一人500円。 中に入らなければ要りませんが、せっかくですからお参りします。このお金は登山道整備やトイレの維持管理費などに
使われるそうです。 御祓いを受け、戴いた小さな御札で体中を清め、側の水桶に御札を捨てますが、なんとなく厳かな気持ちになります。 御祈祷はまた別料金でしてもらえますが、それはパスでした^^; |
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三角点は本宮の裏手なので途中まで行きかけましたが三角点へは行かれるのか行かれないのか手前にはロープが張られ、行ける気がしませんでした。その上、弥陀ヶ原コースから団体さんが長蛇の列。すれ違いが大変で諦めました。 | |
東方面を向いて休憩にしましたが山岳展望は一面のきれいな雲海に代わりました。これはこれで素敵な眺めです。 | |
【ミヤマキンポウゲ】 |
【ミヤマキンポウゲ】 |
【ウサギギク】 |
【?】 |
周辺にはミヤマキンポウゲが沢山咲き、ウサギギクもまだ少し咲き残って嬉しかったです。 カロリーメイトのような携行食とスープやコーヒーも飲んでゆっくりしました。 |
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またゆっくりとお花を見ながら下山します。 | |
本宮をあとに。 | |
【トウゲブキ】 |
【?】 |
【ウスユキソウ】 |
【ウメバチソウ】 |
これから行く姥ヶ岳への稜線 秋の紅葉はとてもきれいです。 |
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牛首から姥ヶ岳へ。 | |
途中ほんのちょっとだけ登山道にも雪渓が残っていました。 この時雪渓上はガスってしまって遠くが見えなくなっていましたが、学校関係でしょうか、雪渓で写真を撮っているグループの声が賑やかでした。 ガスでちょっと残念だったね。でもその方が雪山っぽくて凄かったかも?^_^; |
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雪渓と月山の写真を撮りたかったので、ちょっと小休止。 | |
【ミヤマコウゾリナ】 |
【ヨツバシオガマ】 |
【エゾシオガマ】 |
【マルバシモツケ】 |
10分ほどで諦めて先に進みます。 |
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【ハクサンイチゲ】 |
【シロバナトウウチソウ?】 |
金姥からまっすぐ進めば湯殿山。 ここからは左の、以前にも登っている姥ヶ岳へ。 |
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ウスユキソウ、タテヤマリンドウ・・・ | |
登っている途中、振り返ると背後に月山! 雪渓はちょっとしか見えません(T_T) そしてこのあとまた再びガスで隠れてしまいました。 |
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こちらも木道。 | |
【ホツツジ】 |
【キンコウカ】 |
【ワレモコウ】 |
【シロバナニガナ】 |
月山とはまた違ったお花が見られました。 | |
姥ヶ岳山頂。 山頂は以前は広々としていたと記憶しているのですが、木道が出来、ロープが張られて散策出来るようになってました。 |
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その散策の木道を通って、山頂標識の少し先に姥ヶ岳三角点。 | |
一面キンコウカ |
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リフトを下りてここまで登ってくる観光客も何人かいました。 こちらもなだらかな山頂で、小さな池と時期によってはいろいろなお花も見られるでしょうから楽しめます。 |
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姥ヶ岳から直接リフト乗り場へ。 | |
土がえぐれて少し歩きにくくなっていました。 | |
再びリフトで楽ちん下山。 | |
リフトから写したアサギマダラ。 ここで数匹見ました。 今回の東北遠征では他の山でも何匹か見ましたが、 なかなか写真に撮れず、何とか写したのはこれだけです^_^; |
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リフト乗り場下の食堂でカレーを食べてから駐車場に戻りました。 トシちゃんの頼んだカツカレーはカツが揚げたてでホカホカ、サクサクでした。おいしかったです(カツカレー700円、カレー550円) |
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温泉は通り道の志津温泉で。手前の五色亭旅館に入りました(500円)。3,4人でいっぱいなってしまうような小さなお風呂でしたが、誰もいなかったので快適でした♪ 今年のコチラの月山のレポを参考にさせていただきました。 じぃ〜じの風の吹くまま(7/9) じぃ〜じの風の吹くまま(7/17) |
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月山を楽なコースにしたのは この日花笠まつりを見るという目的もあったからでした。 メイン通りの近くの駐車場に車を入れ、 会場に向かうと既にこのにぎわい。 |
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車に積んであるパイプ椅子を取りに戻り 準備完了。始まるのを待ちます。 |
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花笠音頭の曲に合わせて 次々と華やかな衣装、艶やかな舞いが 繰り広げられます。 |
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がんばろう東北!! がんばっぺ山形!! |
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小さい子たちから大人まで 誰もが全身で楽しそうに踊っています。 |
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台湾からの応援も 表向き(政治上)は国交のない国ですが 経済交流はさかんな台湾。 今回の大震災でも多額の寄付を してくれたと聞きます。 胸があつくなりました。 |
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山型県花の紅花をあしらった浴衣で |
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若い人の踊りは勢い、活気がありました。 |
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病院関係も多かったです。 市や県をあげての大きなお祭りは 同じ曲でそれぞれ個性的に踊り 見ていて飽きませんでした。 |
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大学、高校、中学、小学校も 男子も女子も精いっぱい踊っています。 |
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お祭りが根付いているっていいですね。 |
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今年のテーマ・・ 思わず泣きそうになりました。 |
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女性のもろ肌のバチ捌きには 目を奪われます |
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きれいなおねえさんもいっぱい |
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軽快な踊りにもなっていて 驚きました(@_@;) |
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がんばろう山形!! がんばろう宮城!!・・・・ |
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こんなに小さな子もとても上手 |
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自衛隊も。 救援お疲れ様でした。 |
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動画です(音量にご注意ください) |
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無心に踊る姿、とても素晴らしかったです。東北の復興、繁栄を心より願っています。 |
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