4時過ぎに起きるとまたしてもこの濃霧
すっきり爽やかな朝日を眺めることは
ついにかないませんでした。
気温はマイナス4.4度


でも天気予報はこの日も晴れのはず^_^;

 今日は最終日。今日こそ早めに出て
のんびり歩こうと思っていたのですが
またしてもお天気次第の出発時間となります。

 sanaeは景鶴山、平ヶ岳と登って、もう充分満足しました。なので、登ってきたルートをそのまま下ろうと提案します。ところがトシちゃんはあの、いつ崩れるか分からない猫又川や湿原の雪上をできるだけ歩きたくないから予定通りススヶ峰の稜線を行こうと言います。お互いに「らしくない」発言で笑ってしまいました。

テント撤収しているうちに
ガスも晴れてくるでしょう。
その様子で判断しましょう。



至仏山は雲がかかっていますが
青空が広がっています。



 7時10分、予定通りススヶ峰から稜線を行くことにします。

鞍部からトラバース気味に稜線を目指します。
気持ちのいい青空が広がってます。


ススヶ峰に向かって


大白沢山から見ると登れるのか?と思われた
ススヶ峰ですが大丈夫そうです。












至仏山が少しずつ姿を現してきました。

(セルフ撮り)


ススヶ峰山頂
此処も広い山頂です。
樹林もありますしテントを張るには
もってこいの場所のようです。







ススヶ峰の一つ先のピークで休憩。
正面の至仏山を眺めながら、この稜線を行きます♪



手前に大白沢山。
その稜線を辿ると景鶴山。
その向こうに薄っすらと燧ケ岳







ススヶ峰の向こうに平ヶ岳も見えてきました。


出発。先に進みます。


スノーシューで傾斜がきついところはシリセード


枯れ木の形に雪解け・・・



暑くなってきました。
気温11度。
このあともぐんぐん気温があがっていきました。
温度計が直射日光を受けているので
正確なことはわかりませんが
下界では20数度になったようです。




岳ヶ倉山もう一つ先になります。
auのGPSで確認。


気持ちのいい稜線漫歩ですから
急がずのんびりと眺望を楽しみます。


「ぬれおかき」主食代わりにもなりますね(^^♪

越後方面の山並み


岳ヶ倉山(右の山)へ






スノーシューはツボ足より沈みませんし、
ヒールをあげられるので、ずっと楽です。


歩いてきた稜線





ザラメ状の下りはツボ足の方が
歩き易いですが、すぐ登りになるので
そのまま下ってしまいます。



岳ヶ倉山山頂。
さすらい人さんのGPSのルート図では
此処から湿原の方に下っているのですが、
湿原の距離をできるだけ少なくしたいトシちゃんは
もうちょっと尾根沿いを行きたいと主張。
そちらもなかなか楽しそうな稜線です。



ということで下るコースを見極めます。


燧ケ岳(岳ヶ倉山より)


至仏山(岳ヶ倉山より)


尾瀬ケ原方面(岳ヶ倉山より)



最後の展望場ですからここでもゆっくり楽しみます。



おしること残りの漬物、山では最高です♪


下りは柔らかい雪でちょっと急です。



スノーシューを脱いでツボ足で下ります。


柔らかい雪なので
ツボ足でサクサク・・・


今の時期限定のコース
こちらも数名のツボ足の跡がありました。
もしガスっていたらこちらは選びませんでした。


登りはスノーシューで。





至仏山に近づいて
一段と迫力あります。


尾瀬ケ原、山の鼻の小屋もみえてきました。













無事湿原へ。


振り返れば、
今日歩いてきた大白沢山麓からススヶ峰、岳ヶ倉山など一望です。
(出発日はガスでみえませんでした)


この景観をフルーツと共に味わいます♪


至仏山
山スキー、スノボーもあと少しでしょうか・・・

休憩中、今日初めてお一人見かけました。

あとはのんびりと山の鼻に戻るだけと思ったのですが・・・


やはり斜面をトラバース地点があったのでした。







ここを通りたくないから上の稜線を歩いたのに・・
と、ボヤキのトシちゃん


雪解けのスポットに落ちないよう
気をつけて進みます。


前にボーダーが二人。


アチィ〜・・・日焼け止めを塗っていましたが
真っ黒になりました。



トシちゃんはますます後ろ前が分かりません(笑)


山の鼻。
テント2張ほどありました。


山の鼻で少し休んで鳩待峠へ。

ミズバショウ
4日間で咲きかけてきています。

往きは分かりにくかったルートでしたが
帰りはしっかりしたトレースになっていました。



途中でスノーシューを外しました。
一休み、一休み・・・^_^;

見上げると青空がとてもきれい・・・
疲れた体に元気注入〜〜〜


鳩待峠登山口
至仏山が見えます。




満杯だった駐車場ですが、
車はもう数台になってました。


お疲れ様でした。
はぁ、疲れました(^^ゞ

帰りは先週と同じ“道の駅白沢”の望郷の湯でさっぱりしました。


【後記】:思えば平ヶ岳に訪れるのは10年ぶり2回目です(前回:1998.6/13)。まさかそんなにたっているとは思いませんでした。当時玉子石に寄れなかったので、今回行ってみたかったのですが、ガスで出発を遅らせたためその時間は取れませんでした。残雪期で果たして行けたものかどうか分かりませんが、この次3回目があるのかどうか・・・(笑)

尾瀬・景鶴山〜平ヶ岳(4日目/3泊4日
(けいづるやまクリック地図 2004m ・ ひらがたけクリック地図 2141m)

 

 今回の目的の山は景鶴山と平ヶ岳で、その二つだけが2000mを越えていました。あとは2000mに満たない山の稜線歩きでしたが積雪はたっぷり!気象状況では春山にも冬山にもなるという体験をしてきました。最新兵器スノーシューの過信できない面も体感しつつ、その快適さを充分堪能してきたのでした。
H20年4月26-29日(土ー火)
  Member. 2人(トシちゃん・sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 

26日:鳩待峠9:40〜山の鼻11:05-26〜柳平〜二俣13:15〜1700mp16:00(テント泊)

27日:1700mp7:40〜大白沢山9:18-40〜景鶴山12:25-30〜鞍部で昼食13:10-50〜大白沢山15:10-?〜1870mp16:30(テント泊)

28日:1870mp9:35〜白沢山11:17-35〜平ヶ岳12:49-14:00〜白沢山15:15-20〜1870mp17:15(テント泊)

29日:1870mp7:10〜ススヶ峰8:35〜岳ヶ倉山11:00-45〜柳平13:35-14:16〜山の鼻15:00-15〜鳩待峠17:00

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