冬季閉鎖、交通規制の敷かれる戸倉津奈木橋から「鳩待峠」までの間ですが、今年(平成20年)も4月25日(金)午前10時開通し、15日までは鳩待峠までマイカーで入れます(詳しい交通規制についてはコチラから)。ということで25日夜出発し、ETC割引を利用して鳩待峠には夜中の1時ごろ到着。仮眠して朝を待ちました。

 6時過ぎに起床。予報どおり曇りがちというより濃霧の朝です。鳩待山荘の裏手にはトイレもあり、使用可(一回100円)。駐車場は下の100台以上は置ける方にしましたが、鳩待山荘前のロータリーにもスペースがありました(1日目2500円、2日目以降1000円)。

 尾瀬は昨年の8月30日、日光国立公園から独立し、29番目の尾瀬国立公園となったのですね。

 登山口の様子を確認して戻りますが、まだかなりの積雪です。
【↓ 上の駐車場】

【↓ 下の駐車場】

 車の中でおにぎりを食べながら用意をしていると、カズさんからメールです。5,6台隣りに駐車しているという事でまたまたびっくり。蓼科山で出会って以来、これで4回目でしょうか?(^^ゞ

 今日は奥様とお二人でした。日帰りで至仏山だそうです。
 GPSの事など話は尽きませんが、私達は登山口でスノーシューを履き山の鼻へ。カズさんたちは鳩待峠から登って山の鼻へ下り、鳩待峠に戻るそうです。私達はお天気次第で山の鼻にテントかな・・・なんて笑っていたのですが、その先に進むことができ、カズさんとは結局ここでお別れでした。

 歩き始めようとしてトシちゃんの足が止まりました。赤布の竹を忘れ、もう一度車の所まで取りに戻りました。こんなガスガスの天気ですし、4日間ですから安心のため持っていくことにします。
 準備完了。出発は9時40分になってしまいました。

 マイスノーシューは先週に続き2回目。下りやトラバースでは慎重に。
 平坦な場所では慣れてきていましたが、この辺りではツボ足でも充分歩けます。

 足跡は散らばっています。GWの初日ですから、まだはっきりしたトレースではありませんでした。これが三日後の帰りにはしっかりした雪道がつながっていたのですからかなりの入山者数だったのでしょう。
 電柱は小屋に続いているはず・・・と迷い無く進んで行きます(^^ゞ

 雪解けのぽっかり穴にはミズバショウが蕾でスタンバイ。
 この日山の鼻へ向かう人はほんの数グループでした。

 山の鼻へ最後の橋を渡る時、山スキーの人がストックを片方無くしたといって捜してました。川に落としてしまったものか、お気の毒に思いましたが、ストックが無くても滑れるそうでした。


 至仏山荘。テントは2,3張りだったでしょうか・・・。小屋は営業しています。

 登山計画書を登山口で出し忘れたので投函場所があるかフロントで聞いたのですが、無いということでした。預かってくれるということもなく、結局持ち歩いたまま・・・^_^;
 道標は埋もれて・・・

こんな感じでした


 小屋の人は周辺の除雪作業に余念がありません。

尾瀬ケ原方面

 
ハイキングシューズで散策の人もいました。
ツボ足でアイゼンも持ち合わせていないようでしたが
当初の予定では至仏山に登る様子でした。
私達が登山口でスノーシューを履いているとき
「そういうのが必要ですか?・・・」と、
聞かれましたが、至仏山なら当然必要ですね。
その結果コチラの尾瀬ケ原に変更し、無事に辿り着いたようです。
此処から登り返しの帰り道はどうだったのでしょう?

 20分ほど休憩して出発します。

至仏山は山すそが見えるだけ。
麓のこの尾瀬植物研究見本園の方から行きます。
ここは雪が融けるとミズバショウやリュウキンカなど
一面のお花畑でとてもきれいです。





山頂はガスで覆われていますが
この広い雪原が視界きいて助かりました。

帰りに分かったことですが、
ガスがかかっていなければこれから歩く山並みが
目の前に一望のはずなのでした。


猫又川やら湿原の上は急速に雪解けが
始まっています。


ミズバショウがスタンバイ
まだ蕾です。











柳平でお昼休憩していると
山スキーの下山者。平ヶ岳までの予定で
稜線まで行き、ガスで断念してきたとのこと。
トレースはツボ足一人、山スキー一人
しっかりあると情報をいただきました。



雪解けが進み、山側にトラバースしたり、
怖々川の上の雪上を渡ったり・・
緊張するところがいくつかあります。


二俣でテント一張りあり


auのGPSで確認するトシちゃん


現在地を確認し右の尾根沿いに上がっていくことに。
先行者は左を直登していましたが
さすらい人さんのGPSルートに従います。


最初は急登に思えたので、ツボ足でピッケルにします。





この尾根をあがったところで
先ほどストックをなくした山スキーの男性と遭遇。
お互いに「どちらへ?」・・・

景鶴山と平ヶ岳は同じで、
テントも分岐あたり・・と同じでした。
でもこの後追いつくことはありませんでした。
スキーの人は早いです。




ススヶ峰の稜線に出るよりは沢沿いから
稜線の分岐へと目指すことにしました。

先の山スキーの男性もそのようでしたが
私達はタイムオーバー、途中1700m辺りで
テントを張ることに!




この日は雨が降ったり雪になったり
ガスも益々濃くなるのでした。


三日分の飲物♪


今日はコチラをチョイス!
さすらい人さんに敬意を表して乾杯!(^^ゞ

メニューはチャプチェ(春雨の中華)
つまみ、ジャコサラダ、パン・・・


18時ごろ気温は0度。
19時就寝・・・

2日目(景鶴山)へ

尾瀬・景鶴山〜平ヶ岳(1日目/3泊4日
(けいづるやまクリック地図 2004m ・ ひらがたけクリック地図 2141m)

 

 よく行く尾瀬ですが、ここは残雪期でないと行けないエリアです。実は十数年前から気になっていたコースでした。先週さすらい人さんとの山行が悪天候のため尾瀬に変更になり、このコースを以前歩かれていると伺い、いろいろと情報を戴きました。お陰で安心して歩くことが出来ました。
H20年4月26-29日(土ー火)
  Member. 2人(トシちゃん・sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 

26日:鳩待峠9:40〜山の鼻11:05-26〜柳平〜二俣13:15〜1700mp16:00(テント泊)

27日:1700mp7:40〜大白沢山9:18-40〜景鶴山12:25-30〜鞍部で昼食13:10-50〜大白沢山15:10-?〜1870mp16:30(テント泊)

28日:1870mp9:35〜白沢山11:17-35〜平ヶ岳12:49-14:00〜白沢山15:15-20〜1870mp17:15(テント泊)

29日:1870mp7:10〜ススヶ峰8:35〜岳ヶ倉山11:00-45〜柳平13:35-14:16〜山の鼻15:00-15〜鳩待峠17:00

↑ 山の鼻