御坂山塊:御坂山〜黒岳
(みさかやま1596m くろだけ1792.7m クリック地図

 雪山は全国的に天気が悪かったので週末は富士山周辺をウロウロ。二日目、日曜日は三ツ峠山の予定でしたがまたもや変更、トシちゃんがまだ登ったことがないという黒岳に・・・
25日:竜ヶ岳&富士山レーダードーム館(富士吉田) ・ 26日:山中湖畔&御坂山〜黒岳】
 H20年12月26日(日)
  天気;晴
  Member.2人(トシちゃん、sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
天下茶屋11:00〜御坂山12:05〜御坂峠12:36〜黒岳及び見晴台13:31-14:27〜御坂峠15:03〜御坂山15:40-16:00〜天下茶屋16:45

↑ 黒岳見晴らし台より

 朝6時前に起床して、朝食前に先ずは
宿の奥さんに教えていただいた
山中湖畔の富士山ビューポイントへ。

 
刻々と変わる富士山に釘付け




 

 

 



 
 


 
場所を変えて


山中湖をぐるりとドライブして宿にもどりました。

美味しくて温かい朝食を戴いて極楽♪

食事は8時でしたので出発は遅くなってしまいました。
その上チェックアウトするときお勘定をしようとしたら
受付に誰もいません汗;
お掃除のおばさんが奥さんや社長さんを
捜しまわってくれましたが連絡付かず、
なんとかそのおばさんが会計票と領収書を見つけてくれて
支払いを済ませてきました^_^;





そんなこんなで挨拶もせず出発。

途中のコンビニで食料を少し調達し、地図で行き先を確認。
時間が遅くなったので石割山か手前の大平山あたりにしようか・・
とも話しに出ますが、予定通り三ツ峠山へ。

その登山口の近くには黒岳への登山口もあり、
そんなことを話しながら行くと
トシちゃんが黒岳はまだ登っていないと言います。

S「ならば黒岳にしようか?」

T「.いいけど…」

なんとなくハッキリしないままに御坂トンネル入口へ。
御坂峠への直登は嫌だとかなんとか言いだし、
御坂山の稜線の方が良いとトシちゃん。

御坂山は行ったことないからじゃそっちにしようと
先に進みます。

三ツ峠分岐で迷いつつ、
天下茶屋まで車が入れるというので
結局そちらへ。

今回はトシちゃんの気持ちが定まらないままのスタートでした^_^;


コースのトラック


 天下茶屋の路肩に車を置いて、支度している間にお湯を沸かしテルモスへ。宿で入れてもらえばよかったのにうっかりしていました^_^;
 富士急山梨バスの天下茶屋バス停。河口湖駅から9:00発、9:40発は4月10日から11月までの土日祝日運転。10:35発は7月3日から11月の土日祝日運転。

 ということで今はバスはここまで来ません。ダイヤ改正もありますのでバス利用の場合はご確認ください。

 想像以上に駐車している車が多く、天下茶屋も営業中でした。


 天下茶屋から富士山。まるで煙を吐いているようです。
 公衆トイレもあります。天下茶屋は冬季の1月下旬から3月中旬まで休業だそうですのでその間利用できるのかは分かりません。冬季中は道路の通行状況を事前にご確認ください。

 登山道へ。すでに午前11時。登る時間としては遅いです^_^;
 登山道に入ってすぐ右に太宰治の碑。

 天下茶屋に三カ月ほど逗留したことがあるそうで、『富岳百景』の中の一文「富士には月見草がよく似合ふ   太宰治」とありました。ちなみにその天下茶屋には太宰治記念室が併設されているそうです。



「富士には月見草がよく似合ふ   太宰治」

 

 落ち葉を踏みしめながらジグザグの登りです。
 ブナやミズナラの林がいいですね〜。葉が落ちて青空が広がり、

 この時期ならではの木々の間から見える富士山と河口湖。
 東側には行く予定だった三ツ峠山。

 尾根に出て右に清八峠への分岐。本社ヶ丸へと続きますが、ここを左に御坂山へと進みます。
 最初のピークが御坂山かと思っていたらとんでも無い。ここを下り、この先小さなアップダウンを繰り返すのでした。

 でもいいですね、この山塊。この植層がずっと続くのですから素晴らしいです。春か秋にも歩いてみたいコースです。


 何回目かの登りの途中、下りで脇によけていただいた方にお礼を言いながら通り過ぎようとした時、思いがけなく声をかけていただきました。拙HPを見てくださっているそうで、昨日の竜ヶ岳に続きまたまたビックリでした。しかも神戸からいらしたそうで、いや〜なんて渋いルート選びなんでしょう!前日は三ツ峠山だったそうですが、両日晴れて良かったですね。

 神戸までのお帰りさぞや大変だったことと思います。お疲れ様でした。
(お写真勝手にいれましたのでちょっとぼかしを入れました。ご迷惑でしたら差し替えますのでお知らせください<(_ _)>)
 神戸の方とお別れして一登りしたところが御坂山山頂でした。うんざりしていたトシちゃん、ここまでにしようか・・・・と。

 でもね、富士山もこの通り。ここでもいいけど、黒岳の方が展望いいよ〜・・・とボソリ。
 山頂にはこの山看板。もちろん捨てませんとも〜(^_-)-☆

不承不承歩き出すトシちゃん^_^;
左前方に黒岳、やっぱ遠いか・・・


 
 こんなに素敵な山なのに、引き返すのはもったいないから私は楽しみながらそっとついていきますヽ(^。^)ノ

 正直、ロウギアのまま歩くトシちゃんの後をついて行くのは気分乗りませんでしたけど、このまま引き返しても同じだし、それなら山を楽しんじゃえ〜な気分でしたよ(笑)

 そう、掌の上のトシちゃんということに(^^ゞ 孫悟空に似てるし^_^;
 御坂山の下りはまた登り返しがあるということでますますトシちゃんのテンションが下がります。

 そんな時、登ってくる2人目の単独男性とすれ違い、引き返す口実をなんとか得ようとするかのように、この先の状況を聞くトシちゃん。

 逆に黒岳の見晴台は必見ですよと励まされた形でした(^^ゞ

 鉄塔からを目安にその方の黒岳までのコースタイムを伺い、なんとか気分を立て直すトシちゃん。


 
 高圧線が邪魔してしまいますが、鉄塔からの富士も見ごたえあります。

 相変わらず煙を噴いているようです。
 御坂峠。

 御坂トンネル口の登山口から登る人が何人かいました。天下茶屋までのバス路線は11月まででしたが、こちらの登山口までのバスはでているそうです。

 小屋は閉鎖中。


 この中には石仏。
 旧御坂峠ですから当時使われていた名残なのでしょうか。登山の無事を祈ってお参りして通り過ぎます。

 トイレの扉は壊れたままでした。

この先もいくつか小さなアップダウン
前方の黒岳目指して頑張ります^_^;

 合間から富士山♪

 北斜面は雪が残っています。
 アイゼンは車に置いてきましたが、使うような場所はありませんでした。これからはひと雨ごとに雪となるのでしょう。

 豊かな植層の様子が書かれています。
 やはりやまなしの森林100選に選ばれています。

 この標識を見て、山頂はまだまだ先かと思っていたら・・・
 すぐに一等三角点の黒岳山頂。

 前に来た時は登り苦しかった記憶があるのですが、今回はゆっくり歩いてきたせいか、いつの間にか着いちゃったという感じでした。


 ここも山梨百名山。

 樹林に囲まれ展望はありませんがこの200m先に見晴台があるのでそちらへ。

少しもやっていますがど〜んとこの展望!
素晴らしいです。
遅い時間だったため、後から来られた一人の男性と三人の
静かな見晴台でした。
やはり来た甲斐あります。

 
 この日も温かいうどん。今日は長ネギとハムを入れたカレーうどんでした。30分くらいで下りようと思いましたが目の前の富士を眺めながら食べていると時のたつのも忘れます。しかもコーヒーまで飲んで^_^;

 見晴台から山頂に戻り同ルートを戻ります。さきほどの男性は見付峠(新道峠)から河口湖の方へ下りるそうで、天下茶屋へ向かうのは私達だけ。
 山頂の側には壊れた小屋。

 前方に三ツ峠山を見ながら下っていきます。その手前の御坂山は登り返さないといけませんが、基本的には下りですし、谷急山男山の時のような緊張する場所がありませんから気が楽です。
 新緑も紅葉もさぞやきれいなことでしょう。ただその頃は木の間越しに見える山並みは見えないのでしょう。

 北側の木の間からみえる山並みは秩父や大菩薩、小金沢方面でしょうか。うっすらと雪がついていました。


 歩き通してみればトシちゃんも気持ち良かったことでしょう。
 目の前の御坂山登り返しにため息ついていたかもしれませんが^_^;

 石仏にご挨拶して通過します。


 御坂峠到着。
 また来たくなる山道。 

 またココを歩いてくれるかな、この人^_^;

 満足そうな顔をしてますよね?(笑;

御坂山山頂


 御坂山は初めてでしたが今の時期に歩いて良かったです。

 ここでコーヒーを入れて一休み。

 丁度娘から電話があり、すぐ出られなかったのでテレビ電話でかけ直します。マゴタンと2人で呼びかけながら(笑;
 登り始めはお昼前で温かでしたが4時になって気温はマイナス3度になりました。

 また小さなアップダウンを繰り返しながら下山します。
 清八峠への分岐から天下茶屋へ。

 途中期待した紅富士は見られず残念。これも気象条件次第だそうですからいつか見られることを期待しましょう(^^ゞ
 天下茶屋に下山すると驚いたことにまだ車がたくさん駐車していました。うちの車だけだと思っていたのでビックリ。しかも天下茶屋も営業中。ここで食事をしてくればよかった思いましたが、この時はお昼が遅かったのでまだお腹が空いていませんでした。

 またいつか行ってみたいです。


最後に夕暮れの富士山

 
 
麓の家には灯りが点いています。


暗くなればもっときれいなのかもしれません。

 いつかまた来てみたい天下茶屋を後にして。

 河口湖インターから入った中央道は年末のせいか空いていて順調でした。いつもこうなら良いのに・・^_^;