今回のトラック(赤線
青線は入れていったルート(ポイントはスタート点と山頂のみ)


 毎年この時期になると気になる山の一つに男山があります。山頂から、黄金色に輝く落葉松の山並みと360度の展望を眺めるのが楽しみで。

 登山口の馬越峠に近付くほどにきれいな黄葉の落葉松。周囲の山並みも陽射しの中に輝いていました。
 今回は別の登山口から行ってみたかったのですが、そちらは駐車スペースが確保できるか分からず、時間も遅かったため様子が分かっているこちらにしたのでした。

 馬越峠に着いたのは9時半頃。駐車スペースは手前に4台くらい、少し先にも2、3台分ほどあります。トイレはありません。

 幸い停まっていたのは1台だけと思いきや、ツアーでしょうか10名前後が登山口で体操中。少し先にマイクロバスが停車していました^_^;


 彼らは間もなく出発。少し間をあけようと、私達はゆっくり準備して30分後の10時出発。

 私達はピストンでまた戻らねばなりませんからこの時間では遅すぎます^_^; 実は目覚ましをセットせず寝坊してしまいまして・・・汗;
 今日はお友達から戴いた登山靴。テクニカで当時は3万以上したはずですが、1〜2回しか履いていないのでまだきれいです。経年劣化が気になるので様子をみながら行くことにしますが、軽くて歩きやすく、傷みも心配ありませんでした。ヨカッタ♪有難う。

 樹林帯は早くも落葉して落ち葉の絨毯をサクサクと登っていきます。
 でも落ち葉の下の石や木の根が滑ったり躓いたりしそうで気を遣います^_^;

 周囲の山を眺めて満足、満足。
 きれいに色づいてます。

 数日の違いで早かったり、散ってしまったりと、自然相手ですからそのタイミングが難しい(^^ゞ

尾根に出て稜線を行くと、北アルプスが見えました♪

 

ズームで。
雪が随分積もってますね〜 

 
麓は見事な黄金色

 御座山(おぐらさん)方面。左奥に茂来山(もらいさん)や四方原山(よもっぱらさん)、その奥に浅間山方面。

 振り返ると南相木ダム。その奥に両神山になりますが、こちらから見ると両神山という感じがしません。地図を見て下山時に確認しました。
 天狗山山頂直下の急登の場所で前のツアーグループに追いついてしまいました。

 追い越せる場所ではなかったので、待ちつつそのままついて行きます。

 ツアーの年齢層は幅があったようですが、前後にガイドさんがついて、慎重に登っていました。

 この時気温は12度。
 皆さんに続いて天狗山山頂に到着。

 前方に男山とその向こうには八ヶ岳。北アルプスもきれいに見えて素晴らしい眺めです♪
 山頂は狭くいっぱいだったので、私達は休まずそのまま先へ。細尾根やら巻き道やらが続きます。

 大深山遺跡分岐。
 天狗山から男山へはコースタイムで約2時間。いったん180mほど下りますが、帰りはここをまた登るのか・・と憂鬱になります^_^; コメツガやマキ?などの針葉樹、シャクナゲも含めて常緑樹がところどころにありました。岩場があったり細尾根だったりして、周りを眺めるよりは足元に気遣いながら・・・

 途中で前方にもまた別のツアーを発見。


 追いつきましたがそこもまた細い下り道だったので後からついて行きます。

 1か所ロープの場所もあったりして時間がかかりました。
 後尾のガイドさんが私達がついていることを先頭に声をかけてくれましたが、彼らが広いところへ着いた所で再び先行。私達がロープの場所を下りたところで距離が開き、またついて行きます。

 立原高原からのコースがいくつかあるようです。この先にも分岐あり。

 トシちゃんは間隔を縮める気配がありません。狭い所でまた前が詰まるな・・・と思いながらついて行くと、前方が登りになったところでペースを上げました。


 エッ!?エッ???登りで抜くの?汗汗;;;

 必死にペースを上げて追いついた所で道を譲っていただきました^_^; 道幅は余裕がありましたが登りでペースを上げるなんて! 苦しかったっす(-_-;)

 しばらくは休まず、ペースも落とさず、そのまま進み、息絶え絶え・・・^_^;
 でもその先はまた細かったり岩場だったりで、小ピークを越えたころは後ろとの距離が開いたようでした。やはり10名くらいのツアーだったでしょうか。最初のグループは女性が多く、こちらは男性が多いようでしたが、大勢ですとその通過にはどうしても時間がかかってしまいます。

 亀の私達ですが、人数の違いでペースが違ってきますから先行させていただきましたけど、お陰で大変な所は写真なしです^_^;


前方に男山が見えてきました。
鞍部の奥には八ヶ岳。


 どの辺りだったか、途中でご夫婦とすれ違いました。駐車場の停めてあった、隣の群馬ナンバーの方でした。山頂には誰もいなかったそうで、今日初めて会ったそうです。私達もピストンですから本当はもっと早くに歩き始めなければいけないのでした^_^;

 こんな岩場は雨や霜、雪だったら滑りやすくて歩きにくそう。
 おっと、こっちじゃなかった!と戻り、この岩の右手へルート修正。

 巻いた方も岩がゴロゴロ。
 こんな登山道だったっけ?と思いつつ。

 今回右に左に巻いて行きましたが、以前はもっと稜線沿いに歩いたような気がします。
 大きな岩の上に出るはずだと思っていたらいつの間にか男山山頂に着いてしまいました。

麓の落葉松におおわれた山並みと北アルプスの稜線

 

ど〜んと八ヶ岳 


 八ヶ岳

 
奥秩父の金峰山、瑞牆山。その右奥(写真中央)に富士山

 
ズームで富士山

 
南アルプス:雪はまだ積もっていないのかな?


信濃川上のコースから同時に着いた単独の男性と
この日の眺めを一緒に喜んだのでした。

山頂でうどんを作っていると、間もなく先ほどの団体さんが到着。
賑やかになりました。

 山頂で1時間以上ゆっくりしてしまいました。皆さんは信濃川上方面へ下山ですが、私達はまた馬越峠まで明るいうちに戻らねばなりません。
 以前通ったことのある大きな岩の上はどこだったのだろうと見まわしながら歩きましたが、帰りも分からないままに通過してしまいました。

右奥に天狗山
 
 
天狗山へ戻る稜線

 
落葉松がきれいです。

 
裾野はゴルフ場。
このゴルフ場さえ自然に溶け込んで
とてもきれいでした。


 
 戻るのは私達だけ。
 今回は大勢の人と会いましたけど、いつもは人の少ない静かなエリアでした。

 晴れて良かった。
  天狗山へ。

 動画(音量にご注意ください)
ロープのある場所



再び天狗山山頂
もう誰もいませんから小休憩
少しゆっくりして最後の展望を楽しみました。


ダムとその奥に両神山

 
 
御座山

 
奥に浅間山
その手前に茂来山、四方原山の稜線

 

 30分近くものんびりしてしまい、4時を過ぎ陽が大分傾いてきました。
 まだ陽のあたっている御座山ですが、下りる道は山影になり、足元に霜がありました。ほんの一部でしたが、朝は無かったのでビックリです。気温を見ると7度。

白かった北アルプスも茜色に染まって・・
 

 何とか明るいうちに下山。ぎりぎりセーフでした。でもちょっとトラブルがあったら危険ですからやはりもっと早い時間に登り始めないといけませんでした^_^;
 こちらは反対側の御陵山(おみはかやま)登山口。来年の7月末まで入山禁止だそうです。 



小海線沿線・天狗山〜男山
クリック地図 (てんぐやま 1881.9m〜おとこやま 1851.0m)
  

 この山塊にくるのは4回目。男山山頂から眺めた黄金色に輝く落葉松の山並みと360度の展望がたまりません。しかも人が少なく静かな山・・・だったのですが、今回はツアー二組と遭遇。落葉松の黄葉に間に合うか心配でしたが、この山も少し落葉が遅れているようでセーフでした(^_^)v
H22年11月7日(日)
  天気;晴れ
  Member.2人(トシちゃん&sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 

馬越峠10:00〜天狗山11:15〜男山12:50-13:55〜天狗山15:43-16:10〜馬越峠17:00・・・所要時間約7時間(休憩時間含む)

金峰山、瑞牆山の右に富士山:男山山頂より