H19年3月17日-18日(土ー日) 天気;両日晴れ Member.4人(ウッチー、ボロタネ、トシちゃん、sanae) 【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 17日:美濃戸口8:00〜美濃戸山荘8:58-9:18〜休憩10:13-22〜昼食休憩11:27-49〜行者小屋12:30-48〜中岳分岐〜先発隊と合流、一緒に引き返す14:20〜行者小屋15:05-32〜赤岳鉱泉16:00(テント泊)・・・所要時間約8時間 18日:赤岳鉱泉7:57〜硫黄岳山頂10:28-37〜夏沢峠(昼食)11:11-43〜箕冠山〜根石岳12:52-13:05〜天狗岳13:39(44)-14:07〜黒百合ヒュッテ14:50(15:00)-15:19〜分岐16:00〜渋の湯16:35・・・所要時間約8時間40分 この後美濃戸口へ車回収し、温泉樅の湯へ |
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冬の八ケ岳は既に何回か通っていますが、まだ積雪期の横岳を通過したことがありません。実力を省みず、常日頃行きたいと言っていたトシちゃん(ヲイヲイ・・・(~_~;)) sanae隊では無理とずっと反対していたのですが、トシちゃんが強硬手段に出ました(ヲイヲイ・・(~_~;)) いつもお世話になっているSさんに頼み込んだのです。Sさんの先輩(ボロタネさん)と後輩のウッチーも一緒にと話はトントン進みましたが、急遽Sさんが家庭の事情で行けなくなってしまいました。計画は延期かと思われましたが、ウッチーとは既に何回か一緒に歩いています。ボロタネさんは会った事はありませんが、Sさんを通じてのブログ仲間です(実はその前から拝見してました)。しかもこの三人は元○大山岳部に所属していたというツワモノ!sanae隊にとって願っても無い鬼に金棒隊!(笑) ということで計画は当初予定の横岳通過こそ取りやめましたが、八ケ岳縦走決行となりました\(^o^)/ 前夜10時にウッチーと合流、中央道諏訪インター近くのコンビニでボロタネさんとも無事合流し、初対面の挨拶を交わしたのでした。ブロガーというのは不思議なものです。まったくの初対面という気がしません。山という趣味を通じてこうも親しみが増すものでしょうか。あるいはsanae隊だけがそう思っていたのかもしれませんが(^^ゞ とっても嬉しいコラボでした。 |
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【一日目:3/17】 車は2台、ひとまず一緒に渋の湯へ。駐車場で車中泊し、翌日一台分だけ駐車場代(2日分2000円)を支払い、もう一台の方に四人同乗して美濃戸へ向かいます(6時起床、6時半出発)。 一台は二駆なので念のため美濃戸口に駐車(二日分で1000円)。美濃戸(赤岳山荘)の半額になりますが、美濃戸まで1時間のアルバイト! トシちゃんは早くも歩けるかと心配してます(って、横岳登りたかったのと違うんかい!)・・・が、若い3人(ん?)は気分ノリノリ♪ |
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トイレはチップ制100円。ペーパー付きで温かくきれいです。 今回のリーダーは一番若いウッチー、計画書の手配もしてくれています。共同装備から個人装備までその計画書に基づいてますが、出発前には食材も分担、ボロタネさん一気に重くなりました^_^; 軽くストレッチをし、リーダーが登山者カードを投函してしゅっぱ〜つ! |
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話しながら歩いていたせいか、美濃戸山荘までの一時間は気にならなかったと言うトシちゃんですが、アナタ一人で喋りすぎ!ここでしっかりエネルギー消費してます(~_~;) | |
美濃戸山荘のベンチで一本。久しぶりの本格雪山を歩くというボロタネさん、この一時間で感覚を掴んだという、さすが元山岳部、現アスリート♪(なんて!楽しみながら走っているそうです) 昔は足が速かったというトシちゃんですが(また蒸し返してる^_^;)、もはや歌を忘れたカナリヤ・・・走るなどという勢いはとうに忘れ去られています・・・それでもいいんです、こうして歩けるならば・・・。 |
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ほてった体に、小屋前のふんだんに溢れる美味しい天然の水を戴きます。そして上着を脱ぎ、ここからアイゼンを装着します。 | |
南沢から行者小屋へと向かう前にパチリ。この時見えるはずの阿弥陀岳は見えませんでした。 | |
先頭を行くリーダーのウッチー。堰堤を越えてまもなく現れる最初の橋を渡ります。思ったほど積雪量は多くありません。トレースもしっかりついています。ワカンは今回持ってきませんでしたが正解でした。 | |
二つ目の橋も渡ります。 | |
はじめの登りがアイゼンを要するところ。 | |
石も出てきているので引っ掛けないよう注意も必要です。 | |
沢は雪解けの様相ですが、これが又素敵な景観です(ボロタネさん撮影)。 | |
50分くらいで早めの休憩。リーダーが気を遣ってくれます。 この休憩中トシちゃんが提案しました。「俺遅いからサ、二人で先に行って赤岳登ってきたら!?」・・・って、トシちゃん登らない気でしょ!?△X■○#・・・って思いましたけど、二十数年ぶりの八ケ岳だというボロタネさんでしたからココは異議がありません。 |
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というわけでお二人先行。荷物を少し軽くしていくようにsanaeから進言しましたが、今日来れなかったSさんに笑われるから・・・と、男の意地です。さすがです! | |
お二人が先行してホッとするやら嬉しいやらニコニコ顔のトシちゃん! (あのぅ・・・もう一回言いますが、横岳通過したかったのよね?計画変更したら、途端に戦意喪失ですか〜?) それでもいいんです、こうして歩けるならば・・・。 ともかく歩き出します・・・ |
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見上げると青空が広がっています。 足元の凍結部分は無くなってきましたのでアイゼンを外します。ずっと歩きやすくなりました。 |
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大同心、小同心が見えてきました。 | |
そして横岳も見えてきました。 この広々とした中でランチにします。周りの木々に雪はなく、すっかり緑色。寒の戻りで気温は低いですがやはり春です。 |
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見上げると右手に阿弥陀岳がこんな形です。 | |
こうしたのんびりハイクが好きです・・・・ で、またトシちゃんが言います。「俺たちは赤岳登らなくてもいいよな!」 って、こんなにいい天気だし・・・時間だってあるし・・・ 表情を見て取ったか「先に行ってていいよ」と煙草をふかします。 |
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「・・・・・・」 それでもいいんです、こうして歩けるならば・・・。 山が呼んでいるから先に行きます^_^; |
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横岳から赤岳まで視界に入ってきました。なんて素晴らしいのでしょう! | |
【やがて一つのフレームに納まらない大展望が広がります】 |
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実は明るい雪原の中を歩くより樹林帯の方が歩きやすかったようですが、それでもトレースはしっかり行者小屋に続いています。積雪量は前回よりかなり少なくなっています。 | |
赤岳もくっきり見えます。一休みして行こうと思いましたが、しばしトシちゃんを待ちます。 その間にサブザックを用意し、アイゼンを装着します。 |
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15分ほどしてようやくトシちゃん到着。 でも登る気はないようで、待っていると言います。 それでもいいんです、こうして歩けるならば・・・って、歩かないじゃないですか〜〜〜〜 森林限界を越えたあたりに見えるのが先行の二人でしょうか?とにかく文三郎尾根から一人で行ける所まで行ってみることにします。途中で下山の彼らと会ったらそこで一緒に引き返しましょう。 |
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【一人歩き出します・・・】 |
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中岳分岐辺りまで行ければ展望が得られることですし♪ トシちゃん、行くならまだ間に合いますよ・・・・って、結局一人です。 |
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急登が続きます。 | |
その左側に赤岳山頂。 風が冷たくなってきました。下山してくる若者に稜線の様子を聞くと「風は無かった」と言います。そして「最後の山頂直下は危ないですから気をつけてください」とアドバイスをいただきました。ありがたくお礼を言い、寒くなったので途中でアウターを着ます。 |
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休みながらも中岳分岐に到着。展望が広がります。 | |
赤岳山頂を見上げますが、まだ姿が見えません。ここで写真を撮りながら彼らを待つことにします。 | |
分岐からみた阿弥陀岳。左奥に富士見パノラマスキー場、入笠山が見えます。 | |
権現岳方面。その向こうに南アルプスが見えますが、富士山はハッキリしませんでした。 | |
【↓ 中岳分岐より蓼科山、硫黄岳、横岳方面(左奥は中信高原)】 |
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分岐から下を見ると行者小屋が見えます。 しばし展望を楽しんだ後、もう少し上に行ってみます。行者からすぐに行けばピークを踏めたかもしれなかったのに・・・ |
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結局キレット分岐の少し手前あたりで下山してきた彼らと出会いました。あと20〜30分くらいで山頂ですが、そこで一緒に下山することにします。 | |
前方に阿弥陀岳を見ながら再び分岐に戻ります。アイゼンとピッケルが欠かせない場所です。 | |
慎重に行きます。 | |
少しホッとしたところです。 | |
赤岳山頂は後ろの岩をまわりこんで左上になります。そこが今回も核心部でボロタネさんかなり緊張したようです。 | |
分岐までもう少し。 | |
中岳分岐から下ります。 | |
先頭を行くウッチー(ボロタネさん撮影) 山頂には誰もいなかったそうですが、3時近いというのにまだまだ登ってきます。上の赤岳天望荘に泊まる人なのでしょうか。 |
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分岐でメールを打っているsanae(ボロタネさん撮影) | |
大分低い位置になりましたが急斜面、トラバースが続くので気が抜けません。 | |
樹林帯に入ってようやくホッとします。間近に行者小屋が見えたところで水場を確認しますとしっかり流れていました。 | |
行者小屋に到着です。相変わらずきれいな空。前方に硫黄岳もきれいに見えたまま。 | |
ひとまず無事に下山。お疲れ様〜♪ | |
テントを張る人がポツポツいましたが、下からもどんどん到着してきます。 | |
私たちもここにしようかと思ったのですが、時間があることですし、予定通り赤岳鉱泉に向かうことにしました。 | |
小屋の脇を通っていきますが、やはり雪の少なくなっているのが良くわかります(ボロタネさん撮影) | |
途中の木橋の上です。積雪量は1メートルチョットになっています。 あとは下るだけですからみんなの表情も和みます。 |
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明るい日差しの中、赤岳鉱泉到着。 | |
一人1000円也のテン場代を支払い、テント設営。ウッチーありがとう♪ | |
テント場から赤岳を振り返ります。赤岳鉱泉の側のアイスキャンデーは前回よりかなり成長してます。まだ取り付いている人がいましたが見ていると楽しそうです | |
四人のテントは久々でした。早速宴会、宴会♪ メインは魚介、肉、野菜盛りだくさんの寄せ鍋。ボロタネさんが持ち上げて焼いてくれた焼き鳥(焼きたて最高♪)、ウッチーは未開封の久保田(5合ビンかな?瓶ごとだもんね、美味しかったヨ♪)、sanae隊はビール(500mlX2本)と梅酒とおつまみ数種(やっぱ乾杯ね♪)・・・・ご飯までお米から炊いたのに、なんと写真を撮り忘れてしまった!一枚も無いなんて!写真班は誰〜・・・・ハイ、みな飲みと食に走ってました(爆)ということで、ブロガーの職務怠慢でした(^^ゞ とってもザンネ〜ン!(他に書き漏らしありましたっけ?>メンバーALL) ビールとかお酒は小屋に売っていますけど、行者小屋にテントを張ることになったら・・・と思って持ち上げた次第。猿板さんには到底かないませんが^_^; |
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後編:二日目へ | |
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