箱根・矢倉岳(やぐらだけ870m)

 久しぶりのオフで皆さんと再会
 好天に恵まれ素晴らしい富士山展望

 H17年1月9日(日)
  天気;快晴
  
Member.6人(右:だめちゃん・もぐもぐん・
       石原・石原・テラさん・martyさん)

右写真【山頂で】


【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 

地蔵堂駐車場8:10〜山伏平9:12〜矢倉岳9:35-10:40〜万葉公園11:40-45〜万葉うどん(食事)12:37-13:20?頃〜地蔵堂駐車場13:30?
(所要歩程時間約4時間半くらい・・休憩含む。下山後の万葉うどん屋さんに到着までの時間)


 夫が初歩きをしていないためどこに行こうかと話している矢先に、だめちゃんから矢倉岳オフの呼びかけがあった。短時間で登れる山なので気楽に歩ければ行くだろうと、前夜、夫が新年会から帰宅後に話し、即決めてのドタ参表明だった。

左【地蔵堂前の駐車場】

 朝5時に起床、6時過ぎに出発して地蔵堂前の駐車場に向かう。7時半前に到着。駐車場は広く、時計付きの素敵な建物のトイレもあった。水洗でペーパー付き、大きな鏡までついている。支度してのんびりと待っていると待ち合わせ時間の8時丁度くらいにだめちゃんの車が到着。新松田駅で乗り合わせてきた懐かしいメンバーに久しぶりに再会。丹沢(2002年12月)北八ヶ岳(2003年1月)の時以来だから約二年ぶりになる。先ず年頭の挨拶を交わし、それぞれに準備をしながらとりとめのない会話が弾む。しばらく会っていなかった時間の空白を感じさせないのはやはりメールのやりとりがあるからだろう。

左【全員到着】

 矢倉岳には二回(夫は一回)2000.1/292001.7/1に登っているが、この地蔵堂からは初めてだった。準備が出来てから歩き出し、だめちゃんの後についていく。足柄万葉公園への道路を横切り、今回の目的の万葉うどんと書かれたお店の前を通過。少し下って舗装道路を横切ると矢倉岳への標識がある。きれいに剪定された梅の木が並び、気の早い木の枝には早くも花が咲いていた。

左【登りにかかる】

 それぞれが軽快に登り坂にかかると、早くも息があがり始める夫。煙草は関係ないと頑なに吸い続ける夫だが、夫の他に煙草を吸っている人いないもんね・・・(健康を気遣う妻の心、夫知らず・・)。急かしても仕方ない。まぁ、ともかく気にせずのんびり登ってよ、とマイペースで後からついていく。気温は朝方低く、日中は12〜13度くらい?に、あがるという予報だった。まだ朝の空気はひんやりと冷たかったが、歩いているとやはり熱くなってくる。冷えないように山用ズボン下も重ね履きしてきたからこれで暑くなったら最悪だ。

左【いつ降った雪?】

 登りは直接山伏平へと向かい、山頂を目指した後、反時計回りに万葉公園の方から地蔵堂へ戻るコースをとることになった。樹林帯で視界はないが、寂しい木々に代わり、山行談議に花が咲く。登山道の周りにパラパラと白いものが現れ、「昨夜降った雪かな」などと話している内に万葉公園からの道と合流した。山伏平ってどこ?と認識せぬまま山頂へと向かったが、平らなイメージとは程遠いその分岐点がどうやら山伏平だったらしい。

左【この姿に歓声】

 まもなく酒水(しゃすい)の滝への分岐を通過して山頂方面へ。一旦、平坦な道を行き上り坂にかかると、思っていたとおり凍結していた。山頂まではあとわずかなので私はひとまずストックを出し注意しながら登っていった。突然、前方上部で歓喜の声があがった。ドカーンと大きく見事な富士山が現れたのだ。足をとめてしばし撮影タイム。今年は積雪が少ないようだがやはり素晴らしい。

左【くつろぐメンバー】

 すぐ上の山頂で再び振り返りその景色を楽しむ。富士山といい、箱根の山と言い、雲一つ無い青空の中素晴らしい景観だった。手軽に登れてなんという贅沢なのだろう。広い山頂には他にもハイカーが多く、それぞれにくつろいでいた。私達も思い思いに座ってのんびりする。だめちゃんが「節分巻き!」と笑いながら見せてくれたのは関東でいう太巻きのようだった。食べ始めたら物言わず最後まで食べる風習があるらしい。初めて聞いたが地方色豊かなメンバーならではの新知識だ。来月は節分、我が家でもやってみようか!今回コッフェルなど持っていかず、テルモスで間に合わせたが、Martyさんからコーヒーを戴いた。どうもご馳走様でした。

 矢倉岳山頂にある櫓の上に今回初めて立ってみた。また違った視点で結構気持ちが良い。数日前の塔ノ岳山頂のようにキラキラした相模湾が目の前に広がっている。房総半島はうっすらと見えたが筑波山は見えなかった。手前に大山、丹沢方面の山並みがきれいに見える。

左【下り】

 1時間ほどのんびりし、皆軽アイゼンを着けて富士山の周りにわき上がった雲の様子を眺めながら下山。早朝に登ったお陰でスッキリしたきれいな富士山を堪能できて良かった。テラさんの4爪軽アイゼンがすぐ外れてしまったが再装着せずストックでそのまま軽快に下りていった。さすが!雪が無くなったところで皆取り外した。

 万葉公園方面への登山道は尾根道でなく少し下がったところを平行にトラバースしているため展望もない。でもそんなところに野鳥の囀りが聞こえ飛び交う姿を見ると足を止めてしばし野鳥観察。野鳥の写真に思い入れのあるだめちゃんは野鳥用のカメラを持ってこなかったとちょっと残念そう。

 左側に樹林が途切れて視界が開けると先ほどまでいた矢倉岳が見えてきた。木立が無くなったところには登山道に雪がまだ少し残って凍っているところもある。注意しながら歩いていく。短いハイキングコースのためこれから登る人も多く何回かすれ違った。

左【万葉公園で】

 地蔵堂分岐で下る前に近くの足柄万葉公園に寄ってみた。万葉の和歌が書かれた碑が建っていて、木の間から富士山が見える小さな広場だ。遊具があるわけでもなく、見晴らしが良いわけでもない。公園と呼べるほどか疑問だが新緑や紅葉の時期は景色が楽しめるのだろうか?

左【矢倉岳:東屋より】

 その後は樹林帯を一気に下りていった。道しるべも所々にあるので心配はないが、植林帯は昨年の数多かった台風の影響か根こそぎ倒れている木もいくつかあり、流れた土砂でむき出しになった木の根が階段状の登山道となって広がっていた。20分ほど下ると新しい東屋があった。周りには赤いサザンカが植えられておりようやく華やいだ感じだ。正面には矢倉岳の眺めが良い。周囲にはヤマザクラの木が沢山あるようで、春はさぞやきれいなことだろう。そのころまた来たいものだ。

左【梅の花】

 一休みしてから再び歩き出す。矢倉岳の眺めが続くやや広い登山道になり、のんびりと話しながら歩いていくと朝の分岐地点につき、同じ道を辿った。改めて梅の写真を写してから万葉うどんのお店へ。腰のある手打ちうどんでとても美味しかった。湯うどん、ざるうどん共に380円、うどんのおかわり100円、とろろうどん630円(冷、温)、牛スジうどん700円。食べなかったがおでん(1本130円)も美味しそうだった。 

 地蔵堂の駐車場に戻り、少し雑談。昨年一年を表す清水寺の一文字は「災」だった。関東勢にとって昨年はいろいろとあった年であったようだが、初夢の一冨士に匹敵する冨士を見て、幸先の良いスタートを切った。今年は良い年となりますように。ということで帰路についた。これから空路大阪に帰られるもぐさん、お気をつけて。皆さんまたよろしくお願いします。