御坂山塊前衛釈迦ケ岳〜神座山〜大栃山
(クリック地図) (しゃかがたけ1641m〜じんざやま1474.4m〜おおとちやま1415m)
(前日:京戸山〜達沢山   
 テントミータカ隊お二人の迷惑を顧みず、コラボは翌日も続きます(^^ゞ とにかく陽気な人でウマが合いました。テントミータカさんの山への思いの激しさ(この言葉がピッタリかと!笑)がビンビン伝わってきました。
 この日も晴天、富士山は優しく微笑んでくれたのでした。そして最後にお花のご褒美も♪
 H19年4月14日-15日(土日)
  天気;晴れ
  Member.4人(テントミータカ隊、トシちゃん、sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む。写真を撮りながらのんびり歩きです) 

4/14(土):晴れ ⇒ コチラ
立沢林道途中に駐車(910mあたり)9:16〜達沢山分岐10:08〜ナットウ箱山10:25〜京戸山10:38〜釈迦堂遺跡博物館登山口分岐10:45-50〜1487mP11:05-12:05〜分岐へ戻る〜京戸山〜ナットウ箱山12:33〜立沢分岐12:48〜達沢山12:55-13:15〜駐車地点着14:05・・所要時間約5時間弱


4/15(日):晴れ
檜峯神社7:00〜釈迦ケ岳8:45-9:30〜神座山10:50-11:40〜トビス峠12:02-12:12〜大栃山12:49-13:31〜トビス峠14:00〜檜峯神社14:17
・・・所要時間約7時間強
↑ 釈迦ケ岳山頂より
 前日初対面ですっかり打ち解けた我ら、山とお花見と温泉が済んで一眠りした後、コンビニでちょこっと買出しをしながら檜峯(ひみね)神社へと向かいました。檜峯神社の入り口は中央道側から達沢山に向かった“御坂みち”の途中(達沢山入口の手前)にあります。でも夜のことでここもまた一回通り過ぎてしまいました。戻ってくると大きな看板が左に見えますが、中央道側から来ると見えません。明るければバス停があり気付くのですが、夜は要注意です。

 テントミータカさんは3年前にも来ているそうですが(その時は雪のため途中で撤退)、バイパスが新しく出来て分かりにくくなっているようでした。

 広々ときれいな“御坂みち”から檜峯神社へ進むと細い林道になります。一度来たことのあるテントミータカさんの車の後をついて行きますが、sanae隊だけだとコレでいいのだろうかと、ちょっと心配になってしまうような道です。周りには桃畑があるので脇道に入らないように進んでいるのが分かります。

 間もなく道幅いっぱいに鉄柵が塞いでました。テントミータカさんが開け、中へ入ります。sanae隊の車も続き、今度はsanaeが下りて扉をしめます。動物の保護柵でしょうか?(写真は帰りに写します)

 道幅は狭く、多少凸凹していますが、舗装道になっています。sanae隊だけですと、またまた此処でいいのかと不安になってしまいますが、安心してテントミータカ隊についていきます。

 そして無事に神社駐車場へ到着。そばにはトイレもありました。

 駐車場。右に見えるのがトイレ。近くには水場もあり、キャンプ場として開放されているようです

 ←・・・って、「残飯、ごみなどは深く穴を掘ってしっかりうめてください」というのが気になりました。動物って嗅覚が優れてますよね〜。熊さんもいるようですし、いいのかな〜?

 それぞれに食事と支度を済ませ、7時に出発します。

 分かりやすいイラストマップがありました。


 駐車場からの登り口は遠回りになるということで、少し下へ移動し、釈迦ケ岳寄りの尾根に出るルートから行きます(コースは両日共テントミータカ隊にお任せです。ただし登る前にお互いしっかりコースチェック済み)。

 舗装道を少し行くと山道への標識があります。

 テントミータカ隊、今回もザックが大きく見えますが、コレでも中身は減らしてきたそうです^_^;

↑ カタクリ蕾

↑ ケマルバスミレ

 sanae隊はめいっぱい軽くしてきました♪

 こうして見ると一目瞭然(^^ゞ

 標識は丁寧につけられています。

 釈迦ケ岳が見えてきました。

 苔むした登山道と雑木林が心地よいです。新緑も紅葉も素晴らしいことでしょう。

 炭焼き跡だそうです。いつまで使われていたのでしょうか、石組みがまだしっかりしています。

 ここで小休止。

 再び登りはじめると、段々急登に!ところどころにトラロープがあります。

 木の間からは最後に登る大栃山も見えてきます。木の葉が出てきたら見えにくくなってしまうのでしょう。この時期ならではの展望。

 落ち葉を踏みしめて行きます。稜線が近づいてきました。この辺りの下草は見られませんでした。

 右が檜峯神社、左が釈迦ケ岳と書かれています。檜峯神社から登ってきたのでヘンな感じですが、右から下りるコースがあるので書かれたのでしょう。右は神座山、大栃山にも向かいますので、先ずは左の釈迦ケ岳に行ってからまたここに戻ってきます。

 一休みしていると、南面の御坂山塊の向こうから真っ白な富士山がのぞいていました。今日もきれいです。

 眺めながら釈迦ケ岳山頂へ。

 山頂手前の開けた場所では南アルプス、八ケ岳も一望でした。その間には北アルプスもかすかに見えましたが写真は無理でした。最初は雲かなと思ったのですが、キレットが分かったので間違いないようです。冬の晴天の時は、その展望がさぞや素晴らしいことでしょう。

↑ 白峰三山

↑ 八ケ岳

 山頂までもう少しです。

 こんな岩場もあり、ロープがつけられています。

 釈迦ケ岳山頂!本日の最高峰、1541m。山梨百名山の一座です。

 山頂からの展望は何よりのご褒美♪

 sanaeは今回二回目です。前に来たのは10年前。この釈迦ケ岳から左(東)へ御坂山塊の黒岳、破風山へ回ったのでした。それが目の前の山並み。その御坂山塊を挟んで富士山が対峙しています。

 それにしてもよく歩いたものです・・・・^_^;

 ズームアップ!

 お地蔵様三体!(^^ゞ

 10年前の記録にはこの夫婦地蔵のことも、素晴らしい展望のことも書かれていましたが、もう記憶の彼方です^_^;

 黒岳と夫婦地蔵。

 こちらは南アルプスをバックに。

 展望を充分堪能して山頂を後にします。

 肉眼では見えた北アルプスですが、コンパクトデジカメではご覧のとおり・・・




 前方にこれから歩く山並みが見えます。
        

↑ これから歩くコースを眺めながら・・・

 気をつけて下ります。

 上芦川分岐。以前はこのルートを登ってきたのでした(sanae)。

 1521.9mP。ここにも檜峯神社へ向かう(右へ下る)標識があります。神座山、大栃山もそちらなのに、まだ先と思ってうっかり通過してしまいました。

 稜線から離れていることにすぐ気付いたので、即戻りましたが、この時、はじかれた枝がsanaeの目に当たり、メガネが飛んでしまいました。戻って地図を出した時に気付き、慌てて取りに行ったのでした。幸い近かったので地図の確認時間も含めてロスタイムは約10分。

 メガネはとれたら分かるだろうと思っていましたが、その時は全く気付かず・・痛いと感じただけ。不思議な体験でした。

 上の標識のついた木の根元に、四等三角点がありましたが、この木札は下を向いていたので全く気付きませんでした。付いていた紐が切れていたので、標識にぶら下がっていたのが落ちたようです。

 このピークの側の木にはサルオガセがありました。

 改めて下ります。

 又上ります。

 ダンコウバイがいっぱい咲いていました。



↑ バックに釈迦ケ岳

 さっきまで、あの釈迦ケ岳の尖峰にいたのでした(^o^)/

 気持ちの良い登山道です。



 すぐ山頂というところで、踏まれながら咲いていた小さな花。 久々に見るセンポンヤリでした。

 神座山山頂。

 賑やかでした。この山頂からもズームで富士山激写!

 山頂は木があるので少し下がった場所からですが、相変わらず見事な富士山です。

 振り返ると尖っている釈迦ケ岳(左)。スゴイ山に登った〜と思えてしまいます(^^♪ 右奥は黒岳。

 山頂で休憩します。甲斐甲斐しいテントミータカさん。

 忘れ物は無いかな?確かめて出発。




↑ 落葉松の間に見える大栃山。山頂は左端。

 トビス峠です。ここから檜峯神社までは10分とありました。

 ここで一休みして、大栃山をピストンします。

 峠には天狗の像がありました。

 峠で待っていると言いつつ、今日はテントミータカ隊と一緒なのでトシちゃん観念!ガンバッテ登ります。コースは全てしっかりして問題はありません。渋いエリアですが人気のあるのが分かります。

 大栃山山頂(山梨百名山)。ここも賑やかでしたが間もなく誰もいなくなりました。ここでものんびりします。木の間からは相変わらず南アルプス、八ケ岳、富士山がみえます。春霞ですが、充分満足♪

 しつこく富士山(^^ゞ

 山座同定盤

 四人で握手して、最後の山頂を後にします。

 これは蛾ですよね?トシちゃんの腕でしばし休憩してました。

 ズンズン下ります。


↑ ちびっちゃいキノコ


↑ テントミータカさんはダンコウバイを撮影・・

 トビス峠からは10分で下山です。

 ところがなんと、途中でカタクリがまとまって咲いていました。皆大喜び!

 咲いているのは少なかったのですが、スミレも少しありました。葉っぱを見ると種類は多かったので、この先楽しめそうです。






↑ ヒトリシズカ

↑ ナガバノスミレサイシン


↑ アケボノスミレ?

 登山口に下りてきました。この両脇の杭は下のように書かれています。互いにチョットそっぽを向いているのが気になりました(笑)

↑ 「山梨百名山 釈迦ケ岳登山道」と。

↑ 「山梨百名山 大栃山登山道」と。

 檜峯神社。

 鳥居を潜ると大杉やコノハズクの説明書きがありました。

 コノハズク用の巣箱


 階段を登った所にある大杉。

 お参りして駐車場に戻る途中にも水場がありました。

 大きなポリタンを持って、車で汲みに来ている人もいました。

 無事に下山。天気に恵まれ、楽しい二日間でした。

 重い荷物の中からは、美味しい果物、お菓子、飲物が出てきて、ご相伴にあずかりご馳走様でした♪

 山行とお花見と温泉と、そして素敵な山仲間が出来ました。ここでテントミータカ隊とはお別れですが、また機会がありましたらよろしくお願いいたします(^^ゞ

 神社から下りてくると昨夜通ったゲートです。

 自分であけます。

 車が出た後はまたきちんと閉めておきます。

 土日の両日に登った山の、間にある桃畑をまた通りながら今回は「ももの里温泉」に向かいました。

 その後は寄り道もせず、渋滞の中央道を走り、珍しく明るい内に帰宅しました。



↑ 前日登った達沢山、京戸山系