八ヶ岳: 茶臼山〜縞枯山〜八柱山
(ちゃうすやま 2384m〜しまがれやま 2403m〜やばしらやま2114.3m クリック地図
 
  2ヶ月ぶりの山歩きですが、テントでのんびりしたくて選んだ白駒池のテント場に連泊でした。一年ぶりのテント装備は駐車場から15分ならば何とか辿り着くのではないかと!^^; 初日はニュウをのんびり歩き、二日目は縞枯方面。思ったよりしっかり歩けました^^;
  H24年9月16日(日)
  天気;晴
  Member.2人

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
 白駒池青苔荘7:00〜麦草峠7:48〜中小場8:25-35〜茶臼山9:05〜茶臼山展望台〜茶臼山9:19〜縞枯山展望台9:49-59〜縞枯山10:13〜雨池峠10:36-45〜雨池11:22-12:18〜八柱山13:00-31〜雨池〜林道歩き14:08-15〜麦草峠15:00〜白駒駐車場へ15:36-16:22〜テン場(白駒池青苔荘)16:35頃
(駐車場の時間を除く所要時間約9時間弱)
 
↑ 麦草峠より茶臼山、縞枯山方面


トラック(赤)
緑は入れていったルート


 シュラフはスリーシーズン用を持って行ったのですが、腕を出していたら寒く感じられるほどでした。山はもう晩秋を意識して用意した方が良いようです。

 私はぐっすり眠れましたが、夜中に起きたトシちゃんは満点の星できれいだと言っていました(^^ゞ
   
 前日は寝不足だったので無視せずゆっくり起床。それでも5時半。昨日は7時ごろには寝ていましたからたっぷり10時間は寝ています。明け方の気温は10度。
   
テント場は樹林帯の中なので展望はありませんが、少し高いところにあるトイレ前からはにゅう方面が眺められます。どこが山頂かはっきりは分かりませんが・・・^^;
   7時ごろ。縞枯山の方に出発。GPSにコースを入れてありますが、果たして全部歩けるかどうか・・・と、この時は思ってました。

 テント場はそこそこ埋まっていましたが混んでいるというほどではなく、静かに過ごせて快適でした。
   小屋番さんに声掛けしようとしましたが、泊り客で取り込み中。そのまま通過します。

トウヒやシラビソ、コメツガなどの樹林帯と苔むす森
 
   お天気も良く気持ちの良い朝。
   いったん駐車場分岐まで戻り、麦草峠へ。

白駒の奥庭

 
   樹林帯の中を抜け出して開けた風景に一瞬驚きの声があがりました。一面緑ですがホッとする空間で思わず足の歩を緩めます。
   黒曜の森。いろいろな名前がついています。ここの苔はフウリンゴケというのだそうな。可愛い(^.^)

キノコの森でもありました。

 
 
森を抜け麦草ヒュッテに近づくと青空の下に縞枯方面


   笹の葉には夜露

ナナカマドが色づき始めていました。
10月初旬ごろが見ごろなのでしょうか?


 

 

   麦草ヒュッテが見えてきました。


 
   ニホンジカ防護柵。ここも鹿が多いようですね。
麦草ヒュッテ  標高は2127m 
麦草ヒュッテは一度泊まったことがあります。1月の積雪期、 もう9年前になりますが山仲間とはほとんどテントだったので小屋泊は珍しいことでした。ここはテントを張れないので仕方なかったのですが、小屋でも寒かったという記憶が残っています。八ヶ岳の冬は寒いですが、またその頃来てみたいです。

この時の気温は21.8度。気持ちの良い青空のもと、爽やかでした。

この後麦草ヒュッテに泊まった人に会ったのですが、小屋は空いていたということでした。逆に黒百合ヒュッテは満員で予約出来なかったそうです。
   R299メルヘン街道を横切って茶水池分岐を縞枯山へ。時計回りに歩いて再びここに戻ってきます。
   樹林帯に入ると気温は17,5度と下がりました。
   涼しくて気持ちの良い登り道で楽でした。そういえば昨日の疲れがまだ出ていないような・・・(^^ゞ 筋肉痛はこれからかな〜なんて覚悟していましたがその後一週間たっても大丈夫でした\(^o^)/…(レポが遅くなってしまいました^^;)

中小場
中央アルプス一望

 
 
中ア(ズーム)

 
南アルプス

 
八ヶ岳南 天狗岳 


 
南ア〜中ア
中小場山頂より

   ゴゼンタチバナの実
   きれいな苔

振り返ると八ヶ岳の左に秩父山系も

 
   茶臼山山頂。

 木に囲まれて展望はありませんが少し先に見逃せない展望台があります。

茶臼展望台より

南側に八ヶ岳、主峰赤岳も。

 
 
北に縞枯状態の縞枯山斜面、奥に蓼科山。
左雲海に浮かぶ北アルプス

御嶽山、乗鞍岳 
 
パノラマ(画像クリックで拡大します)


 
茶臼展望台をうっかりスルーするところでした^^; ここを見逃したらとても残念です。雲が多かったのですが、これだけ眺められれば来た甲斐があったというものです(^^)v 雲が多かったのですが、肉眼では北アの槍穂などもしっかり見えました♪
   展望を楽しんで再び茶臼山頂へ戻り、縞枯山へと向かいます。
   けっこうガレていますから足元注意です。
   縞枯山独特の立ち枯れ風景。
    五辻分岐を通過して縞枯山への途中、登りきったところで右手の展望台へ立ち寄ります。夏道はけっこう岩岩だったのだと改めて思ったりして。ここに限らずこうしてすぐ忘れてしまうから懲りずにまた山に来れるんですねー(^_^;)

展望台にて

 

展望台より
ここも南アルプスやら中央アルプスやら
気持ちのいい眺め

 
 
正面にどーんと無論八ヶ岳ですが
その左側にはこうして秩父の山並み
金峰山の五丈岩が目立ちます。


   テント場は携帯が繋がらないので休みついでにネット検索。今日は荷物が少ないのでタブレットを持ってきましたが、バッテリーの無くなるのが早い!
   展望台から登山道に戻ってほぼ平坦な道を行きます。山頂かと思った場所は単なる道標でした(^_^;)
   もう少し先に行き、
   本物の縞枯山山頂2402m。さすがに大勢の人が休んでいました。展望もないので写真だけ撮ってスルーします。
   縞枯山の下りは急でここもかなりガレています。意外にも小さいお子さんを連れている家族連れ数組とすれ違いました。登りはともかく下りは気を遣いそうです。
   私はここにマゴタン連れて来るのは嫌だなと思いますが、ロープウェーで来やすい距離、縞枯山まで短いコースタイムですからこの山を選ばれるのでしょうか?

背負われている子も一生懸命歩いている子もいじらしく、みな可愛いかったなー!
   縞枯山から25分とかからず雨池峠。
   私たちも少し休憩してから雨池に向かうことにしましょう。
   少しだけ車両通行止めの林道を歩きます。

 地味なルートですが、思ったより人が入っていました。
   ここも少ずつし紅葉のはじまり♪
   雨池分岐は分かりやすいところにいくつかあり、間違えることは無さそうです
   右側(南側)はかなり枯れています。その上を人が歩いていてびっくりでした。

 予定通りここでお昼休憩。今回は珍しくカップ麺。
   
   雨池の北側ルートを通って八柱山に向かう予定でしたが、池の上を歩けるなんて機会は早々ないからと、横切ることにします(^_^;) トシちゃんは最短コースを歩きたくて(笑;

 上の地図にしっかり水上の軌跡(GPS)が残されているのが面白い!(^o^)
   鹿の足跡もいっぱい。
   足元の地面はひび割れています。

池の北側を写すと水が少ししかないように見えます
 
   池を横切って八柱山へは少し北へ向かいます。このルートでも外人向けの標識、韓国語かな?
   

今回の数少ない花 
ハナニガナやリンドウ


   八柱山への入り口
   
   ここは池かな?枯れているように見えるだけなのか?・・・というような場所を右に見ながら行きますが、緩やかなアップダウンと平坦な登山道で、山頂と思しき場所になかなか辿り着きません(^_^;)

また、昭文社の地図(2012年版)によれば途中に雨池に戻らず林道へ直接向かうルートもあるはず・・と気を付けていましたが、見つかりませんでした。どうやら笹の繁殖力に埋もれてしまったようです。下りは結局同ルートを戻ります。
   雨池沿いの入り口からは30分で八柱山山頂に到着です。

こんな鉄塔が建っていました
 
 
富士山が見えるそうですが
その方向と思われる場所は雲で覆われ残念。

その左側、このわずかに開けた方角は秩父方面のはずですが
やはり雲の中。


 
ちょっとだけ秋を感じてきました。

 
山頂で会った方に写していただきました。
(昨日も今日も三脚を持ち歩きながら結局一度も使わず^^;)



   展望はさっぱりの山頂でしたが、偶然私たちと同じ市に住んでいるというお二人と話したりして、30分も過ごしてしまいました。

 もっと話していたそうなトシちゃんでしたがお邪魔しては悪いとお先に失礼します(^^ゞ
   25分ほどで入り口に戻りました。

雨池の向こうには北横岳
 
 
歩いてきた縞枯山

    麦草峠への表示に従って。

 笹の勢いがすごくて、木道が無かったら道がなくなってしまいそうでした。お蔭で歩きやすかったです。
   再び林道。
   そしてまた山道になります。

最後にここでの緩やかな登りは疲れました(^_^;)

 
   茶水の池に到着
   麦草峠の車と人の喧騒を聞きながら、再び会った八柱山のお二人と少し話をしてから我らは白駒池へ戻ります。

麦草ヒュッテから来た道を戻ろうとすると
朝は気づかなかったトリカブトやシラタマノキ、フウロなどが
目に入りました。

 
 

 

 


   早めに下りたら近くの温泉に行こうと思っていたのですが遅くなってしまったので一旦駐車場に戻り、駐車場のトイレで着替えだけ済ませてテン場に戻りました。トイレは有料(50円)でペーパー付き。洋式水洗できれいでした。

 初日受付不在で未払いだった駐車料金はこの時翌日分を含めて三日分支払いました(500円×3)。でも翌日は・・・。
   
 テント場に戻り、小屋でこの日のテン場代(650円×2人分)を支払い、小屋番さんとしばしおしゃべり。小屋に泊まればいろいろと面白い話も聞けるのでしょうが、こんなひと時もまた良いものです。小屋泊ですとお風呂も入れるようです。

 水場は小屋の横に水道がいくつかあり、今宵の分を補充。
   テントは昨日より少なくなっていました。

 暗くなる前に夕ご飯。
   
   夕飯は
 サラダ(キャベツ・キュウリ・水菜・ハム・ドレッシング)

 炒め物(味付き豚肉・玉葱・ピーマン・ナス)

 スープ(豆腐・水菜・小葱・卵)

 アルファ米


 もちろんビール(小屋調達)・梅酒(自家製)を飲みながら♪
 この日はお天気が良くて最高でした。久々の山歩きにしては頑張りましたp(^-^)q 心地よい疲労感と満足感♪ 気をよくして翌日は天狗岳を目指そうと思ったのですが、天気は下り坂の模様です。お昼ごろまで天気がもってくれるといいなと期待しつつ、帰りの渋滞も考慮して、朝は4時ごろ出発することにしました。

が、・・・・

   予定通り3時に起床。下山してすぐ帰れるようにと簡単に荷物をまとめ出発準備完了。ところが出発する4時ごろトシちゃんのセンサーに反応が!

 ポツポツと・・・ えぇ〜!? 雨〜!??

    下山してから撤収予定のテントでしたが雨だと厄介です。先に撤収し車に積んで、山はどうするか駐車場で決めることにしました。
   4時半。小屋はまだ電気が点いていません。小屋番さんにご挨拶せぬまま失礼します。
   まだ霧雨程度だった雨ですが、
   だんだんと・・・
   駐車場に着くころには最早やむ気配無く。

 それでもしばし様子見でしたが、登っても展望は期待できないとみて、残念ながら帰ることにしました(涙)

 夜が明けるにつれ、晴れ間ものぞいたりして早まったかなと思いましたが、途中眺められた虹の向こうに見えるはずの八ヶ岳はすっかり雲の中です。

 このあと激しい雨が降ったりして、ようやく諦めもつきました^^;




 

(画像クリックで拡大します) 



9時の開店を待って清泉寮へ

                   早く あかないかな     ・・・      
 


ミルクソフトを食べてきました(^^♪
 


あま〜くておいしかったー♪
350円

 3日目は不発でしたが前二日間天気が良くて楽しめました。目的にかなった静かでのんびりしたテント泊ができましたし、二か月ぶりの山歩きにしてはマアマア筋肉痛をおこさずにすみましたし、わずか15分とはいえデカザックも担ぐことができました。実りの秋(まだ残暑厳しいですが^^;)、実りのある今回の山歩きでした(^^)v ということで徐々に始動です(^_-)-☆・・・といいつつ翌週は出かけた日曜に雨で登らず(^_^;)