八ヶ岳:ニュウ
(にゅう 2351.9m クリック地図

 2ヶ月ぶりの山歩きですが、テントでのんびりしたくて選んだ白駒池のテント場でした。一年ぶりのテント装備は駐車場から15分ならば何とか辿り着くのではないかと!^^; 初日はニュウをのんびり歩いてきました。
 H24年9月15日(土)
  天気;晴
  Member.2人

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
 麦草峠P8:10〜白駒池青苔荘テント設営8:26-9:57〜ニュウ11:23-12:22〜(途中落とし物捜しでロスタイム)〜白駒池青苔荘15:04
(白駒池青苔荘〜ニュウ〜白駒池青苔荘の所要時間約5時間)

↑ 苔の森に可愛いキノコ

 
トラック(赤)




 暑さと孫の世話とPCの故障などで今年の夏はとうとう山に行けませんでした。気力も体力も抜けて茫然自失、幼い孫と共に涼しいクーラーの中でおとなしく過ごしておりました。クーラー苦手な私ですが、今年の夏は頼らざるを得ない暑さでした。
 

 残暑が長引く中、9月の声を聞くとやはり山が恋しくなりました^^;

 涼しくて静かな山の中のテント泊でのんびりしたいけど、さすがにデカザックは無理!・・・

 でもじっと地図を眺めていて見つけました。白駒の池のキャンプ指定地なら駐車場から15分。紅葉時期を前におそらく人も少ないと見越して出かけてきました。

 
 麦草ヒュッテの近くには無料駐車場がありますが少しでも楽をしたいから白駒の池に近い有料駐車場へ^^;

 
 買い物に行く時間がなかったので来る途中コンビニで調達の食材を手に持って。山へ行くには異様な出で立ちです(^_^;) 

 ザックと手荷物、ウエストバックの総量は24キロ、トシちゃんは29キロ。15分の道のりなればこそ・・(^_^;)


 最初は緩やかな登りです。

 分岐。青苔荘は左へ。平坦な道を行き、緩やかに下って青苔荘。

 以前真っ白な雪の時期にこの辺りを少しだけ寄り道して歩いたことがあります。夏と冬、まったく風景が違いますね、当たり前ですけど(^^ゞ

 池の周囲を歩いたこともありますが、ほとんど記憶に残っていません^^;

 青苔荘に到着。テント場の申し込みをしている間にトシちゃんはテント場へ。

 テント場一人650円。連泊の予定ですが、ここはその日だけしか受け付けません。翌日はまた改めて申し込みます。その方が小屋番さんは登山者の行程が把握出来て良いみたいです。話しやすいきさくな小屋番さんでした。いろいろ情報を戴いてテント場へ。

 いい場所が空いていてさっそく設営。

 いいな〜♪久々の豪邸!

 トイレは小屋の少し上にあります。建物は古くボットンですが、きれいにお掃除されていました。あとは使う人のマナーですが、ちょっと残念な人もいたりして・・・水洗しか知らない世代?

 駐車場から近いにしてはどっぷり山小屋風景。まだ朝早い時間ですが静かで私たちにしてみれば願ってもないロケーション。

 でも地元の小学生も訪れる場所のため、水洗にする計画もでているとか。そうなるとここはもっと混む場所になるのかもしれません。


 
 
テント設営後にゅうへ

 


 ニュウとあったり、にゅうとあったり、ここはニウ・・・・このあともいろいろ(^_^;)
 
苔の森
一面に広がって


 



 

 苔にもいろいろな種類があるんですね。驚きました。

 雨が降ったら苔が生き生きとしてもっときれいなことでしょう。泥んこになりそうな道だったり滑りそうな木道だったりしますから、どうか降りませんようにと思いながら・・・そんなはっきりしない空模様でもありました。

白駒湿原


苔の森に棲む妖精のよう 






コケ丸君が可愛い


 途中休憩している方にリンゴを戴きました(^^ゞ
 先に行ってしまったトシちゃんを追いかけて、さっそく一緒に戴きます。丁寧に切り分けた貴重な果物をありがとうございました。とても美味しかったです。

 珍しく朝食は食べずに歩いていたのですが、お蔭で空腹を感じずに山頂まで行けました(^^ゞ 

   稲子湯分岐。ここでもにゅうの表示がいろいろ^^;
   
   もうすぐ稜線。
   稜線に出ると左に山頂。小さな子(もうすぐ2歳だったかな?)を高い高いしてあやしている若い夫婦の姿が見えました。
   山頂にて。以前ここでお昼にしたのを思い出します。あのころは私たちのほかにもう一組のご夫婦がいただけですが、今回は思いのほか大勢いて山頂がより狭く感じました。

眼下に白駒の池

 
 
 
 池の向こうに縞枯山方面
その手前左の山は丸山でしょうか。



天狗岳。雲がかかって西峰がうっすらと。
左奥に硫黄岳 


天気が良かったら天狗までと思いましたが
雲が多いので止めました。
中山、高見石へとまわるのも同様に取りやめ、
このにゅうの山頂からの眺めを楽しみ
同ルートを下ることにします。

 
久々の山歩きですから
先ずは足慣らし・・・



もうあまりお花も咲いていませんでしたが
わずかに咲いていたイワツメクサに癒されました。


 この山頂直下でイワツメクサを撮り、あとは同ルートをとんとんと下りていきましたが、白駒湿原まで来てカメラを構えたら・・ん?撮れない??? バッテリーは替えたばかりなのにと思いながら見るとバッテリーが無い!また落としてしまいました。裏妙義で落として以来2回目です(+o+)

 純正だからもったいないし(安いのも持っているのですが^^;)、時間も十分あるのでまた引き返しました。

 下ってくる人に「見ませんでしたか?」と確認しながら引き返すこと20数分、ありました。

 途中カメラ機材の入った大きなザックを背負った若者とも話したりしていましたから、トシちゃんが後を追いかけて見つかったことを伝えにいってくれました。

 するとわざわざザックをおろして、バッテリーカバーに張る補修テープ(名前を失念)を出してくださいました。その方はこのあと黒百合ヒュッテまで行かれるというのに、そこで30分以上もカメラや写真の話をしてしまいました^^; おそらくこの時間(2時前後)でもテン場は混んでいるでしょうに大丈夫だったでしょうか?

 その夜の星空はきれいでしたからきっと素敵な写真が撮れたことでしょうね。
   のんびり下って再び白駒湿原。ようやく撮れました(笑;
   とんぼがいっぱいいたのでついでにパチリ。 
 


 
ゴゼンタチバナの赤い実




ナナカマドの葉はまだ青々していました。
10月に入れば真っ赤に色づくことでしょう。
 

 
白駒池が見えるところまで下りてきました。




今回は周回せず、木の間から眺めただけ。
 


 
まさに苔の森





ムンクの叫び?

 
 


 青苔荘に戻ってきました。

板張りの有料テン場もありますが
雨ざらしですからかなり傷んできていました。

 

 久々の山めし♪

 まずは葱を刻んで。

 冷奴!プレモルで乾杯!

 げんさんの山めしアイディアをさっそく!

 好きなカマンベールチーズのチーズフォンデュ

 これ見たときからやってみたかったんですよね。すごいアイディアですよ。美味しいし簡単だし!ワインも持ってくれば良かった(笑) 急だったのでフランスパンも用意できなかったけど、それはまたの機会に♪
    ちなみにホイルはコレを使ってみました。これは便利です。

 ご飯はアルファ米。実はテント泊のために買い置きしておいたものですが、この一年全然使う機会無く、賞味期限寸前のものやら切れたものやら・・・^^; で、消化すべく持ってきました。でもこの一袋で夕飯と翌日の朝食分できてしまうんですよね。なかなか減らない・・・

 キュウリ(生)も買ってきました、ポリ袋にうどんスープを入れてモミモミして即席漬物の出来上がり。
 肉野菜炒め。

食べて呑んで至福のひととき



 
この後テントの中でコーヒーの香りも楽しんで
久々のテント泊は幸せ気分でした。

翌日(茶臼山〜縞枯山〜八柱山)へつづく