前日、急遽鳥取砂丘に行ったため、蒜山の予定を変更。扇ノ山、氷ノ山に登ることにした。
まずは扇ノ山へ。前夜八東町ふる里の森Pでテント泊し、6時起床。雨は降っていない、ホッと一安心。先にテント撤収し、朝食と支度を済ませて出発。見上げると青空だ。しばらく林道だったのでもっと車で入っていけるかと思っていたが、入り口から通行止めのようになっていた。舗装道ではないのでえぐられていたり、草が生えていたりで凸凹の道。無理して進入しても通過は不可能。
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【登山口へ】 |
しかし、しばらく(40分くらい)進むと再び舗装された林道に出た。この林道を使えばこの先のケルンのある登山口まで行けるのかもしれない。まだ半袖で大丈夫だけれどさすがに9月も下旬、ススキが続く林道はすっかり秋の風景だ。
そのケルンのある登山口からは細い登山道になっていく。ツリフネソウやキバナアキギリ、ミゾソバ、アキチョウジ、ツルリンドウ、ノコンギク・・と秋の花が目を楽しませてくれる。登山道は階段が続きちょっと閉口。
途中で小雨が降ってきたが傘をさして登っていった。コースのせいか、天気のせいか、登る人は少なく登りで男性一人、下りで男女二人連れと男性一人だけだった。
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【階段を行く】 |
【ブナ林】 |
階段からいったん平坦な道になるとホッとして周りのブナ林に目がいく。ガスっているので幻想的な景色だ。曇っていても晴れていても気持ちのよい樹林帯に思える。新緑、紅葉ともに素晴らしいことだろう。
まもなく山頂かと思っていたら、まだ先があった。再び階段になり、なるほど、これが扇の形をした山と実感する登りだった。もちろん綱渡りのような細い道ではない、しっかりした安心して歩ける普通の登山道だが開いた扇の上を、そのカーブに沿って歩いているようなイメージで登っていく。
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【山頂:扇ノ山避難小屋】 |
そしてそのまま目の前に小屋が見えるとそこが山頂だった。晴れていたらどの程度の展望だろう。今回も眺望を楽しめなくて残念。
小屋の中に入って一休み。二階は土足厳禁と書いてあった。一階を使わせてもらったがとてもきれいな小屋だ。気持ちよく小屋泊できそうだがトイレは無いようだった。利用ノートに記帳して休憩したあと小屋を後にした。
時々小雨があり、足元が滑りそうだったのでストックを出した。静かな山を楽しみながら同ルートを下山。なかなか歩けない山域なのに、思いがけなく登りたかった山の一つに登ることができて嬉しかった。また登ることはできるだろうか・・・
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キバナアキギリ |
アキチョウジ |
ツルリンドウ |
ミゾソバ |
ノコンギク |
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