上越:苗場山
(なえばさん 2145.3mクリック地図

 シラネアオイは終盤でしたが見ることができました。山頂の湿原は雪がかなり残っており高山植物の花はまだこれから。梅雨時でしたがお天気に恵まれ楽しめました。
 H24年6月24日(日)
  天気;晴
  Member.2人

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
 祓川登山口(第2リフト町営P)6:00〜和田小屋前〜(小休止7:35-45)〜下ノ芝7:53〜中ノ芝8:40〜上ノ芝9:02〜小松原湿原分岐9:10〜神楽ヶ峰9:27〜雷清水9:47〜苗場山山頂11:00-12:16〜(同ルート下山)〜祓川登山口(第2リフト町営P)16:20(所要時間約10時間20分)

↑ 九合目より苗場山山頂方面とシラネアオイ

 
シラネアオイ





 前日の平標山から苗場山へ。昨夜のうちに祓川登山口の駐車場へ。ここは5年前の秋(10/14)以来です。前日にはやはり平標山に登り、素晴らしい紅葉を満喫しました。またその時期に来てみたいものです。

 冬はスキー場の駐車場に駐車。

 
 トイレもあります。水洗でペーパー付。

 
 亀足としてはもう少し早めに出たかったのですが、出発は6時。
ズダヤクシュ

 ズダヤクシュがいっぱい。帝釈山のオサバグサを思い出します。

 しばらくはリフト沿いをいきます。左側には林道がありますが、関係車両のみ入れるようで一般車は私達が停めた駐車場まで。

 リフト駅の周辺には10頭以上お猿さん。もちろんズームで。

 和田小屋。

 和田小屋の前にカウンターがあり入下山者の人数がチェックされているようです。

 ゲレンデを横切って登山道へ。

 梅雨時ですが、昨日今日と気持ちのいい青空が広がっています。

 大きな木もこうした双葉から。どんな木に育つのでしょう♪

 こんなダケカンバ(白樺?)でしょうか?

 緑がきれいな樹林帯へ。

 五合半の杭。この先も順番にありました。和田小屋辺りが五合目?
イワカガミ(コイワカガミ?)

エンレイソウ

ムシカリ(オオカメノキ)

タムシバ・・・既に満開は過ぎてます。

コイワカガミ

ミツバオウレン

タケシマラン

イワナシ


 タケシマランがあちこちに群生していて驚きました。

 ツバメオモトやコイワカガミ、エンレイソウ、コミヤマカタバミなども次々に。
ショウジョウバカマ

タケシマラン

ムラサキヤシオ撮影

ムラサキヤシオ

 そろそろ休憩スポットのはずと思いつつその前に広い場所で休憩し、少し進んだらありました(^^ゞ

 木道が毎年のように整備されています。

 下ノ芝。ひな壇のような休憩場。広いです。

 早々に残雪が出てきました。この後下ってくる人とすれ違い、その時上の積雪状態をお聞きします。アイゼンは持ってきていなかったのですが、必要ないというので一安心。

 しっかり残っている所もあり、ここでまっすぐ伸びている足跡につられましたが、間もなく間違いに気付き左へ。でもやはり違うと戻ります。その時登ってくる人、間違えて戻ってくる人が一様にルートを捜します。そして「あったー」と指をさし、皆さんもそちらへと向かいました。

 倒れた木を避けた時にそのまま直進してしまいましたが、進行方向は右手の方で七合半の場所でした。その後は順調に進みました。

 コヨウラクツツジが少し咲き残ってました。

 中ノ芝へ。

 秋はここの紅葉が素晴らしいです。
 
中ノ芝から振り返ると昨日歩いた平標山。


 
 ズームで。
歩いたルートを目で辿ります・・


 
巻機山、越後三山方面がかすかにみえます。





 上ノ芝

 しばらくは夏道。

 小松原湿原分岐。

 かつて小松原湿原へ行ったことを思い出します。ロングコースで大変でしたけど、大勢で楽しかったな♪

 ここからの眺めも ↓

標高が高くなったのでカツサ湖(田代湖)が
見えてきました。


 

  石碑が倒れています。

 そのすぐ先に股スリ岩。丁寧に足が置きやすいよう数か所岩が削ってありました。此処だけでなく他にもありました。用具も持ってきて大変な作業ですね。


 
股スリ岩の先はまだ雪原






ナエバキスミレ

群生していました。


  



 

 神楽ヶ峰。

 この上に展望場?と思って帰りに寄ってみましたが反対側は木で見えませんでした。

 お目当てのシラネアオイです♪



 
 


 
目の前に苗場山山頂



 一旦大きく下りますが、夏靴で靴底が減っているし柔らかいですから雪渓の下りは滑りそうで苦手です^_^; 

 慎重に、慎重に・・・^_^;

 また夏道になって下っていくと雷清水。冷たくて美味しいです(^^♪ トシちゃんはペットボトルに入れて。

 下りきってお花畑に近付くとまたまたシラネアオイ。この辺りが一番見頃だったかも。

 全体的には一週間前の方が良かったようです。 
 




 
ベニサラサドウダン


 
ムラサキヤシオ

きれいでした(^^♪


 

 


 ツマトリソウもあちこちで満開。

遠望は霞んで残念



 

 
ミネザクラ


 
九合目から


サンカヨウ

エンレイソウ


 雲尾坂・・・左手に巻いているので平坦ですが、右を見上げるとそこもシラネアオイが群生。

 ここから山頂までの登りがきついですが、お花を眺めながらのんびりと登っていきます。
ツガザクラ

ハクサンチドリ

コシジオウレン(ミツババイカオウレン)?

 葉は三つ葉ですが、ミツバオウレンとは花びら(がく片)が違います。さて?
 
山頂のはずれに着きました。
広い山頂湿原にたっぷりの雪。

厚いところではまだ5mくらいあるそうです。


 
木道は出ている所もありますが、
雪が残っている所は50cmくらい。

高山植物は残念ながら・・・


 
わずかに水芭蕉がこれだけ



 サンショウウオの卵

 広い高層湿原を通りぬけて山頂。

 この辺りの雪はすっかり消えています。

 見晴らしのいい場所に戻って大休憩。

 正面南には佐武流山、その奥に白砂山。右の方に岩菅山など、左には平標山に続く稜線・・・そんな風景をつまみに折角の残雪ですからしっかり冷やして戴きました(^^♪

 ランチはコンビニ調達の冷やし中華でした(^^ゞ
 最後にコーヒーを淹れて、1時間以上ものんびりした山頂を後に同ルートを下ります。
 
高層湿原から下る前にパノラマ

霞んでいますが巻機山方面から尾瀬、平標山方面・・



 最後の登りは写真撮る余裕がありませんでしたので下りで落ち着いて撮ったりしています。
ハクサンチドリ

マイヅルソウ

 
下りもまた登り返しの神楽ヶ峰方面



 
 

 

コミヤマカタバミ

ツバメオモト




 シャクナゲ。手前に木があったので隙間から少しですが大きな木に満開でした。間近に見られなくて残念でしたが、登山道沿いで開花に気づいたのはこの木だけでした。
 

 

ウラジロヨウラク

カラマツソウ

 

 

ミヤマハンショウヅル

イワナシ


 富士山が見えるのでしょうか?
 

 
ショウジョウバカマ



 中ノ芝で休憩しようとした時、休憩中の青空ヒュッテさんから声をかけていただきました。拙HP&blogを見てくださってありがとうございます。この時既に前日の平標山に行ったことを御存知でびっくりしました(^^ゞ 同じ県在住で、またどこかでお会いできそうですね。

 タクシーを頼んであるからと先に下山されたのを見送り、私達はしばし休憩。三脚を出したのでついでに(^^ゞ 今回山頂の湿原ではまったく用をなしませんでしたがここで平標山をバックに。
 中ノ芝からはノンストップで下りますが、相変わらず亀ペース。

 下山時の方が花が開いていると、カメラを向けるのでまたもや後続者にどんどん抜かれます^_^;
コミヤマカタバミ

ギンリョウソウの蕾

 
 
ゲレンデまで下りてきたらサンカヨウが
ひとかたまりになってきれいに咲いてました。
朝は気付きませんでした。



 無事下山。

 この後は宿場の湯(二居共同浴場)へ。登山者割引の券をもっていたので600円が480円。
 
 そこで食事し、休憩室で少し仮眠。

相変わらず食欲は旺盛 ^_^;



  営業終了時間8時半頃、帰路につきました。

しばらく下道を行き、月夜野ICから渋滞もなく
順調に日付が変わる前に無事帰宅。