前日に平標山を登り、下山後入浴と食事を済ませてから再び祓川コースの登山口駐車場に来ました。車中泊で4時過ぎに起床。外を見ると雨も無く空には星が出ています。雨が降っていなければ出発のつもりでしたからこれはラッキー♪

5:40
 朝食と支度をすませ、ヘッデンを使わないでよい明るさになるまで待って出発します。

 駐車場の側に登山口があり、その脇には立派なトイレもあります。水洗でトイレットペーパー付き。

 登山道はかなりぬかっていました。昨日は雨が降ったのかな?と思うくらいです。下山時にはかなり乾いていましたが・・・。

 その登山道もこの和田小屋までの車道を少しショートカットしただけ。上の方にもショートカットするところがありますが、ほぼこの道路沿いを行きます。

 和田小屋が見えてきました。立派な建物です。ここで泊まる人も多いのでしょう。朝ですが、窓から見える灯りが私をチョットだけマッチ売りの少女の思いにさせます^_^;

 和田小屋の前はかぐらゴンドラの終点。スキーシーズンも営業しているのかと思ったら、2007年の場合6月9日(土)〜10月27日(土)まで宿泊営業だそうです。その他の季節は土日だけ営業することもあるそうですので確認してください。

 車道を歩いていると車が数台脇を通り抜けていきました。和田小屋にも車が置けるのかなと思ったら宿泊者専用。

 和田小屋が五合目。スキーシーズンならゲレンデですが、横切ってちゃんと登山道になります。

 早くも黄葉の樹林帯。

 木の間から見える山の斜面は見事な錦秋!



 おぉ〜!うわ〜!という声ばかり(^o^)

 足元は雨が降ったばかりのような登山道です。どろんこ道ですし、石の上など滑りやすく、歩くのにかなり気を遣いました。高層湿原で登山道も常にこんな感じなのかな? 祓川コースは初めてですが、同ルートを下山するので帰りは嫌だなと思いつつ登っていきます。


 なんと五合目、六合目・・・ではなく、中間に五合目半、六合目半・・・もあります。

【↑ ゴゼンタチバナ】

【↑ ヤマハハコ】


 赤が多いとやはり紅葉はきれいです。

 植層が豊かです。オオシラビソや熊笹の緑の中に黄色や赤が混じります。

 石畳のような道は歩きやすかったのですが・・・

7:22
 きれいな草紅葉の中に木道が続きます。ここが下ノ芝(七合目)。休憩スペースには男の子とお父さんが休んでいたので挨拶してそのまま先へ。

7:36-48
 七合半で休憩。

 休んでいる間にモクモクガスが上がってきてしまいました。またもやダメか・・・と思っていたら間もなくまた晴れてホッ!sanaeパワーです(な訳無い!笑)

ウォ〜!ウワァ〜!スゴイ!スゲェ〜!・・・乱発!
貧困なボキャブラリー・・・^_^;
中ノ芝、それはそれは見事でした!
8:11-24










雲海の上に昨日登った平標山



位置を変えて同じく平標山と赤・紅・アカ・・・・



これでもか〜っていうくらい素敵でした



 ここでトシちゃんとちょっとトラブル!なんであんなことで怒るかな〜プリ!<`〜´> どんどん先に行ってしまいました(どうせ遅いのに・・・フン!(^^ゞ)

 トシちゃんに促されてモブログしようと思ったのに留守電が入っていて、初FOMAでしたからマゴマゴしてしまいました。アンテナが立っていたのですが繋がらず、「電波はあっちだから体の向きが反対だ」と怒られました・・・(-_-メ) 怒ることないのに・・・。よくよくsanaeは怒鳴られる運命にあるらしい・・・

 あ〜ぁ、もうちょっとFOMA試したかったのに・・・結局使用感想報告できませ〜ん^_^;

8:38
 中ノ芝から15分足らずで上ノ芝です。上ノ芝からも平標山を眺めます♪

 紅葉もやっぱりきれいです♪

 懐かしい小松原分岐。八年前に小赤沢から苗場山に登った後、この分岐から小松原湿原の方に行ったのでした。

 ということで、ここから山頂までは一度歩いたことがあります。当時は天気が悪かったので周囲の展望は得られませんでしたが。

 平標山の左手前にカツサ湖(田代湖)が見えてきました。こんな展望だったのですね〜(^^♪

 紅葉を眺めながらこの岩を通り抜けると・・・・ここは下山時に股スリ岩という場所だったと気がつきました。

9:00
 小松原分岐から15分ほどで神楽ヶ峰(八合目)。ここまで登り返して少しホッとしたのを思い出します。

どんな風景か全く見えなかったのですが、
神楽ヶ峰から少し行ったところで
ドド〜ン!とこの景観です(@.@;
えぇ〜〜〜〜?こんなだったの?(汗;
愕 然!・・・
コースタイムを確認すると、
なぁ〜んだ、あと1時間チョットじゃありませんか!
気を取り直して進みます。
苗場山の右にちょこっと見える尖がった山は鳥甲山ですね。
その奥には北アルプスも見えます。



 下りでは登り返してくる人とのすれ違いが数回ありました。山頂で泊まった人たちでしょう。

9:19
 雷清水。ここも覚えています。

 冷たくて美味しい水でした。

 一旦鞍部に下りて、約250mの登り返しです。

 鞍部の紅葉も見ごろできれいです。

 振り返って神楽ヶ峰の斜面もきれいです。

 なかなか迫力のある山容です。紅葉を愛でながら登っていくと・・

10:10
 ひょいと山頂に出ました。ピークは正面に見える山小屋、遊山閣の奥にあります。

 待つこと5,6分。トシちゃんも登ってきました。

 これです、これが見たかった高層湿原の全容!

 三度目にしてようやく青空の下、広々とした山頂を眺めることが出来ました。草紅葉もきれいで嬉しくなってしまいます。今度はお花のきれいな時期に来てみたいものです。

 一先ず山頂には寄っておきますが、視界が悪いので再び木道の休憩場所に戻ります。

 昨日は食材の買出しが出来なかったので、予備に持ってきていた99円ショップのえび天うどんと昨日の残りのパンでお昼です。コンビニなどお店が無かったので野菜も卵もありません^_^; それでも山頂で食べる温かいものは格別です。

 風も無く気候は穏かで居心地の良い山頂でした。



 目の前に見えるのは佐武流山。左に谷川の山並み、右に浅間山や白根山方向(地図を見ながらの山座同定でおおよその見当です)。そして更に右奥には北アルプスも一望、槍や穂高なども分かりました。

 再び小屋の方に行き、苗場山頂ヒュッテの裏手の展望台にも行って見ました。

 霞んでいますが妙高方面。

ハッキリした鳥甲山の稜線の奥に北アルプスが見えます。
右端は白馬のようです。
生憎雲が上がってきてしまいましたが
これだけ眺められて嬉しかったです。



 ついでに山頂ヒュッテの価格表。

 どなたのレリーフか分かりませんが^_^;

 この前を通り、ぐるり散策して同ルートへ戻ります。





 最高!最高!

 



 苗場山を振り返ります(^-^)v

 この木は黄色から赤に変わってるとトシちゃん説。どちらもきれいな色合いです。

再び紅葉を楽しみながら♪



 雷清水を通過し、振り返ると苗場山山頂はガスで隠れてしまいました(~_~;)

 往きは気付かなかったプレート


 神楽ヶ峰から3分ほど行ったところに田代高原への分岐があります。そこに田代ロープウェイの利用について書かれたメモがありました。山歩きで使えるのは今回10/6-11/11まで。時間は9時〜16時。私のエアリアマップには登山コースではない小道として記載(1995年・・古っ!^_^;)されていますから詳細は分かりませんが、このメモには田代高原まで2時間と書いてあります。

 股スリ岩。ここも往きには何気に通ってしまったところです。標示はこちら側に書かれていました。



13:23
 小松原分岐。

13:37-50
 上ノ芝を通過して中ノ芝で休憩。往きと同じ場所ですが見とれます。平標山山頂にもガスがかかってきています。





14:17
 下ノ芝


15:00
 和田小屋に戻ってきました。

 さらに駐車場まで歩きます。

 後ろから数名のグループが来ていたので下りはちょっと急いだのですが、途中で更に後ろから来た二人の白髪のおじいさん(おじさん?^_^;)にサラリと抜かれ、あっという間に通り抜けていってしまったのにはビックリしました。並でない山歴だろうと感嘆!そしてスカイラインGTで颯爽と駐車場を去っていったのでした!(スゴイ!スゲ〜!笑)


 温泉は昨日と同じ宿場の湯(600円)。食事も済ませ、休憩室で仮眠し、月夜野ICから渋滞割引を使って帰路につきました。東北の紅葉も捨てがたいですが、このあたりも捨てたものではないです。十分堪能しました。 (昨日の平標山はコチラ

谷川・苗場山        (昨日の平標山はコチラ
(クリック地図)(なえばさん2145.3m)

 

 苗場山は今回で三回目です。初回は9年前、キノコ山行で赤湯コース、山頂はガスガス。二回目は翌年MLのオフミで小赤沢から小松原コースというハードでしたが充実した山行、この時は雨に降られました。今回三度目にしてやっと広い山頂湿原を一望、周囲の山並みも眺められ、満足!満足♪紅葉は見事でした。
H19年10月14日(日)
  天気;晴れ
  Member.2人

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 

祓川コース登山口P(1220m)5:40〜和田小屋(五合目1380m)6:05〜下ノ芝7:22〜中ノ芝8:11-24〜上ノ芝8:38〜小松原コース分岐8:46〜神楽ヶ峰(八合目2029.6m)9:00〜苗場山山頂(2145.3m)10:22(山頂湿原10:10-12:15)〜神楽ヶ峰13:10〜小松原コース分岐13:23〜上ノ芝13:28〜中ノ芝13:37-50〜下ノ芝14:17〜和田小屋15:00〜登山口P15:18

 ※標高差約925m
  所要時間約9時間40分(行動時間約7時間10分)

↑ 苗場山 (神楽ヶ峰より)