昨夜は寝不足と疲れから熟睡でした。初日の夜はいつもそうです。山には疲れをとるため、睡眠不足を補うために来ているようなものでして・・・^_^;
 

 お陰で起きるのが少し遅くなってしまいました。5時ごろ歩き始めたかったのですが1時間遅れの6時出発。
 既に出発している人、これから出る人。テントの減っているテント場を後にします。

 昨日、今日と、荷物が日帰り装備なので嬉しいですが、アタックザックは一日の行程には辛いものがありました。ちゃんとしたザックと比べ、肩の疲れ方が随分違います。


 間もなく木の間からは南アルプスが!雲海に浮かんでいるようでした。
 前後に人の姿はありませんでした。

 奥秩父の静かな山歩き。
 昨年はここを一人で歩いたのですが、10月末だったのでやがて雪道となったのでした。

 鷹見岩の分岐。未だに行った事がありません。いつか行ってみたいと思うのですが・・・

 「帰りに余裕があったら行ってみようか」とトシちゃん。「行きはいつもそう思うんだよね・・・」と、熟睡のお陰で今のところは元気満々のsanae。

 で帰りですか?もちろん!(笑)

 大日小屋。水場もあります。

 大日小屋のテン場も良さそうですが、張ったことはありません。早めに場所をとらないと斜めになっているところになりそうです。管理人は富士見平小屋と兼任なので、そちらで受付を済ませてくることになっています。
 大日小屋から望む大日岩。休憩は眺めのいい大日岩でとることにし、先へ。

 こうして立派なロープがついている所もあるのですが、上に行くほどにロープが欲しいところでありません^_^; 金峰山のこのコースは緊張感を伴う要注意の山ですね。
 大日岩。上まで登ったことはありませんが、手前の大岩の裏へ行けばズズ〜ッと南アルプスから中央アルプス、御嶽山、かすかに乗鞍かな・・・・そして八ヶ岳南部が眺望。岩のてっぺんへ行けばもっと見えるのかもしれませんが、登るのは大変そうですし、それは金峰山山頂でのお楽しみ♪


 そして振り返ると金峰山山頂が見えます。山頂はまだまだ遠い・・・^_^;
 ナナカマド!

 展望を楽しんで大日岩を後にします。
 秋♪

 苔むした登山道
 木のわずかな隙間から富士山みっけ!ちっこい目でも目の早いトシちゃんです。足も速かったらしいですけど、それは昔。



 根っこに申し訳ないですけどこれが登山道になっているのです。思わずゴメンネ・・・と心の中で。


 砂払いノ頭の標識のところまでくると、南の展望がひろがり、
 富士山がド〜ンと!

 この富士山の冠雪ももう間もなくなのでしょう。


南アルプスと手前に鳳凰三山



右に目をやれば中央アルプスも



八ヶ岳


 いずれも雲海に浮かぶ島のようでした。私も島のひとつを歩いてる・・・




前日に登った面白い山、瑞牆山




 金峰山小屋分岐。途中かなりのグループとすれ違いましたが、昨夜の小屋は50人ほどの宿泊者だったそうです。60人定員だそうですから満杯ではなかったようですが、これから紅葉目当てでもっと混みそうですね。

 数日前、NHKで金峰山を放映していましたが、この小屋主さん(若いご夫婦)が紹介されていました。いつか泊まってみたいものです。

 山梨と長野の県境の稜線ですが、金峰山小屋は長野側なんだ〜といまさら気付きました^_^;
 千代の吹上は捲く感じ?

 ワッセ、ワッセ・・・







 あまり期待していなかったので、思いがけない紅葉、黄葉でした。




 瑞牆山:山頂より
 五丈岩と南アルプス

 正面に朝日岳。

 左奥、甲武信岳方面。

 右奥、国師ヶ岳と北奥千丈岳。
 こんなに見せられたらやっぱ乾杯でしょう♪一生懸命トシちゃんが担いできたのですから(^_-)-☆

 気温は6度から8度くらいでしたけど体感温度はもっと寒く感じました。でも美味しかった^_^;


五丈岩と、雲海に富士山


 山梨百名山でもあります。富士山は欠かせません。
 小川山の彼方には右奥に浅間山?左側に谷川?

 アルプスの連なりの先には北アルプスの北端の方まで見えましたが谷川、北アルプス北端の方は冠雪している様子がうかがえました。昨日の朝降ったそうです。

 昨日はそれほど寒くなかったのですが、寒波が来ていてこの日は金峰山もいつ雪が降ってもおかしくないと思うような、さすがに寒い一日でした。


 寒いといいつつ岩陰で大休憩。展望を楽しんで1時間以上ゆっくりし、五丈岩を後にします。五丈岩は登ったことがありません。怖いです(^^ゞ


 シャクナゲ、ハイマツ・・

 石楠花の木が多かったのですが、お花はいっぱい咲くのでしょうか?今年は近くの小川山のシャクナゲを見に行きましたがハズレだったようでがっかりでした。ここも来てみようかな・・・と思いつつ写真を撮っていきます。

 ・・・・と、ここでプチ事件。突然トシちゃんが消えました。登山道も消えました。思わず少し戻って下りたところが「ここ登山道じゃ無い・・・」とまた急斜面を登り返し。途中オコジョらしき姿を見て「ヤッタネ」なんて暢気に喜んでいる場合でなく、ともかく登山道へ。


 もう少し戻ったら「ホッ!道があった!」

 トシちゃん心配してるかな、それとも先行ってるかなと、ようやく思うゆとりができたとき「sanae〜、どこいったんだよ〜」と呼ぶ声と共にトシちゃんの姿が目に。ホッとするのも束の間、ありゃ、怒ってる声だよ・・・ヤバイ!と思いつつ「ココ〜」と、さも何でも無かったように答えます(一先ずね^_^;)。

 「振り返って写真撮ろうと思ったらいないし、トイレに行きたいのに・・・」ってお冠でした。あのぅ・・・私の心配は?^_^;
 しかしなんであんな所で迷うかな・・・ばか!


 そのあとはドンドコ下ります。

 大日小屋からみえる鷹見岩。この後分岐へ向かいますが、案の定疲れてしまってもちろんパスです(^^ゞ


 富士見平小屋到着。

 残ったちゃんこ鍋を片付けて(やっぱ美味しかった(^^♪)、テント撤収。
 小屋を後にしますが、その前にもう一度水場へ。あふれ出ている水源を見ていきます。山の恵みですね。




 周囲には秋の花トリカブト。

 あとは一気に下ります。



 無事下山。気楽なテント泊山行のつもりでしたが、なかなかハードでした。初めてじゃないのに何で忘れてしまうのだろう、大変だってことを!(^^ゞ

 この後増富の湯へ。700円。湯の温度は高くて35度。薬湯などあって体にはいいそうですが、私はもう少し熱い方がいいかな(^^ゞ ・・・・って、昨年も行っていたワタシ^_^;

奥秩父:瑞牆山〜金峰山
(みずがきやま2230.2mクリック地図 〜きんぷさん2595.0mクリック地図(2日目)

 初日に瑞牆山に登り、2日目は金峰山へ。時期的に期待していなかった紅葉ですが、山頂付近は思いがけずきれいな黄葉でした。これからが見頃です。sanaeは4回目の金峰山。昨年は思わぬ雪にびっくりしましたが、偶然にもいずれも秋・・・94/10/?・02/10/12-13。今回も天気に恵まれ雲海に浮かぶ山岳展望を楽しめました。
 H20年9月27-28日(土日)
  天気;晴
  Member.2人(トシちゃん、sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
1日目:瑞牆山荘8:43〜富士見平小屋(テント設営)9:40-10:30〜天鳥川(あまどりがわ)10:52〜瑞牆山山頂12:10-13:45〜富士見平小屋15:00(テント泊)

2日目:富士見平小屋6:00〜大日岩7:23-34〜砂払いノ頭8:30〜小屋分岐9:12〜金峰山山頂9:45-10:50〜大日岩12:40〜大日小屋13:04〜富士見平小屋(テント撤収)13:48-15:26〜瑞牆山荘15:56

↑ 錦秋の金峰山山頂