九州・雲仙普賢岳 (うんぜんふげんだけ1359m) |
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堂々とした風格の山、涼しくて気持がよかった | |
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H13年8月16日(木)当日宿発 天気;晴れ Member.3人(夫婦、娘) 【コ ー ス 】 仁田峠=(ロープウェイ)=妙見駅10:10〜国見岳(1347m)10:38-43〜紅葉茶屋11:00〜普賢岳山頂(1359m)11:20-35〜紅葉茶屋11:55〜仁田峠12:23 【普賢岳で(後方は平成新山】右 2001年夏休みは家族三人で九州旅行をし、観光と山行を楽しみました。 長崎から雲仙に向かうとき、青空にくっきりと遠くからでも目立つ山だった。当初の予定では、海と山の眺めの素晴らしい国民休暇村に泊まり、温泉でゆっくりくつろいだあと、熊本へ向かう予定だった。しかしあまりに天気がよいので、予定には無かった普賢岳に登ることにした。と言いつつ、前夜のうちにフロントでいろいろ調査済み。 初めは暑くなる前の早朝に、私一人でというつもりだった。しかし仁田峠有料道路が8時から。下から歩いて登った場合、宿の朝食までに戻ってくるのはきついかなと思い、朝食後お手軽にみんなでロープウェイを使って登ろうということになった。 仁田峠有料道路(¥800)は一方通行なので快適に峠着。仁田峠の駐車場はかなり広い。大きな売店などもあり、下山後のアイスを楽しみにロープウェイ乗り場へ。片道(1人¥610)切符を購入、約3分で妙見駅に到着、歩き出す。間もなく妙見神社、ここが山頂でよいのか分からぬままに、まぁいいやと国見岳へ。春はキリシマツツジ、秋は紅葉、冬は霧氷が楽しめるというこの山域、夏はさぞや暑いだろうと思ったが、意外にも涼しい。 十年前の平成三年に噴火したと確認されるのは紛れもない平成新山の山容のみ。普賢岳に至るまで緑は見事に甦り、木陰があって気持ちよく、稜線に出れば冷たい風が渡って心地よい。 妙見岳を下り国見岳へ登る途中に、一部鎖場もあって急登だが、距離は短いので、あっという間に着いてしまう。登山道は足下の方が笹に覆われて見えにくいが、ルートはしっかりしている。先頭は露払いといったところか。遠望はきかなかったが、周辺の風景は楽しめた。
国見岳を登ってくる人と入れ違いに私たちは下り、普賢岳へ。一旦ぐーんと下り、登り返す。山歩きとはこんなものと分かっていても、嫌になってくる。どんな高い山でも、どんな低い山でも思うことは一緒だ。バカだねと笑ってしまう。
普賢岳の山頂に着いて、平成新山が大きく目に飛び込んでくる。平成新山まではまだ行けないが、ガレた山容の下の方から緑がうっすらと生えてきているのが見えた。新しい山も呼吸をしているのだ。多くの犠牲者が出たこの普賢岳の噴火から10年、信じられないような静かな山に戻っている。
山頂から、歩いてきた妙見岳、国見岳の稜線と山頂をしばらく眺めていた。小さい山なのに大きな風格があり夏にも関わらず涼しさがある。なのに、ここまで歩いてくる人は少ない。静かな雰囲気がある。
しばらく展望を楽しんでのんびりしたあと、周回コースで仁田峠まで戻ることにする。鳥の囀りも涼しげだ。
仁田峠に着くと展望台に沢山の人が溢れ、駐車場も車がいっぱい増えていた。期待のアイスを買って食べながら駐車場へと戻り、雲仙温泉へ。駐車場着きの大きな旅館(湯元旅館といったか?)で温泉(¥1000,シャンプーリンス、ボディシャンプー、ドライヤー、櫛、化粧水、乳液などあり)に入った。駐車場があまりないので、車の場合は駐車代と思えば決して高くはない。
さっぱりして、一路、熊本の知人の家へ向かうことにする。 |
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