今回のトラック(赤線) |
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親戚が我が家に泊って、準備ができないまま三連休に突入(-_-;) いつもなら三日間有効に山登りするのに今回はどうにも整いませんで、珍しく一日目の土曜日に準備、午後出発となりました。 そうなると中央道に入るまでの一般道でまず渋滞、中央道もまた渋滞、圏央道を経て関越道へと入りますが、その頃にはもう目的地を諦めて途中で車中ビバークを覚悟するほどの時間のかかりっぷり^_^; |
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今回は縦走の気力なく、麓でキャンプ二泊の予定で準備してきましたが、これでは初日からキャンプどころではありません(-_-;) それでも兎も角キャンプ地の群馬県自然の森野営場(武尊自然休養林)へ向かいます。 着いたのは既に19時半を過ぎていましたが、まだ周囲は灯りがともって夕餉の匂いも漂っています。これならテントを張れそうと他の人の迷惑にならないような場所を捜し、やっと落ち着いたのでした。 |
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翌日は山よりのんびり過ごすことにして先ずは乾杯。初日からお疲れ様〜(^^ゞ | |
そうと決まればジュウジュウ焼肉なんぞして、のんびりと秋の夜長を楽しみます(^^♪ | |
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翌朝はのんびりと6時半起床。外は快晴。気温は12度C。 改めて見回すと快適なテントサイトです。駐車場は乗用車20台となっていますが、もっとたくさん入りそうです。テントも自由に張れます。有り難いことに料金は無料。 |
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トイレは水洗、ペーパー付できれいでした。手洗い場はありますが、炊事場は無く、飲用や洗面の水もありません。自分で用意していくようになります。 | |
朝食をとりながら、天気がいいからやはり武尊山に行ってみようかということになり・・・ | |
行くなら6時ごろ出たかったね・・・なんて言いながら、出発は八時半近くになってしまいました^_^; | |
鍵のかかっている小屋の前を通りますが、ここは何のための小屋なのかな? | |
周辺にはいろいろと散策路がありますので間違えないようメインルートを進みますが・・・ | |
「ネェネェ、こっちに道があるけど・・・」 | |
「そっちは違うだろう」と、どんどん先に行ってしまいます。 地図でもGPSでもそっち方向なんだけどな・・・と思いつつ、しっかりしていそうな登山道を行くトシちゃんの後を付いて行きます。でも朽ちた丸木が並んだ道で滑りやすそうだったり、ぐちゃぐちゃ道だったり、次第にあまり歩かれていなさそう・・・ |
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そんな道も間もなく歩きやすくなりました。紅葉にはまだ早いですが真夏のような日射しの緑陰が気持ちの良い山道でした。 | |
そして分岐、T字路に突き当ります。左が田代湿原への道、右は野営場への道となっています。来た道があまりに悪路だったので、帰りはそっちから行くことにします。・・・ここは結局さっき指差した道へと続くのでした。 | |
武尊避難小屋のある高山平までは平坦なところも多く、ずっと緩やかな登りでした。 | |
時間的に遅かったせいかルート上ゆえか、避難小屋までは田代湿原の近くで一組の散策の方とすれ違っただけ。 | |
あれ?車が止まっている!こういう状況はいつもながらガッカリさせられます^_^; ここが一方通行の林道なのでした。 | |
舗装路を左へと緩やかに下りますが、途中に熊のものらしきウンチ。木の実の種がいっぱい混じっています。もし熊ならこんな車道にも歩いているのかと、びっくりです。 キャンプ場には“熊出没注意”の立て看板がありましたので、2人とも鈴を鳴らしながら行くことにします^_^; |
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舗装道から砂利道に変わった林道を行くと、また数台置ける駐車場。 | |
その駐車場の奥が田代湿原への入口でした。 | |
緑が気持ち良い♪ | |
ブナ林が素敵です。 | |
田代湿原。湿原はこの奥ですが、帰りに寄ることにしてそのまま通過します。 | |
田代湿原へと書かれた標識は、ここから武尊山への標識に変わりました。 | |
ここからが登山道という認識なのか、武尊山登山口となっています。今まではアプローチ?(^^ゞ | |
少しだけ色づいているけれど 紅葉はまだまだこれから |
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秋の空 | |
素敵なブナ林です。 もう少し後になれば見事な紅葉・黄葉が 見られるのでしょう。 |
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ツルリンドウ | |
小さなキノコ三兄弟 | |
可愛い巣箱、空き家でした(^^ゞ | |
ずっと平坦に思われる緩やかな道、先の登りが心配になってきます^_^; | |
一登りして^_^;、高山平。武尊牧場からの登山道と合流です。ここで左にいけばすぐ避難小屋。声がして間もなくそちらからの登山者が次々やってきました。避難小屋には寄らず私達もそのまま山頂へ。小屋へは帰りに寄ってみることにしましょう。 | |
見晴らしの良い稜線かなと思いましたが笹やぶが続きます。気候は涼しくて気持ちよかったのですが、夏は暑そうに感じました。積雪期はきっと見晴らしのいい稜線なのだろうなと思いつつ登っていきますが、そのころは厳しいのかな? 以前暮れに子供や孫たちと家族でスキーに来たことがあり、私達はスキー場からわかんで少しだけラッセルして登ったことがありましたが、その雪の深さと時間的な制約もあって、登山口周辺のラッセルトレーニングだけに終わってしまったことがありました。そんな遊びだけでも楽しめる積雪量でしたっけ。 |
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ブナ林からシラビソなどの針葉樹を過ぎると見通しの良い平原が広がりました。 | |
ハナニガナ | |
秋空の下、気持ちの良い散策路ですが、 | |
数日前の大雨の影響が残っていました。陽のあたらない場所は泥んこ道です。 | |
山頂かと思った正面のピークは巻いて、山頂はまだその先。ここからがちょっと大変だったりして・・・ | |
武尊山の鎖場で (動画:音量にご注意ください) |
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鎖場を二つほど通過してホッ!後ろを振り返ることなく進んでいましたが、背後には日光の山並みがずらり並んでいたのでした。今回は同ルートピストンなので、帰りみちに眺めながら下ることになります。この辺りは7月上旬まで雪田が残るそうですが、今年は暑かったから早く解けてしまったのかもしれませんね。 | |
中ノ岳直下、前武尊分岐。こちらのルートにも前武尊手前に剣ヶ峰がありますが、川場からのルートにも剣ヶ峰山と名のついたピークがあります。昨年はその剣ヶ峰山まで登って武尊山頂を仰ぎ見たのでした。雪山の武尊山がとてもきれいでした。 剣ヶ峰って名のつくピークは調べたらかなりありそうですね。 ここで一休みしてからまた山頂へ。 |
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アキノキリンソウ。上の方に少し咲き残ってました。 | |
川場方面の剣ヶ峰山から武尊山への稜線 |
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分岐で水分補給をして歩きだしたら水場がありました^_^; 菩薩界の水って、元気が出そうです。 | |
飲んだばかりですがここでも戴きます(^^♪ 冷たくて美味しいお水でした。 | |
三ツ池から見える武尊山山頂。 | |
こんにちは。怖い顔で見下ろすあなた様はどちら様でしょう? 日本武尊(やもとたけるのみこと)の像なんですね。この山も日本武尊が東征の折立ち寄ったのだそうで、その名がそのまま山の名前になったのだそうな。でも“ほたか”とはなかなか読めませんよね。 |
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日本武尊像は前武尊にもあるそうで、それは花咲側が持ち上げ、 こちらは川場側が持ち上げてそれぞれの方向を向いているのだとか聞きます。 |
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前武尊のコースはまだ歩いたことないのでそちらの日本武尊像は見たことがありませんが、よくよく地図を見ていると、武尊山は随分といろいろなコースがあります。 |
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山頂に着くと満員御礼の賑わい。座る場所を捜すほどでした。初めて登った時は静かな山頂で360度の展望を楽しんだのですが、この日はもう座ったら動く気がせず、のんびりと眼前の景色を楽しんだだけ。 | |
目の前には昨年二月に登った剣ヶ峰山からの稜線と、その右にはその一年後(今年三月)に登った獅子ヶ鼻山。少し霞んでいましたが、赤城山や榛名山などもあの辺りかなどと眺めていました。 | |
歩いてきた稜線。その奥には日光方面の山並みがずらり。左の方には尾瀬の山並みも見えるはず。 今回早めの紅葉目的で、日光白根山も候補にあげていたのですが、猛暑の今年はまだまだだろうと却下になったのでした。 |
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山頂で50分ほどのんびりし、その日光方面を眺めながら同ルートをもどります。 | |
オヤマリンドウ。麓の方は終わりかかっていましたが、三ツ池辺りでまだきれいに咲いていました。 | |
山頂を後にして。 | |
前方の山並みを眺めながらの下り道は快適そのもの。 | |
あっという間に山頂から遠ざかります。 | |
尾瀬の笠ヶ岳、至仏山、燧ヶ岳 笠ヶ岳の奥に見えるのは平ヶ岳なのでしょう |
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鎖場の下りは後ろ向きで岩や鎖に掴まりながら。スタンスはありますから、足元を確認しながら慎重に三点確保で下りて行きます。石が濡れていると緊張します^_^; 登りの時山頂近くですれ違った三人の内のお一人が、上の鎖場で難渋されてました。途中で道を譲られて先に行かせてもらいましたが、下の鎖場ではもっと時間がかかったのではないかと気になりました。ロープを使って前後でしっかりフォローされていましたから大丈夫だろうとは思いましたが暗くなる前に下山できたのだろうかと・・・ |
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ぬかるみの道で滑らないよう気をつけながら下りは快調。ややハイペースで下りてきました。 | |
田代湿原と武尊牧場との分岐。ここで避難小屋を覗いて行くことに。 | |
小屋は分岐のすぐそばにあり、周りでは女学生さん(高校生かな?)がたくさん休憩中で賑やかでした。山頂では見かけなかったのでこれから山頂へ向かうのかと思ったら、途中までで引き返してきたとのことでした。 | |
小屋に鹿バージョンの山看板。 | |
小屋の周りは混んでいたので分岐に戻ってフルーツタイム♪ | |
そこで、下る途中に会ったカミキリ虫採集をしていた男性が下りてきたので話を聞きながら見せていただきました。ホンドアカガネカミキリというそうで、北海道の他にはこの辺りにしか見られないそうです。山に登る目的はいろいろですが、その方との出会いもまた一期一会、珍しいお話を聞かせていただきました。 | |
まだ咲き残っていたゴゼンタチバナ。 | |
高山平から山頂への登りは鈴音を消していたのですが、再び鳴らしながらの下山です。 | |
木道が現れると田代湿原は近いかなと思ったのですが、少し距離がありました^_^; ポツポツと雨が降り出してきましたが間もなく止み、ホッ! |
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田代湿原に到着。4時近くなっていましたがここまでくれば野営場までは近いので少し休憩します。気温は17度。歩くには丁度よい気温でした。 | |
休憩のついでに遠巻きに見た田代湿原。 | |
時期にはワタスゲやモウセンゴケなどが見られるそうです。素晴らしいブナ林ですし、これからは周囲の紅葉と草紅葉でしょうか。 | |
まるで白い花火のよう。シラネセンキュウかな? | |
駐車場へ。 | |
やや登りのかったるい林道を通って、野営場への散策路へ。真っ赤なウルシ? | |
分岐では朝決めた通り別のルートから野営場へと戻ります。こちらの方が歩きやすい道でした。距離も近いようです。 | |
朝通らずに見送った橋を渡ればキャンプ場へは近い。 | |
相変わらず車はいっぱい。あちこちからバーベキューやら夕餉の匂いが漂っていました。 | |
慌てて帰らなくてもよいというのは気分が寛げます。今回はのんびりキャンプが目的ですから嬉しいです。 | |
食材は冷蔵庫内のものをそのまま持ってきてしまいました。途中で買い足しもしているので余分なものまでありましたが、メニューは簡単にカレー^_^; 酒のつまみは焼鳥とかサラダとか(笑; | |
野外のやさしい灯りは良いですね。それぞれに好きなお酒を飲みながら、ランタンの側で、ここでも一期一会の出会いがありました。 釣りによく来られているという同年輩の男性と、趣味の話やこれからの生き方など何気ない語らいでした。でも数年前亡くされた奥様がちょうど今の私の年齢で、順序はどうあれいずれそんな日もくることを思えば他人事ではありません。 無駄にした時間のことを惜しく思っても戻ってきませんから今を大事にしようということで話が落ち着いたように思います^_^; 良い時間でした。 |
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翌日の予定は考えていませんでしたが明け方に雨音。昨日登っておいて良かったね〜と呟きながらしばらくそのままうつらうつら。 | |
の〜んびり起きてテントの中で温かいラーメンを食べ、雨の中テント撤収して早めに帰ることにしたのでした。 三日間をこんな風に過ごすのも悪くないかな(^^ゞ 帰宅した頃にはすっかり晴れ上がり、テント干しも洗濯も終えて汗を流し、お疲れ様の乾杯で三連休を終えたのでした(^^ゞ |
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群馬・武尊山 (クリック地図) (ほたかやま 2158.3m) |
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4回ほど行っている武尊山。山頂まで行ったのは今回で二回目。猛暑の年で紅葉にはまだ早かったのですが秋の爽やかな風を感じてきました。花はオヤマリンドウがちらほら。せっかくの三連休、がっつり歩くつもりが(ホントか?)、麓の野営場でキャンプをメインに中日だけ山歩きを楽しんできました。 | ||
H22年9月19日(日) 天気;晴れ Member.2人(トシちゃん&sanae) 【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 自然の森野営場8:23〜田代湿原9:15-17〜牧場分岐10:19〜武尊山山頂12:30-13:20〜牧場分岐14:57-15:14〜田代湿原15:58-16:06〜自然の森野営場16:44・・・所要時間約8時間20分 |
正面の武尊山へ向かって |
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