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前日は引越しの手伝いで一日中忙しかったのですが、やはり夜半過ぎに出発。川場スキー場へと向かいました。
予定は剣ヶ峰山まで行ければと思いつつ、手前でもよし、行ければ武尊山まで・・などと積雪状態をみながら判断することに。
朝は結局早く起きれず、リフトで登ってスノーシューでその辺りを散策して遊ぼうか〜に変わり・・・^_^; |
ゲレンデへ向かったのは既に10時。
川場スキー場には立体駐車場があり、雪が降っている日だったら車の乗り降りがとても楽です。この日は晴れていたので有難みはそれほど感じませんで残念?でしたが(^^ゞ
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立体駐車場のエレベーターでゲレンデへ。なんて便利なんでしょう。
リフトを1回乗り継いで往復しますので、2人分8枚のリフト券を購入。6回の回数券と組ませて計3000円。 |
リフト乗り場でリフト脇のパトロール本部へ入山計画書を出すように言われ提出。
ここで2,3日前まで雨が降り、おとといから昨日に掛けて雪が30センチほど降ったので表層雪崩が起きやすくなっていることと、雪庇を踏み抜かないようにという新情報および注意がありました。リフトの終了時間(上は3時45分まで)に気をつけること、下山後にも報告に来てくださいということでした。
これなら私達も安心です。もっともお世話になることは避けたいですが(^^ゞ |
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地図とGPSを車の中に忘れてきたことに気付き、また取りに戻るというタイムロスもあり、ますます遅くなってしまいました。
それでもリフトに乗ればあっという間に高みに近づきます。 |
次に乗るリフトを見定めながら、ゲレンデと目の前に広がる山並みを眺めるのは楽しいものでした。 |
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青空が広がり、風も無く、気持ちの良いお天気です。 |
登るほどに広いスキー場でびっくり。 |
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次のリフトへ。目の前の右のピークへ行きます。 |
こちらは屋根つきのリフト。一緒に乗り合わせた地元の若いボーダーの男性から、この川場スキー場は天気が悪いことが多いと聞きました。雪質は滑りやすいと言ってましたが、上州のからっ風でしょうか、風が強くリフトが止まることも多いようです。
この日はラッキーなお天気だったようです♪ |
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武尊山が見えてきました。気になったのは正面の岩のような山! |
リフトの最高地点。ほとんどボーダーやスキーヤーですからここから下っていきます。
リフト乗り場の人からは最終時間は3時45分ですと確認の言葉掛けをいただき、私達は、端に寄って、周りを眺めながらまずスノーシューを装着。
ふと、側に山に行く様子の男性がいたので「こんにちは。どちらまでですか?」と声をかけました。近くに同じ目的の人がいれば自然な挨拶だと思うのですが、これが後味の悪いことになろうとは思いもしませんでした。 |
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今思えばそれは私の聞き違いから起こったことなのでしょう。でも最初から意外な反応でした。
「オキョウまで」と私には聞こえたので「オキョウ?」と聞き返し、同時にハテ?どのピークだろうと一瞬思い浮かばなかったのでした。すると即座に「山の名前も知らないでここに来たの?地図くらい見てまわりのことちゃんと調べてから来てよ。山に登りに来たんでしょう?」と!
後から思えば「オキョウ」ではなく「オキ」と言ったのかな? でもその時既に11時半。その人は小さなザックで軽装でしたから、この時点で武尊山山頂まで行くとは到底思えませんでした。
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オキョウと思い込んでいた私は「オキョウって、アレですか?」と目の前の岩山を指差したのです。
「あれは剣ヶ峰!何も知らないで、それで山登るの?登るんならこの辺のこともっとちゃんと調べて来なさいよ!地図くらい見て周りの山のことくらい知ってから来てよ!」というような言葉を言い捨てて登っていってしまいました。そ、そりゃ、知らないことだらけですけど(汗;)そこまで言いますかぁ・・・(;´Д`) |
少し上にはお一人先行。お仲間だったようです。出発間際、急いでいるところを声かけられてイライラしたのかもしれません・・・。そうとは知らず申し訳ないことをしました。
でもね、あれは剣ヶ峰じゃありませんから・・・剣ヶ峰はもっと先ですから・・・とその背中に向かって心の中でつぶやいたのでした(弱気・・・(~_~;))
言い合って、お互い嫌な気持ちになって、怪我でもしたらもっと嫌ですから。
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気分はブルー。空の色とは似ても似つかぬブルーでした。テンション一気に急降下です。
側で聞いていたトシちゃんも口を挟む間もありませんでしたけど、「あの言い方は無いよな・・」とポツリ。
私達も出発することにします。西峰にしようかと思いましたけど、剣ヶ峰山に向かいます。
気を取り直してと思っても、やはり気分は晴れません。 |
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「オキ」と聞こえたのなら、武尊山(別名沖武尊)と思い出したかもしれません。でも沖を知らなければ山登る資格無いような言い方ですよ、あれでは。
また、軽装でなければあるいはと思い浮かべたかもしれません。身軽に雪山の武尊山ピストンは、この山のことも天候もよく知り尽くしていての行動かもしれませんが、私たちには考えられませんでしたから。
別名、沖武尊の沖とだけもし言ったのだとしたら、ボソッっと言って、聞き取れなかったからって、あの言い方はないでしょ! |
捨て台詞を置いて、どんどん歩いていった人の跡を辿るのは気分のいいものではありませんでした。せめてできるだけ頑張って自分のトレースを行きます。
これから山に登ろうという人が、これから山に登ろうという人に苦言を呈しなければいけないこともあるかもしれません。でも今回はどうしてこうなるの?とやりきれない気持ちが広がるばかりでした。 |
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バックに鬼岩。鬼嫁連想?(^o^)
言いたいこと言って、気の済む人はいいよな〜といつも思います^_^; 私なんて“もの言えば唇寒し秋の風”と思っちゃいますもんね。
結局いつも何も言えず黙ってしまって、その挙句頭が痛くなってしまいます。この時もそうでした。まったく損な性格だと思います。あの人は気分良く登れているのだろうか? |
心のさざ波、いえいえきれいな風紋(^^ゞ |
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前方に霧氷がきれいです。
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スノーシューは限界の斜度。はずしてツボ足でいきます。 |
確かに新雪が30センチ前後、その下は固い雪面。場所によってはスタンスを作るのが大変でした。 |
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歩いている脇を写してみました。
かなりの傾斜です。
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ピッケルを持ってくれば良かった・・・と思いつつ。 |
あともう少し。 |
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やや平坦な場所に出てようやく振り返ります。
榛名山、その奥に妙義山、そして浅間山
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ホッと一息。 |
ここまでくれば緩やかな傾斜になります。 |
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緩やかな傾斜をひと登りすれば目の前に剣ヶ峰山。
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谷川方面を背に気持ちいい〜。
この風景を見たくて来たのです。
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山頂はもういいよ〜♪お昼にしま〜す♪
谷川の右には巻機山方面。
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バックは赤城山方面。
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1990mあたりからの展望。
途中武尊山と言っているのは正確には武尊山への稜線です^_^;
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こちらが武尊山
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昼食をすませ空身で山頂へ。
行くつもりじゃなかったけど、あれれ、登ってます(^^ゞ
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谷川を眺めながら
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玉原湖。この周囲の迦葉山、尼ヶ禿山、鹿俣山も今回のリストに
あがったのですが、ここから眺める形になりました。
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山頂へ
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青空に吸い込まれそう\(^o^)/
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剣ヶ峰山山頂
細いピーク、強風の時は危険ですね。
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剣ヶ峰山山頂より武尊山
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杭の雪をちょっとどけると剣の字
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武尊山へのルート
先ほどの人達のでしょう、トレースが続いています。
我らはここまでが限界。満足です。
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前武尊、不動岳の稜線の合間の奥に見えるのは
日光白根山でしょうか?
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赤城山方面
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見飽きぬ風景でしたが下山することにします。
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手前は獅子ヶ鼻山(なるほどこっちからだと獅子の鼻、納得!(^^ゞ)から
鹿俣山への稜線。彼方は谷川連峰。
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先行者も戻ってきたようです。一先ずお先にピークを下ります。 |
祠から。バックはさっきまで居た剣ヶ峰山。 |
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先行者を見送って。 |
われらもパフパフと下ります。 |
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剣ヶ峰山とエビの尻尾
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最後にもういちど展望をゆっくり楽しんでから下山。 |
急登だったので新雪の下の堅雪を想定してアイゼンを履きますが、陽射しがあったせいで思ったより雪が柔らかく団子状態。かえって滑り、途中で外しました。 |
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雪庇は要注意。 |
下りは早い♪ |
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南面から見る獅子ヶ鼻山から鹿俣山の稜線と谷川連峰
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振り返ってみると急登には見えません(^^ゞ |
リフトが見えてきました。ひとまずゴールです。
少し休憩。ここで、にこやかに声を掛けてくれた子供連れの若いお父さん!スキーヤーでしたが、朝もリフトから降りて直ぐ声を掛けてくれた人でした。夏に前武尊の方から歩いたと聞いていたのですが、下山した私たちにねぎらいの言葉を掛けていただいて和やかな気持ちになりました。ありがとうございました♪ |
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リフトを乗り継いで下り、
パトロール本部に下山報告。
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無事に下山です。
短いコースでしたが山頂展望は最高でした。
急斜面は積雪状況でかなり様相が
違ってくると思いますが、要注意の場所です。
登山は自己責任で気をつけて登ってくださいね。
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駐車場から出て道路を下ると、途中で逆さまになった乗用車を目撃。
既に走る車の誘導がされてましたが、車の中に人はいないようでした。
雪道は車の運転も気をつけましょう。
このあと川場温泉へ。400円ですが、
狭い浴槽と少ない洗い場でした。
スキー客が多く、特に男湯は混雑したようで
トシちゃんは「もう来ない!」と言ってました ^_^;
ブゥブゥ・・・豚さんになっちゃうぞ〜(^^ゞ
(トミタという、とんかつやさんで)
↓
沼田から少し尾瀬寄りにあります。 |
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