北ア・焼岳
(クリック地図) (やけだけ2455.4m)
 
 夫婦共百名山を完登し、改めてリストを眺めてみると一つ一つ思い出が甦ります。ところが古い記録は残していなかったり、記憶が曖昧だったりする山もいくつかあり、いつか再訪したいと思っていました。夏休みの長期縦走を終え脱力感漂うこの頃でしたが、台風一過が望めそうな天候に先ずは焼岳と乗鞍岳に行ってきました。
H19年9月8日(土)
  天気;雨のち曇り
  Member.2人

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 

1日目:新中の湯ルート登山口8:45〜焼岳山頂11:50-12:50〜(同ルート下山)〜登山口15:40

2日目:乗鞍岳へ
↑ 山頂周辺の噴火口
 関東に被害をもたらした台風9号。東北、北海道へと通り抜け、台風一過を期待して前夜行き先を決定。夜半過ぎに自宅を出発しました。

 トシちゃんの運転で中の湯の登山口へ。以前(11年前)は娘と新穂高側から登っていますので、今回は新中の湯ルートから行くことにします。

 到着は明け方4時半。駐車場は既に一杯でしたが空いているところに停めます。ずっと運転していたにも関わらず、ご来光を期待してそのまま登ろうと思っていたらしいトシちゃんですが、現地は雨。予報と違う・・・と言いつつ3時間ほど仮眠します。(そのまま登っていたら、たぶんバテテいます^_^;

8:45
 簡単に朝食を済ませ、濡れるので合羽を着て出発。殆どの人は合羽を着ないで出発していました。

 駐車場は十数台置けますが、殆どご来光目的で早々に登られていたようです。後からもどんどん車がきますが、置き場所に苦労しているようでした。


 思っていたより整備された登山道でびっくりしました。

 15分ほど登っていくと、早くも下りてくる人と次々に出会います。ヘッデンつけて登ったけれど上は雨とガスだったと、皆さん残念そうでした。

【↑ マスタケ】だそうです。テントミータカさんありがとうございます♪


 1時間ほどで休憩。雨が止んだのでその時合羽を脱ぎました。

 休憩のあとにベンチが現れます。マーフィーの法則・・・^_^;

 前方はガスです。おそらく見えるであろう山が見えません。

 でもナナカマドが赤く色づき始め、足元にはオヤマリンドウやミヤマアキノキリンソウなど、秋の装いです。

【↑ ナナカマド】

【↑ オヤマリンドウ】

 一面の熊笹?ですが、そんな秋の花を写しながらゆっくり登っていきます。

 2000mポイント。

【↑ シラタマノキ?】

【↑ ?】

 右からの釜トンネルからのルートと合流しました。振り返って写しています。

【↑ ?】

 ガスの中に薄っすらと山頂方向が見えてきました。

 対面の霞沢岳はガスの中ぼんやりと見えています。

 梯子の階段がいくつも続きますが、歩き易い梯子段でした。

 また雨が降ってきましたが、少しなので傘にします。

【↑ ?】

【↑ ?】

 北峰と南峰の鞍部に到着。南峰には行けません。

 北峰に向かう前に噴火口を覗き見ます。

 噴煙とその轟音が迫力あります。

 手拭いで口を押さえますが・・・

 抑えているのは私だけ。他の人はみなさん平気なようです。

 焼岳小屋からの道と合流し、山頂へと向かいますが、ちょうど団体さんが下りてくるところでした。少し待って、一区切りしたところで待っていた私たち登り組が登っていきます。

11:50-12:50
 焼岳山頂

 晴れるのを待ちながらお昼にします。あら!こんなところ写さないで〜(^^ゞ 色気ないな・・・元々か・・・^_^;

 ガスでむせそうです。でも他の人は平気みたいでした。

 mikkoさんの真似してスィ〜ツ!(^^ゞ

 みつ豆です♪入れ物を忘れたので、容器をそのまま利用してしまいます。心太とどっちにするか迷ったのですが、今回は暑くなかったので、こちらの甘い方が正解でした。

12:50
 時折陽射しも感じられたのですが、ガスは時折動くだけ。遠望は相変わらずダメでした。諦めて山頂を後にして同ルートを戻ります。



 登山道は噴火口の側を通ります。ちょっとドキドキ!

 いつかまた噴火するのでしょうか。一先ず焼岳分岐から下り、また噴火口の側を通り、南峰との鞍部に向かいます。

ガスが少しとれて南峰や鞍部も見えてきました。
歩く人たちの姿も見えます。




登山道はカール状の中に続いています。
正面は霞沢岳ですがガスがかかって山頂の方が見えません。




鞍部からカールの反対側にある池も見えてきました。




池の隣りにも大きな穴!煙がもうもう!



こんな所でもティカータスポーズ、ワン
「おっとっと・・・」




ツゥー
「チョット待て・・・」




スリーー
「やっと決まった?」
ストックに頼らずがんばってますp(^o^)q




鞍部から少し下って山頂を見上げます。
登りのときより見えているので喜んでます。


 下り方向も朝よりはすっきり。

 間もなくsanaeがメガネをなくしたのに気付きました。ザックを置いて捜しに行きます・・・あぁ・・(~_~;)

 途中携帯が鳴りました。メガネがないから誰からか分かりませんがとにかく出ます^_^; トシちゃんから「さっき日焼け止めしただろう」と。そうだ!一瞬の陽射しに慌てて日焼け止めを塗ったのでした。その時外して・・・。

 注意してその場所に行き、捜すと・・・・・ありました\(^o^)/ でも度が合わなくなってきていたし、買い替え時だったのですが、これでまたしばらく我慢・・(^^ゞ

 メガネを捜しながら登って10分、下りは4、5分でした。良かった^_^;

 足元にはアオノツガザクラが少し咲き残ってました。

 見上げれば山頂はもうあの高さです(中央奥)。

 向かいの霞沢岳を最後に見て下ります。



【↑ ゴゼンタチバナ(実)】

【↑ ?】

オオカメノキも赤い実をつけてます。



【↑ キツリフネ】

【↑ コウシンヤマハッカ or カメバヒキオコシ】

【↑ サラシナショウマ】

【↑ テンニンソウ】

【↑ ミゾソバ】

【↑ ジャコウソウ】

 なぜか古い車の落し物。旧安房峠の道路が九十九折れに上から続いていますから、昔上から落ちてそのままになっているのかもしれませんね?

15:40
 下山。

 お風呂は中の湯に入りたかったのですが、旧安房峠を早めに通過して、R158が混む前に抜けることにしました。

 そして新平湯温泉、ヘルシーランド奥飛騨たるまの湯へ(600円)。以前槍ヶ岳の帰りにも寄ったのですが、目立たないところにあるせいか今回も空いてました。食事はその並びの食べ物屋さんで。日替わり定食980円だったかな?生は運転しない人だけ(^^ゞ 深いりコーヒーも美味しかったですよ♪

 明日は乗鞍岳ですが、あかんだな駐車場は車中泊できません。午前2:30にならないと開かないので、途中買出しをしたあと、道の駅へ。奥飛騨温泉郷上宝で車中泊です。

 道路が側でもこの頃は車中泊でも良く眠れます(^^ゞ

 翌日は乗鞍岳へ。

※花の名の分からないものはまたあとで調べるつもりですが、分かる方是非教えてくださいませ。間違いのご指摘もお願いします。(^^ゞ