| 中信高原 ；美ケ原 （うつくしがはら2034.1m） |
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| 茶臼山にはマツムシソウやヤナギランが満開。 H11年8月1日（日）・天気； 快晴 : Member.3人 |
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途中の休憩時間含む
。＝は車の移動。〜は歩。 ニッコウキスゲがきれいだったということで、久しぶりに中信高原を歩きたくなった。何回かドライブでビーナスラインを通ったことはあったが、山行で行くのは３０年振りになる。 ドライブがてらと誘っていた娘にふられ、一人で行こうと思っていたが、たまたま来客があり、そこで話がまとまってその夜出発。彼女はまだ２０代。仕事やバイクを通じて夫とのつながりだったが、この日初めて山歩きに興味を持っていたことを知った。初めて一緒に歩く。車のブレーキオイルを交換したため、そのチェックのために、当初行かない予定だった夫も一緒に行くことになった。 いこいの広場には着いた後すぐ車中泊。３時間ほどの仮眠で６時に起きると寝過ごしたかと思うくらい太陽の光が眩しい。さぞ外は暑いだろうと思っていたらひんやりと空気が冷たい。爽やかだ。 コースは王ヶ頭から茶臼山へととる予定だった。ところが寝ぼけ眼で地図を確認せず、そこの大きな絵地図をみて登山道を進んでしまったため、反対のコースとなってしまった（王ヶ頭への登山口は舗装道を三城口方面へと数分下る）。 キャンプ場の中を緩やかに登っていくと生活圏の中にいるような気がする。この中、登山道を辿っていくのは少々やっかいだ。道がいろいろあって、どれが登山道やらはっきりしない。標示も字が薄くなって見にくいところがいくつかあった。たまたま林道で人に聞き、方向が定まる。この方も登山者で、唯一同ルートの登りで出会った人だった。 登山道は沢のせせらぎと太陽の射し込む明るい自然林で、とても気持ちよい。この日は爽やかな風が通り、それほど汗もかかない。途中でいきなり北アルプスが目に入り、嬉しくなる。槍をはじめ青空の中にきれいに見える。私達は広小場からのルートを行ったが、あとから思えば展望台に寄ってみれば良かった。やがてその展望台からの道と合流し、少し行くと茶臼山山頂だった。
左【マツムシソウ】 広々とした高原にバスや自動車が走り、王ヶ頭山頂方面には長野放送局の塔（アンテナ？）がいくつも建っている。美しの塔や美術館と分かるモニュメントまで見渡せ、おぼろげに約３０年前の山頂からの中信高原単独行を思い出す。イワシャジンかツリガネニンジンの仲間と思われる花の葉を見比べるが微妙に違ったものがいろいろあり、さてさてこれは困った・・・。 塩クレ場の辺りまでくると車の通れる砂利道があり、人の数も増えてきた。しかし茶臼山に向かう人は少ない。美しの塔方面に多くの人数を見る割に、王ヶ頭までの道筋はやや少なかったように思う。途中トイレもある。 牧場の牛を見ながら王ヶ頭方面へ向かうとニッコウキスゲの群落が見えてきた。ゆっくり眺めながら更に進むと通信施設かなと思っていた建物は王ヶ頭ホテルと分かる。３人の頭に浮かんだことは、冷たいソフトクリーム。山頂でいつも夢見るこの願いがここで叶うのかと胸膨らませて中に入ると？機械が故障中で出来ないとのこと。落胆しつつも手作りヨーグルト（３５０円）と牛乳（２００円）を頼む。冷たくなかったがなかなか美味しい。
すぐそばの王ヶ頭山頂で写真を写し、風が強かったため少し下山し風が弱まった場所で昼食にした。陽射しが強く再び半袖になる。コーヒーをいれて目の前の乗鞍岳や北アルプス方面を眺めるが山頂は残念ながら雲がかかっていた。頭上の山頂には大きな人工物があって残念だが、まわりを見渡すと緑濃い山並みが連なっている。日本は山が多いのだなと改めて思う。 山頂直下は少しガレていたが、樹林帯に入ると再び歩きやすい登山道になり、まわりの花を見渡す余裕がでてくる。書ききれないくらいの沢山のお花に出会えた山、そして下りも又人に出会わぬ静かな歩きが楽しめた。 いこいの広場駐車場に戻り、そこで念願の？ソフトクリーム（３００円）を買いザックも下ろさぬまま３人で食べる。極楽、極楽！（駐車場の広さは１０数台はおけそう。近くにトイレもあり便利） 。 この後霧ケ峰、八島湿原へ車で移動。
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【美ケ原高原】右 