丹沢;西山林道
(にしやまりんどう)

 丹沢クリーンハイク

 H13年5月27日(日)前夜泊
  天気;雨 
  Member.5人
   (佐藤・海輪・清水・松田・石原)

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)

大倉8:45〜二俣(昼食)12:00-20〜大倉13:20
(所要時間約4時間35分・・休憩含む)

【クリーンハイク集合、大倉で】右


 たまたま予定が重なって、3日間丹沢となった。25日(金)は玄倉でディキャンプ、26日は檜洞丸を登り、27日は丹沢クリーンハイクに参加。まったく趣の異なる各日だった。


 昨日の檜洞丸のあと、テント泊し、5時前に起床。共同の朝食(うどん)の準備を始める。夜中に雨が降ったらしく朝はひんやりと空気が冷たい。温かいうどんが美味しかった。食べている間時折雨が降り、今日のクリーンハイクは中止かななどと話していた。テントなど片づけている間パラパラと降っている程度で助かったが、終わってからまたざぁーっと降り出した。ここで精算を済ませ、解散。7時、3名が用事で帰宅し、私を含め残り3名がクリーンハイクの集合場所、大倉に向かうことになった。

 運転しながら、この雨では中止だろうと話しつつ、コンビニにも寄らず大倉へ。既にメンバー二人がおり、数人でクリーンハイクの旗を立てていた。やるらしい・・・(^-^;;

 昨年も雨だったが始まる頃には上がり、人数ももっといた。今回はとても少ない。この雨でみな出足が鈍ったことだろう。昨年は範囲を縮小したのだが、今回は予定通りとし、各リーダーの判断に任せることになった。無理をせず、自由に引き返すということで、8時半の開会式を終えた後、それぞれ出発。この雨の中だったが小学生くらいの娘さんを連れたお父さんも参加していた。参加者にはゴミの袋2種類と軍手、タオルのハンカチ(昨年はバンダナ)を配られる。

 私たちは西山林道、大倉から鍋割山へ向かう二俣までのコースだった。林道だからそれほど大変でもないが、予定通り行ったという塔ノ岳コースなどは大変だったかも知れない。

 20名くらいで西山林道へ向かいそれぞれ落ちているゴミを拾いながら行く。林道にゴミは少なく、沢づたいの斜面に落とされていたり、草むらに投げ込まれていたりする。はじめは空き缶、ペットボトル、飴などの包装袋などを拾っていたが、そのうち先頭と後尾の距離が離れてきた。行く人は先に行き、私たちはなかなか来ないメンバーを待っていた。だいぶしてようやく来たメンバーの一人はすでに合羽も靴も泥まみれ。テレビを引き上げたりしていたらしい。濡れた斜面で一人、よくやったものだ。その側にはバイクもあったが一人では持ち上げられなかったという(これは後から別の人に言って、引き上げてもらった)。気づかずに来てしまったのは迂闊だった。

 それからは一緒にまた歩き出す。目を凝らして下をのぞき込むようにゆっくりと進む。たった1缶の空き缶のために斜面を下っていく。雨で滑りやすいから無理はしないようにといいつつも、このくらいならば大丈夫とメンバーの一人が下りて行けば、こうして下りることが斜面を削って林道を崩す元にもなって良くないという意見も出る。大雨が降れば大量に斜面の泥を洗い去ってしまうことと比べれば大したことではないが、人為的な行為だけに考えの別れるところだ。

 大量のゴミが林道下の沢周辺に落ちていれば、それを担ぎ上げるのもまた大変だ。私は上でその様子を見ているしかない。ロープ(シュリンゲ)の先にカラビナをつけゴミの袋を吊して上から引き上げる。知らない人たちと一緒に、そのように連携プレーしながら自分たちの出来る範囲でそれぞれの役割を果たす。それにしても何回も何回も下ったり、登ったりした人たちはすごい。実際下に下りれば「来なければ良かった・・・」と言わせるほどのゴミの量。空き缶、ペットボトルの他にブリキの板やら波板やら看板やらコーン(道路作業用)など・・・

 下に何回も下りていった人たちの合羽は申し訳ないくらいに汚れていた。場所によっては破れたりするからけっして良いものは着てこない方がよい。

 二俣までは1時間もあれば行けるが、こうして既に3時間以上もかかってしまった。途中先に行っていた人たちが戻ってきた。だいぶ待ったが私たちがなかなか来ないので帰ってきたと、挨拶していったが、その時「もう私たちが全部ゴミはとりましたよ」と言われてしまった。きっと後から来て何をしていたのかと思われたことだろう。ご苦労様と声をかけて別れ、私たちのメンバー5名は終点の二俣まで行き、そこで手を洗い、ようやく昼食。12時。

左【捨てられていたゴミ】

 そこへクリーンハイクの実行委員が軽トラに乗って、ゴミを回収しに来た。ゴミは車の入れる林道の場合、まとまると通り沿いにおいてくることになっていたが、そこで持っていたゴミを渡す。帰りも取り残したゴミが気になって何回も下をのぞき込んだが、袋もないし、回収も終わったのでそのままどんどんと戻る。途中でメンバーの一人が持ち上げたというテレビなどがあった。オートバイは既に引き上げられていた。車はもう満載で、また取りに来るのだろう。

 大倉では既に計測を始めていた。今年は雨で人数が少なかったから少ないのだろうが、天気が良くても今年は少なくて良かったと言えるようになったら良いと思う。

 しばらく様子を見ていたが、3時半の閉会式まで間があったので、代表2人が残り、私達は先に帰ることにした。東名は空いていた。同乗者と途中別れた後、4時前には帰宅。