丹沢;檜洞丸
(ひのきぼらまる1600m)

 シロヤシオが満開

 H13年5月26日(土)当日発
  天気;晴れのち曇り 
  Member.6人(CL三枝・SL今井・山口・平・清水・石原)

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)

西丹沢自然教室8:30〜ゴーラ沢出合9:10〜檜洞丸(昼食)11:45-12:05〜犬越路13:50-14:00〜用木沢出合14:50-55〜西丹沢自然教室15:15
(所要時間約6時間45分・・休憩含む)

【シロヤシオが満開】右


 たまたま予定が重なって、3日間丹沢となった。25日(金)は玄倉でディキャンプ、26日は檜洞丸を登り、27日は丹沢クリーンハイクに参加。まったく趣の異なる各日だった。


 久々に仲間と賑やかな山行を楽しむ。翌日のクリーンハイクを前提に設定した檜洞丸の計画に便乗。当日はそれぞれ車や電車で、最終的には新松田駅で集合の予定だった。しかし前夜になってやむを得ないドタキャンなどあり、車に便乗予定だった私は翌日の移動や共同装備が急遽増えたこともあり、車で直接向かうことになった。

 5時起床、5時半に家を出発。東名で大井松田ICよりR246に入り西丹沢教室へ。待ち合わせの時間よりは1時間ほど早い7時頃に着いたが、既に手前の道路沿いにまで車でいっぱいだった。明日が山開きだそうで、なぜか自然教室の前の駐車場は使用禁止のロープが張られている。意味ないじゃ〜んといった感じだ。

 いったんは、はずれに置いたものの、そこには置かないようにと注意され、自然教室の少し先のウェルキャンプ場に置かせてもらった。有料で500円だったが、安心して置けるからまあ良しとしよう。余裕は十分ある。ここからは携帯が圏外で使えないが、自然教室には公衆電話があり、そこから仲間にその旨伝える。

 間もなくメンバーの2台の車が到着、同様にキャンプ場に駐車したうえで、リーダーの説明等を聞き、準備を始める。改めて計画書や地形図のコピーを渡される。今までにないほど準備万端。しかも各自シルバーコンパスを持参。実際に読図をしながら行くという教育を兼ねている。私はといえば、いい加減な磁石しかもっていない。地形図もこのあたりのは持たずほとんどエアリアマップで済ませているが、今回はリーダー以外持ってはいけないことになっている。ウエストバックに入っているのは秘密だ(^-^)V

 リーダーは初めてという若い女性。終日明るく、一生懸命やっている姿が好ましい。先輩の冗談とも、悪ふざけ?とも思えるするどいつっこみにも、うまく切り返したり、聞き流したり。そして、ポイントは熱心に吸収、先輩の期待に応えているというか、上手に応酬しているというか。

 8時半、出発。次々とやってくる登山者にまじって行くからペースはゆっくりめ。あまりの人の多さに辟易するが、昨夜寝不足なものだからこのゆっくりペースが私にはありがたい。

 ゴーラ沢出合まではゆるやかなハイキングコース。ここで休む人がいるので、混む前にとそのまま通過、いよいよ急な登りになってくる。かぜもほとんどなく、蒸し暑い。その上ツツジがなかなか出てこない。どこがツツジ新道だぁ〜と思わずわめく。それでも、休憩するたびに喉を潤し、読図の練習。これがとても勉強になった。しかし面白いことに、それぞれに皆微妙に現在地が違う。1300M前後でそろそろトウゴクミツバツツジ、シロヤシオが現れてきた。

 登るほどにその花の数は増し、驚嘆の声が飛び出す。でも貧困なボキャブラリーゆえ、「わぁ、きれい」「すごい!」と、そればかり。ホントにすごかった!人の多さなどもう関係ない、どうでもよかった。今まで人混みが嫌で避けていたが、これは来た甲斐があった。素晴らしい。聞きしにまさる素晴らしさ。今年は当たり年だそうだが、ラッキーだった。

 山頂に近づくと蕾が見られた。もうしばらく楽しめそうだ。山頂は花が見られなかったが、人でいっぱい。私たちも場所を捜して昼食にする。落ち着かない昼食を済ませ、そこでも読図の練習。

 行く方向を読図で見定めてそこそこに出発。時間がなければ同ルート下山に変更の予定だったが、最初の計画通り、犬越路方面に向かうことになった。この檜洞丸山頂から犬越路の間はまだ歩いたことがなかった。少しでもそういうコースがあると嬉しい。はじめは急な斜面を、冬なら嫌な斜面だと言いながら下っていく。登りが蒸し暑かったのに対し、こちらの下りは風が冷たいほどだった。しかもガスがうっすらとかかって幻想的な風景となった。一同感嘆の声。遠くの山に来たようだという声も出る。丹沢ではなく、上越の山でも歩いているような感じだ。こちらもシロヤシオ、トウゴクミツバツツジがいっぱい咲いていた。山ツツジも少し。この美しさを写真に写したいと思ったが、私のカメラではきれいには写らないだろうと、早々にあきらめてしまった。心のシャッターを押し続ける。 はしごや鎖場などもあって面白いコースでもあった。

 犬越路まで来てほっと一息つく。天気が良ければ展望があり、気持ちの良い場所なのだが、残念ながら見通しは悪かった。ここで一休みして、あとは一気に下る。シロヤシオはいつの間にか見られなくなるが、新緑の木々が美しい。数回渡渉を繰り返すがこれはちょっと嫌だった。靴は脱がないで済んだが、水の中にドボンといきそうで・・・。心配はいらなかったが。

 用木沢出合までくればあとは林道を下るだけ。一休みしてから歩き出し、20分ほどで西丹沢のキャンプ場に着。

左【キャンプ場で】

 夜はここで泊まることにした。値段をSLが交渉して一人500円にしてもらいテント泊。先に簡単に準備してから中川温泉、ぶなの湯へ。一人700円。露天風呂あり。シャンプー、ボディシャンプー、ドライヤー等あり。再び戻り、宴会?準備。この日に帰る人、加わる人がいて、再び6人。ビールを飲みながらすき焼き。かんぱ〜い、お疲れさま。食べきれないほどの量だったが、山から下りてきて、こうしてみんなで食べるのはやっぱり美味しい。

 翌日は丹沢クリーンハイクへ。