那須塩原;高原山(鶏頂山〜釈迦ヶ岳) 
(けいちょうざん1765m〜しゃかがたけ1794.9m)

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 那須の姥ヶ平の後は南下しながら栃木の山を歩いてきました。二日目のテーマは高原山。一度は雪の鶏頂山を目指しながら雪深くて途中断念、二度目はシロヤシオ目的で行きながら登山口で捻挫し大間々から剣ヶ峰〜大入道でしたから、まだ登っていない鶏頂山と釈迦ヶ岳へ行くのが目的でした。紅葉は稜線がきれいでした。
H23年10月9日(日)
天気;曇り
Member.2人(トシちゃん&sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む。) 
駐車場8:15〜弁天沼9:30-45〜稜線分岐10:15〜鶏頂山10:37-50〜分岐11:07〜御岳山11:29〜釈迦ヶ岳12:14-13:09〜弁天池分岐(近道)14:02〜弁天池14:17-30〜大沼14:51〜枯木沼分岐15:15〜枯木沼15:20-36〜駐車場16:18 (所要時間約8時間・歩行時間約6時間)


稜線の紅葉


トラック(赤線)



 日塩もみじライン(600円)の登山口より出発。
 登山口の大きな赤い鳥居の前には日塩もみじラインを挟んで広い駐車場があります。以前はこれより北側(左側)の登山口から登りました。

 大きな赤い鳥居を潜ると両脇には立派な狛犬さん。

 積雪期は除雪のため雪がうずたかく積まれ、ここからは行けませんでした。
 登山道はずっと笹が続いています。早朝は合羽を着ないと、残っている夜露でビッショリになりそうです。

 それでも上に進むと道幅が少し広くなりました。ありがたいことに笹の刈り払いなどされているようです。山頂や稜線もその跡が残っていました。整備してくださる方に感謝です。
 見覚えのある場所にきました。スキー場跡です。ここで道はまっすぐ続いていますが、以前来た時はここから枯木沼の方に進んだようです。この時はその辺が良く分からず、今回は下山するときに確認しながら下りました。

 この時は懐かしい同じ道を歩いているものとばかり思っていました。でも間もなく通った道と合流します。
 そうそう、この標識があったから間違いない・・なんて^m^

 そしてやがて同じ道となってそのまま登って行くのでした。
 後から気付きますが、前に来た時は枯木沼の方から少し遠回りしていたのでした。

 弁天沼へ。ここの風景は変わっていません。ただ一面の雪が無いだけです。
 
弁天沼の紅葉





 弁天沼で少し休憩し、鐘を一つ撞いて出発します。
 
これより神域




ダケカンバかな?



 
 この標識までは覚えがありますから、以前はこの少し上で引き返したようです。
 この辺りラッセルが大変でした。下は大きな石だらけだったのですね。夏道より先に雪道を歩いた我らでした。

 字が彫りこまれた大きな岩。
 その大岩を右に見ながら登っていきます。

 大岩を後に。
 


 

 稜線の分岐に出ると、丁度釈迦ヶ岳から戻ってきてこれから鶏頂山へ向かうという3人連れと出会いました。

 釈迦ヶ岳までの登山道の様子を聞き、私達も先ずは鶏頂山へ。

 
生憎のガスで眺望は期待できそうもありませんが
素敵な秋に出会えました。


 




 
 




 ツルリンドウ
 山頂の鳥居に着きました。

 
 石仏や立派なお社があってびっくりです。
 鶏頂山神社。傍らには謂れなど丁寧に書かれてました。丁寧には読んでいませんが・・・^_^;

山頂の紅葉


 
 
鶏頂山山頂

晴れていれば眺望もあるのでしょうに、
ガスで残念。


 時間が早かったので食事はせずに、少し休憩した後下山。
 弁天池分岐。さっき登ってきた所ですが通過して釈迦ヶ岳へ。

 こちらも紅葉がきれい。
 右側を覗きこむとかなり削られていますね。

 晴れていれば鶏頂山の斜面も紅葉がきれいそうです。 


 
 前方に御岳山。
 弁天池への近道の分岐を通過して御岳山へ。帰りはここから下りますから、またこの御岳山を越えてこなければなりません^^;

 御岳山山頂・・・といっても通過点のような登山道沿いにひっそりと。




 
 

 

 

 

 

 
 釈迦ヶ岳への登りは岩の多い急登でした。
 釈迦ヶ岳山頂へ。
 

 山頂には思ったより大勢の人。
 高原山最高峰の釈迦ヶ岳山頂。天気が良ければ日光や那須連山が見られるそうですが、やはりガスで展望は駄目でした。

 シロヤシオの時期、剣ヶ峰から眺めたこの釈迦ヶ岳や鶏頂山への稜線を思い浮かべます。


 大きなお釈迦様。
 山頂の気温は10度。笹の陰に身を寄せて休憩。パンと温かいコーンスープやコーヒーで。

 ジッとしていると結構寒くてダウン(薄手)とフリースも着こみました。もうしっかりした防寒対策が必要ですね。

 この寒さにやられてしまったのか、私のデジカメが動かなくなってしまいました。どうやら修理が必要なようで、やはり買い替え時かもしれません^_^; 予備のデジカメに切り替えますが、こちらは古いものであまり写りがよくありません。ほとんどボツでした(-_-;)


 こちらの道は西平岳や前山コースへのルート。当初の予定はこちらからの周回の予定でした。でも車で登山口までの時間がかかりそうだったので急きょ今回のコースに変更でした。

 また来る時のために?こちらから登られた人から駐車場などの様子を一応お聞きしておきました^_^;
 山頂を後にして大間々台分岐。このあたりで山頂で一緒だった若い男女お二人が後ろからやってきました。

 持っていたカメラに目が行き、思わずもしやと声をかけますと、やはりミラーレス。ソニーのミラーレスでした。ちょっとお話を聞いてまたまた迷います^_^;

 

 


前方に御岳山


 

ガスって残念ですが
御岳山の左奥に鶏頂山

 


 

 御岳山を下って分岐。ここから弁天池へ。
 弁天池。

 若い4人・・・と思ったらご夫婦とその息子さん夫婦でした。いや、ほんとにお友達かと思いました(^^ゞ


 大沼入口より大沼へ。

 以前大きな湿原の中を通ったはずだとこの大沼入口から行ってみることに。この時は大沼だったか枯木沼だったか定かではありませんで確認しに行ってみます。
 大沼。正面に鶏頂山。

 どうやらここではないようです。曖昧な記憶力で・・・^_^;


 大沼でなければ枯木沼かも?と、ここも行ってみることにします。
 おぉ!ここだ〜!

積雪期に来た時はこの湿原を通ったのでした。

せっかくですから木道を一回りしてみることにします。


 
 
トシちゃんが写しているのは・・・


 
少し咲き残っていたウメバチソウ

周辺に数本咲いてました。


 
きれいな草紅葉です。

 

 

 


 枯木沼。

 ハイハイ、枯木ね^_^; 
 一面の雪原の中、ここで休憩したのを思い出します。

枯木沼の草紅葉
(動画:音量にご注意ください)


 

 枯木沼入口にある鳥居。

 下は2008年3月1日に行った時、同じ場所で写したもの。その時の積雪は1メートルくらい?

 積雪期に歩いたことも今は懐かしい。あの時はまだスノーシューではなくワカンでした。GPSも持っていませんでした。
 

昭和枯れすすき♪


 
途中登山道が違うように思い、
おかしいなと気付いてGPSを見ると
微妙にずれてました。

スキー場のコースなどがあったため
間違えやすいようです。

 
GPSのお陰ですぐ確認でき
軌道修正して無事登山口へ。



 


 
車で移動して峠の茶屋でトイレ休憩。

近くに白滝

 
 昨日は足が痛いと言っていたトシちゃんでしたが今日はすこぶる快調でした^_^; 

 この日の温泉はやしおの湯。500円ですが特別に100円で、その代わりに東北大震災の義捐金をお願いしますと言われました。金額は自由でしたが、結局手元に持っていた温泉の金額分を入れてきました。出す金額は様々だったと思いますが、受け付けの方は丁寧にお礼の声をかけてました。お疲れ様です。そのせいかどうか、この日の温泉は激込みで、洗い場に途切れることなく行列ができるほどで参りました。

 翌日は予定通り日光の根名草山へ行くことにしますが・・・