尾瀬・笠ヶ岳〜至仏山〜尾瀬ケ原〜燧ケ岳〜アヤメ平(一日目) (クリック地図) (かさがたけ2057.5m〜しぶつさん2228.1m〜ひうちがたけ2356m〜あやめだいら1968.8m) |
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H19年5月3-5日(木−土) 天気;晴れ Member.2人 【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 5/3(一日目):鳩待峠7:45-8:05〜オヤマ沢田代〜悪沢岳〜小笠12:10-20〜笠ヶ岳13:00-45〜小笠14:10(テント泊)・・・所要時間約6時間 5/4(二日目):小笠5:15〜悪沢岳〜オヤマ沢田代〜小至仏(捲く)〜至仏山7:30-8:00〜山の鼻9:35-11:00〜尾瀬ケ原〜竜宮十字路12:45-13:08〜見晴十字路13:50(テント泊)・・・所要時間約8時間35分 5/5(三日目):見晴十字路4:45〜燧ケ岳7:55-8:15〜見晴十字路10:05-11:15〜竜宮十字路11:57-12:20〜アヤメ平15:42〜中原山16:03〜鳩待峠17:40・・・所要時間約13時間 |
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毎度天気と気分で行く山を選んでいる我ら、今回もぎりぎりまで決まっていませんでした^_^; そんなわけで急ですから、今回はあまり遠い山でなく、行き慣れて、尚且つまだ歩いたことの無いエリアを残す魅力のある山ということで、尾瀬の笠ヶ岳に決定! 今回も前夜発。自宅を出たのは前夜23時過ぎ。環状八号線、関越は渋滞したようで(sanae眠ってました^_^;)、戸倉に着いたのは4時間後。まだこの時期はそのまま鳩待峠まで車で行けたのですが、慎重なトシちゃん、鳩待峠の駐車スペースは狭いから・・・と一蹴。戸倉の広い駐車場に入れて仮眠したのでした。でもこれはあとからチョット後悔することに・・・ |
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戸倉の駐車場はGWにも関わらず空いていました。したくして乗り合いタクシーに乗り(900円/1人)鳩待峠へ。 車が入る余地はまだありました。手前にも駐車場がありましたし。でも帰る日、ロープが張られていましたので、いつでも自由に入れるかどうか?その点は未確認です。 |
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ちなみに駐車料金。戸倉は一日1000円。昔は無料だったんですけど・・・(って、いつの話だよ^_^;) 交通規制がありますのでご注意ください。年度によって異なりますのでここにはリンクしませんが、今年は5/18から規制されるようです。規制されると鳩待峠の場合、戸倉に車を置いて今回のように乗り合いタクシーに乗ってくるようになります。 今回、帰りの乗り合いタクシーは午後3時20分だということを、乗ってから知りました^_^;(夏のシーズンはもう少し長いです)。交通規制中ではないのでタクシーを呼ぶことは出来ます。 |
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6月には何回か来ていますが、実は5月は初めてです。GWでこの積雪状態ですから今年は少ないようですね。私たちには助かります(^^ゞ 至仏山は昨年来た時、植生保護のため入山禁止期間でした。今年は5/11〜6/30までがその期間だそうです。積雪状態によっては早まることもあるそうですのでお出かけの際はご確認を。 |
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8:00 登山口で登山者カードに記入して投函します。 8:05 歩き出します。雪は凍っていず、沈みもせず、アイゼン無しで歩きやすい状態でした。 |
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多くの人は日帰りの軽装備でした。我らは「いったいどこへ行くんだよ〜」みたいな重装備です。ストックはもとより、ピッケル・アイゼン(12爪)・わかん・スコップ・スノーソーまで持ってきていますから^_^; スキーの人も多かったです。たまたま岩手山で凍死の遭難事故があったばかりでしたから、途中で写真を撮ってもらったスキーの単独男性は、ツエルトを持ってきたと話していました。後から知ったことですが、この翌日には我らの通った悪沢岳で山スキーの男性が道迷いで救助されたと聞きました。とても良い天気だったのですが・・ |
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良い天気です。 常緑樹の間に至仏山が見えてきました。もっとも今は広葉樹が落葉しているので鳩待峠からも見えていましたが。 |
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木々の間に周囲の山が見えます。陽だまりハイクです・・・と思っているのは今のうち!この三日間は夏を思わせる陽気が続いたのでした。 | |
燧ケ岳と尾瀬ケ原も見えてきました。 | |
せっかくですからお願いしてツーショットです。 | |
ついでに至仏山もバックに。 | |
再び歩き出します。白い雪と青い空のコントラストが素敵です。登りの苦しさなんて不思議と感じませんでした。 | |
小至仏が見えてきます。トレースは山頂を捲いてました。夏道より楽なルートになってます♪ | |
雪道なので直登すれば笠ヶ岳方面にショートカット出来そうでしたが、稜線に出るまでは至仏山へのトレースを辿りました。 残雪期の注意書きの標識はありましたが分岐表示は見当たりません。ガスっていたら要注意です。 |
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ちょこっと笠ヶ岳山頂がのぞいています。 | |
笠ヶ岳に行く前に小至仏山をバックに。西斜面は雪がかなり落ちています。 | |
これから行く笠ヶ岳。夏道でも行ったことのないピークです。 | |
写真ではわかりにくいですが、日光白根山もきれいに見えます。まだ白いので目立ちました。 | |
至仏山に向かう人たちと、奥に燧ケ岳が見えます。 | |
分岐で展望を楽しみながらしばし寛いだ後、笠ヶ岳へ。他に行く人はいないだろうと思っていたら1人の新しいトレースがありました。 | |
悪沢岳辺りから見た笠ヶ岳。 | |
【笠ヶ岳への稜線の右手には谷川から巻機山。写っていませんが更には越後三山や平ヶ岳まで連なって見えてきます】![]() |
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天気がいいので気持ちの良い稜線歩きです。 | |
笠ヶ岳の左奥には上州武尊山が見えます。 | |
ここで前方から先行者が戻ってくるのが見えました。年配の単独男性でした。すれ違う時山頂の様子などをお聞きします。コチラがテント装備だったので「湯の小屋に抜けるんですか?」とすぐきかれましたので、このあたりに詳しい人のようです。 湯の小屋に抜けるコースは以前山仲間と行く予定だったのですが、なぜだったか計画倒れになっています。 |
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今回、湯の小屋温泉には行かず、翌日は戻って至仏に行きます。雪洞かテント泊にするので、とりあえず小笠の直下にザックをデポ。 ピッケルをもって笠ヶ岳に向かうことにします。 |
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前に笠ヶ岳 | |
後ろに至仏山。その右奥に燧ケ岳が見えます。 | |
途中ですれ違った先行者のトレースがしっかり残っているので安心です。 | |
軽い、軽い♪ | |
トシちゃん何も背負っていませんが・・・オ〜イ! | |
結構な斜度ですが、雪がサクサクしているので登りやすい♪ | |
上り詰めれば山頂かと思ったら、トラバースぎみの登りです。 | |
ピークはもう少し先ということを良くご存知の先行者のトレースです。 | |
山頂〜と思って先にトシちゃんを見送ったら・・・ | |
違いました。 | |
「怖え〜〜〜〜」 | |
滑ったら大変な場所でした(汗; | |
下を見ないように・・・^_^; 「コェ〜〜〜!オォ、怖ぇ〜〜〜〜」を連発するトシちゃんです。 笑ってはいけません、これ大事なことなんですよね。多少の臆病さと慎重さは必要なこと!過信が一番怖いです。 |
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しっかりとピッケルを刺しながら行きます。 | |
山頂の手前でハイ松帯の中を通りました。踏み抜いてちょっと登りにくいところがありましたが無事登頂です\(^o^)/ | |
谷川から越後の山々(巻機山、越後三山など)をバックです。素晴らしい眺めです。 | |
笠ヶ岳山頂からの展望。動画です。声と風の音が入っていますので、うるさいですが・・・ | |
こちらは静止画像。山頂から見える至仏山、右奥に燧ケ岳。 | |
至仏山と、左側に平ヶ岳。 | |
二人の貸切かと思っていましたら、坤六峠の方から三人、続いて至仏から戻ってきた人が、我らのトレースがあったからと、お一人で、計六人になりました。お互いに写真を撮り合います。 皆さん山慣れている方たちで、周囲の山座同定を詳しくしていただき、ラッキーでした。 |
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ゆっくり山頂展望を楽しんだ後、下山します。 | |
怖い所も通り過ぎて・・・ | |
サクサクと下ります。 | |
滑った? | |
いえいえ、シリセード!面白いですよ〜♪ | |
デポした場所に戻りました。見上げたこのピークは小笠です。 | |
春の雪で雪洞が出来るか心配だったので、テントを持ってきましたが、雪洞の出来そうな場所はいくつかありました。 時間もあったので雪洞にしようか〜と思いましたがテントを持っているとそれも面倒に思えてあっさりテント泊に決定(笑) |
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バックは至仏山、正面には笠ヶ岳が見えています。 | |
見上げた小山が小笠。 | |
せっかくですから小笠に登ってみました(sanaeだけ、毎度〜(^^ゞ) | |
眼下にテント場です。その向こうの山並みは坤六峠から笠ヶ岳に伸びている尾根。さきほど山頂で出会った三人が歩いてきたルート。山スキーを途中でデポしてきたとか。こちらはなだらかで歩きやすいそうです。 | |
小笠から見た至仏山。 | |
夕飯のメニューはパスタと豚の角煮、煮豆、つまみの柿ピーやチーズ・・・・でも今回ビールは持ち上げませんでした^_^; |
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アラ、失礼!手持ち無沙汰だったもので・・^_^; 食べてすぐ寝ると |
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時間がまだ早かったのでもういちど外の風景を楽しみます。贅沢な時間です。 テントの中にいたとき上空を黒い雲が覆い、一瞬雪が降りましたがすぐに止み、こうして再び明るい空です。 |
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夕焼けを待たずに眠りに就いてしまいました。 トシちゃんが夜中(といっても9時ごろ)起きた時の風景、月夜の中のテントです。 トシちゃんの雄叫びが響いたでしょうか? 誰も居ないからいっか!(笑) 翌日へ |
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