丹沢・鍋割山
(なべわりやま1272.5m)

 雨山峠経由のコースは沢あり、鎖場あり、ぶな林あり

 H13年6月9日(土)当日発
  天気;曇り 
  Member.6人

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)

稲郷8:35〜雨山峠〜鍋割峠〜鍋割山山頂12:00-13:35〜二俣15:05-15〜大倉16:25
(所要時間約7時間50分・・休憩含む)

【雨山峠コースの新緑】右


 鍋割山でオフミという話しがあり、直前に参加表明。待ち合わせは渋沢駅に8時。だめちゃんをのぞき、他の人は全員初対面。合計6人となり、タクシー2台に乗り合わせて稲郷の寄(やどろぎ)大橋まで行った(2900円)。亜美さんの声掛けで準備体操をして出発。

 今回のコースは’99(H11、3月)鍋割山〜雨山の時、一度下りで使ったことがあるが、既に記憶はうろ覚えだった。でも少々注意を要する所があったのと、人が少なく静かなコースで好印象だったのを憶えている。

 沢を何回か交差していたはじめの頃は緑がかなり濃くなっていたが、上に登るにつれて美しい若葉が広がっていた。植林の杉は少なく自然木が多い。ここの紅葉は美しいと、今回呼びかけて下さったriwaさんが何回も言うが、さぞやと頷く。50分に一本くらいの割合で休憩し、沢のせせらぎと新緑を楽しみながらのんびりと行く。まだ目覚めていない体重増の身体にはありがたい。休憩の度にアルコール補給をするriwaさんに一同驚愕。歩いていると暑くて喉を潤したくなるが、登りでビールを飲んだら私は眠くなって、動きたくなくなってしまう。riwaさんのお友達のきみちゃんも一緒に飲んでいたが、彼女はそれでちょっと体調を崩したようだ。睡眠不足が祟ったようだが、やはりほどほどに・・・(^-^)

 途中登山道がやや崩れているところがあったそうだが、偶然にもこの日、その箇所を直しているところだった。補修中だが既に安心して歩けるようになっており、作業してくださっている方々に皆お礼を言いながら通過した。

 坂元さんもこのコースを歩いたことがあるそうで、その上ユーシンロッジの管理人の方からいろいろと聞いている話など披露していただいた。冬場の積雪期は要注意箇所がいくつかあり、遭難現場なども話しに聞いて、一瞬足下がすくんだ。私が以前来たときも凍結していた場所で、注意しながら下りたはずだ。この日辺りはガスが出ていて幻想的な雰囲気だった。立ち止まっていると少し寒く感じられるほど涼しい気候で、終始気持ちよく、楽だった。ヤマツツジがきれいにたくさん咲いており、ヤマボウシも見られた。

 途中梯子や階段、トラロープなど通過してきたが、山頂に近づくとすこし長い鎖場が現れる。ちょっとクライマー気分を味わえて楽しい。たしかここで登ってくる犬と出会ったのだと、3年前のことを思い出した。

 鎖場を通過して今度は階段。この階段が思いの外つらい。先頭に立った亜美さんは細い身体で身も軽くスイスイと登っていってしまう。半年でなんと5キロ太った今の私にはつらい。絞らねば・・・ムリムリ(^-^;

 山頂に着いたときには亜美さんが既に名物の鍋焼きうどんを注文してくれた後だった。私はシートを敷いてそのままのびる。気持ちよかった。ガスで山頂からの展望は望めず、富士山も見られなかった。初めて来た亜美さん、だめちゃんには残念だった。

 鍋焼きうどんが出来上がった頃、きみちゃんと、ラストをサポートしたriwaさんが到着。揃って昼食。鍋割山にはもう何回も来ているが、ここで鍋焼きうどんを食べるのは初めてだった。噂には聞いていたが山で出すものとは思えないボリュームだった。キノコ、卵、カボチャの天ぷら、青み野菜など具だくさん。これで900円は安い。量が多くて全部食べきるのは大変だったが、廃棄の事を思ったら山で出されたものは全て食べきるのがマナー。頑張って残さず食べた。この後小屋の中に入り、めいめいに氷やらコーヒーを頼んでのんびりとおしゃべりを楽しんだ。同じ趣味の山でつながったメール仲間というのは話しがつきない。次の山行の話しにも展開し、これも具体化しそうだ。これを仲間内では関西の精鋭だめちゃん効果と呼ぶ。

左【下山】

 ここまで来れば塔ノ岳をまわって下山したいところだが、天候や時間、きみちゃんの体調を考えて、今回はのんびりと直接後沢乗越へ下りようということになった。小屋の側に咲いていたサラサドウダン(たぶん)を後に出発。新緑、満開のヤマツツジを愛でながら、それぞれにパソコンやらデジカメやらに話しが及んで話題がつきない。そんな調子だから時間はいつもよりかかっているが、この気持ちの良いみどりを充分満喫。

 二俣で最後の休憩。ここから大倉への西山林道は先月末に、クリーンハイクで来たばかりだ。掃除したばかりの所だから、ちょっと落ちているゴミが気になってしょうがない。いつもはこんなに立派なことをしているわけではないのだが、つい拾いながら歩いていった。

 大倉で反省会?をかね、アルコールは駄目という坂元さん(ジュース?)以外は生ビールで乾杯。この後、バスも電車内でも和気藹々と、今回の山行は充実したものだった。皆さんお疲れさまでした。

 最後にドジ話を一つ。気持ちよくバチバチと写していたカメラ・・・山頂でカラーならぬ空フィルムに気づく(×.×)ということで、写真はriwaさん提供のもの。

 だめちゃんとriwaさんもホームページにアップしていますので、是非ご覧下さい。
   Day Trekker〜日帰り登山隊.....だめちゃん
   「神奈川の散歩路」.....利和さん