丹沢 ;  鍋割山〜雨山
 (なべわりやま1272.5m・あめやま1176m)
 丹沢の鍋割山と雨山に登ってきた。1ヶ月以上ブランクが開いてしまったので足慣らしのつもりが、寝坊して、コースを短縮したにも関わらず、筋肉痛。山頂近辺はうっすらと積雪が残っていた。

 H11年3月13日(土)当日発・天気;くもり; Member.夫婦2名


【雨山で】右
 うっすらと残雪

【コース】
寄みんなの森8:45〜鍋割峠11:00〜鍋割山11:25-12:10〜鍋割峠12:25〜雨山峠13:15-30〜雨山14:00-10〜雨山峠14:30〜(河原でティータイム30分ほど)〜寄みんなの森16:40



 予定は鍋割山に寄った後、雨山、檜岳、伊勢沢ノ頭、秦野峠への稜線を行くつもりだった。寝坊したためのんびり路線に切り替え、専ら足慣らしに変更。

 鍋割山には何回か行っているが、今回のコースは初めて。沢に沿って行くので川を何回かクロス。雨で水量の多いときや、凍結しているときはイヤだなと思った。河原に雪は無かったが途中からぱらぱらとあらわれ、峠の手前からうっすらと積雪が残っていた。

 山頂のまわりは土の部分も見えるが、ガスっていたせいもあって、神秘的で美しかった。晴天の予報だったはずなのに、終始曇天。大きく見える富士山もこの日は全く見えない。山頂は零度。NTTドコモの携帯は通じる。

 夫は登りがゆっくりな割に、皮の重登山靴だったので下りは比較的ハイペース。私は底のすり減ったゴアの軽登山靴で少々不安だったので、下りは慎重。差が開く。

 鍋割峠から雨山峠の間は鎖場などがあり、注意して通ればそれほど危険ではなく、面白いコース。そこで犬をつれて登ってくる家族連れとすれ違った。先頭をやってくる犬が、目の前で登れずクゥ〜ンと訴えるような眼差しに、夫が手を貸してやった。尻尾を振るワンちゃんに犬好きの夫は嬉しそう。安全な所まで登るとそのワンちゃんは振り返って家族を待っているという忠犬だった。飼い主のザックにはしっかりとザイルがくくりつけられており、犬を引っ張りあげるため一応用意してきたものだったとか。

 雨山峠で時間を見ると、やはり当初予定のコースは無理と断念。雨山をピストンして下ることにした。雨山山頂は標識もなく視界もない。が、多分雨山だろうと見当をつけ、小休止して下山。

 雨山峠からの下山路は要注意箇所がいくつかある。鍋割山山頂の人の多さに比べ、ほんの数パーティとしか出会わないコースだった。静かな山歩きをお望みの方にお薦め。アイゼンは持参したが使用せず。