奥多摩:大塚山〜御岳山〜日ノ出山(捲き道)〜麻生山
(おおつかやま920.3m〜みたけさん929m〜ひのでやま902m〜あそうやま794mクリック地図

 今回は70日ぶりの山歩きでした^_^; いろいろな事が重なってしまって、まぁこういう時もあります(^^ゞ ブランクがありながらも涼を求めて日帰りの八ヶ岳か?なんて無茶を話していたのですが、夕方すっかり忘れて乾杯♪(アリエナイ^_^;) 前夜発は無理じゃん・・・早起きも辛いし・・・(-_-; とうことで近場のお花見にしました♪
H21年8月23日(日)
天気;晴
Member.2人

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む。=は乗り物) 
古里駅8:20〜登山口8:35-40〜尾根分岐(休憩)9:40-50〜分岐10:24〜大塚山山頂10:37-44〜円塚山園地(まるつかやまえんち)10:51-11:14〜レンゲショウマ群生地11:20-12:10〜日ノ出山捲き道〜麻生山14:00-10〜白岩の滝コースへ迷い込み^_^;〜遊歩道入口15:17〜白岩の滝バス停15:30頃〜西細尾バス停16:10=(機関車バス)=武蔵五日市駅16:35(所要時間7時間50分)

↑ 御岳山のレンゲショウマ


 出がけにGPSを入れ忘れた・・・と言いつつ、「いいよね」と行きなれた山域を口実にそのまま最寄り駅へ。何回も行っているエリアですし・・・・って、こうときに限って落とし穴があります^_^;

 いつものようにコンビニに寄って駅へ。一電車乗り遅れ、御嶽駅からのバスも間が開くため車内でコースを検討。
 結局古里駅から歩くことにしました。久々ですからのんびりと足慣らしのつもり。電車ですから帰りは座って帰りたいね〜ということで、ちょっとコースが長いですが金比羅尾根から武蔵五日市駅へ下りることにします。この時は・・・ネ^_^;

(※以前歩いた最新レポ?の古里駅からはコチラH13年、金比羅尾根登りはコチラH17年

 トシちゃんの後姿なんかヘン!?釣竿持ったら「釣りキチ三平」みたい・・・。麦藁帽子だからかな?


 最初大きな看板をみて丹三郎とはお蕎麦屋さんの名前だと思いました^_^; 大きな立派な御蕎麦屋さんのようで寄りたくなりましたが今日はオアズケ(^^ゞ

 この辺りの地名が丹三郎というのですね。
 そして30m先にありました。ここが登山口への分岐。右の坂へ。

 角には登山口への標識。
 花の里は今、サルスベリの花が満開。

 登山口には立派なトイレが設置されています。水洗でトイレットペーパー付き、きれいにお掃除されきれいでした。

 周辺にはシュウカイドウも満開♪
 獣害対策用の柵が設置され、上部には電流が流れているそうです。扉の開閉をしっかりして獣の世界へ・・・あぁ私も?^_^;

 夏には夏の花。これなんだっけ?(^^ゞ

 意外や次々と登って行く人が!以前はあまり出会わなかったのですが、やはりレンゲショウマ目的なのかもしれません。

 野草もヌスビトハギ、タマアジサイ、ミズヒキ、キンミズヒキなど。 
 久々の歩きで登りはペースがあがりません。トシちゃんはいつものことですが(^^ゞ

 奥多摩らしい杉林ですし暑いのは覚悟していたのですが・・・

 一登りした尾根上分岐でひとやすみする頃には涼やかな風が吹いてきてとても気持ちよかったです。気温は22度でした。8月も後半になると奥多摩でも秋の気配が漂って・・・って、いやいや、まだまだ先のはずですけどね。

杉林だけでなく広葉樹の緑陰が嬉しい。
ア〜山に来た〜\(^o^)/

 涼しさを求めて八ヶ岳に行こうと思ったのに、これなら充分満足♪良かったね〜♪

 大塚山に行くつもりですからここが分岐?なんて以前来た事などすっかり忘れて右を選びますが結局先で合流。

 いろいろなきのこも目を楽しませてくれました。

 白のやら、黄色いのやら、茶色いのやら、シベリアンハスキーのような色合いのものやら・・犬じゃないって!?(^^ゞ




 

 足元に熊笹?が広がって、奥多摩とは違う風景のようです。素敵な山道なんですよね。
 ボケてしまいましたけど、きのこの母子みたい!寄り添って可愛い♪思わずもうすぐ産まれそうな娘を思い出しました(^^ゞ

 キヌタソウ、コウヤボウキなどもあたりにいっぱい。


 大塚山と御岳ケーブル駅への分岐。大塚山のことを忘れていたので行ってみることに(モゥ・・・すぐ忘れるんだから・・・・^_^;)

道端のヤマジノホトトギスを撮っていたら
上からお二人おりてきました。
御岳のレンゲショウマを見て古里へと下るそうですが、
このすぐ上にも少しレンゲショウマが咲いていると
教えてもらいました♪


少し上にひっそり咲いてました。
まさかコチラにも咲いているとは思いませんでした(^^♪


 ほんの数本でしたが登った甲斐がありました。

 しかもコチラを通る人は少なくなって静かです。
 広くて立派な建物は大塚山園地休憩所。

 コバギボウシ。
 冬は木々の落葉で展望がいいのかもしれませんが、夏はさすがに木で視界は狭くなっていました。大塚山山頂は初めてだと思っていたら一度登っていました^_^;・・というくらい何気に通り過ぎてしまうピークのようです。

 でも気持ちの良い山道が続きます。空気もとっても爽やか。この日は夏の奥多摩とは思えませんでした。
 よく見ますけど、石膏の作り物ではないかと思えるようなきれいなキノコ。大きさはデジカメと比べてみました(^^ゞ

 巻いたような道が御岳への一般ルートでしたが、左のピークへ続いている道が近道かななんて思い登って行ってみました。

 手前には小さな墓石があるようでしたが、山道を辿ると古い東屋がありました。
 前方に御岳の宿坊や御岳神社が見えます。

 右手には大岳山や御前山方向のはずですがちょっともやってすっきり見えません。残念。


 この展望台(円塚山園地展望台)は静かな穴場でした。のんびりと早めにお昼休憩。その間登ってくる人は誰もいませんでした。

 眼下には大勢の人が歩いているのが木の間からかすかに見え、賑やかな声が聞こえてくるというのに、ここだけが静かなのです。
 もっとのんびりしたいほどの特等席でしたが、レンゲショウマも見たいし、先も長いので下りることに。少し下りるとすぐ下に巻き道が見えてきました。

 下りたところがレンゲショウマ群生地の入口。その分岐でも数人の人がベンチで休憩中でした。

 そのまま群生地へと登って行きます。
 ポツポツと咲いていたレンゲショウマがいきなり見覚えのある群生地へと導いてくれました。


















 少し遅かったのですが、けっこう長い期間咲いていますのでもう少し楽しめそうです。蕾もまだまだたくさん付いていましたよ。

 さすがものすごい大勢の人で賑わってました。ケーブルですぐ登ってこれますから当然でしょうか。

 少し休んでこのあと日ノ出山へ。
 御岳神社はパスしてそのまま日ノ出山方面へと向かいますが、円塚山展望台にいたときから賑やかに響いていたバンドらしき歌声がここでもパワーアップした音量で迫ってきます。

 古いアルバムめくり ありがとうってつぶやいた
 いつもいつも胸の中 励ましてくれる人よ
 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔
 想い出遠くあせても おもかげ探して 
 よみがえる日は 涙(ナダ)そうそう


 一番星に祈る それが私のくせになり
 夕暮れに見上げる空 心いっぱいあなた探す
 悲しみにも 喜びにも 想うあの笑顔
 あなたの場所から私が 見えたら 
 きっといつか 会えると信じ 生きてゆく

 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔
 想い出遠くあせても
 さみしくて 恋しくて 君への想い 涙そうそう
 会いたくて 会いたくて 君への想い 涙そうそう 
 “涙そうそう”の歌声につられ、「ここで待っている」というトシちゃんを分岐に残して、思わず行く予定ではなかった御岳神社の方へ足を向けてしまいました。唄っていたのは昔若者(今よりもっと若者(^^ゞ)だったお二人の男性!張りのある素敵な歌声でした(^^ゞ

 トシちゃんを待たせていましたが、せっかくですからこのまま神社へお参りに(^^ゞ


 おっ!ここにもレンゲショウマ♪
 階段がツライのですが、お参りすると気分すっきり♪

 分岐に戻るとトシちゃんは靴擦れをケアしていました。丁度良かったよ〜とご満悦!お互い良かったね(笑)


 快調に日の出山へ・・・と思ったら、
 山頂を巻いていってしまいます。ほんのちょっと登るだけなのに・・・・


 巻く方が長いのよね・・・鬱蒼とした杉林だし・・・

 でもツリガネニンジンやキバナアキギリを見つけて不満顔も笑顔に変わります(^^♪




 時折ポツポツと雨粒が当たりましたが、この先も少しだけで雨具を使うほどではありませんでした。
 つるつる温泉や金比羅尾根、上養沢・・・それぞれへの分岐ですが、ここは日ノ出山への分岐でもあります。そう、登っていればここへと下りてきたはず・・・

 ここでトシちゃん「行きたかったら行ってきたら?トイレ行きたいからこの辺で待ってるから」・・・あのね〜トイレは山頂にあるんですけど〜(~_~;) 「今から登るのヤダ!」・・・もういいよ<`〜´>


 かくして下りていくのでした(-_-メ)

う〜ん、癒されます〜♪


 タルクボノ峰と新しい木札がかけられていますが、地図ではもっと先のはず・・・ドッチがホント?

 巻き道でも良かったのですが、また麻生山への稜線へと登って行きました。

 そして麻生山山頂。
 見覚えのある山頂・・・といっても登山道の途中にあるような感じですが、やはりカメラを向けます。
 申し訳ありませんが思わず大笑いしてしまいました。


 折りしも月末の30日は日本の政権が変わるか否か注目されている衆議院総選挙。

 我らは早々に期日前投票を済ませてきています。それにしても自民の麻生さん、794(泣くよ)はゴロが悪いっす!民主鳩山さんに傾きそうな勢いの報道ばかりで旗色悪い上にこれですか〜^_^;
 しかし笑った報いかこの先とんだミスをしてしまいました。急坂なのは覚えていたのですが、すでに二人ともうろ覚えで、なんかヘンだなぁ〜と思いつつ、気づいた時はルートを外していたのでした。

 どうやら鉄塔管理の東京電力の作業道を辿ってしまったようです。こういう時に限ってGPSを忘れてきてるのだから・・・^_^; 地図といってもエアリアではこういう時心もとありませんが、それでも林道には出そうなのが分かったのでそのままズンズン下っていきました。


 しっかりした木橋を渡ると通常の登山道に出ました。

四季彩の森?1999年と書いてありますが
私の持っている地図は1998年、相変わらず古い・・^_^;
ここは休憩スポットになっていました。

 すごい!あたり一面タマアジサイだらけ!見事です。

 写真ではきれいに写っていないのが残念!
 思っていた通り林道へ・・・

 えっ?白岩ノ滝ですか〜?

 麻生山ピークを踏んできたのに?・・・ということで通ってきたルートは作業道に間違いないようです。この登山道は歩きやすいですが、作業道はやや斜面がきついので、お天気の悪い時は通らないようにしましょう・・・って、私達ですね、ハイ!^_^;
 一本別のルートに出ると思ったのですが、見当違いでした。でもバス通りに出る白岩ノ滝コースでよかったかもしれません。

 お陰で白岩ノ滝を見ることができました。このコースは初めてでした♪


コチラは上の滝


コチラは下の滝


 ワンちゃんを連れたお二人とすれ違い、情報交換をして下りて行けばちゃんと遊歩道入口とあります。ちゃんと行けば、ちゃんと遊歩道・・・のはず(^^ゞ

 近くにはお二人に聞いたとおりトイレがあり、ここもペーパーつきできれいにお掃除されていました。和式で、水洗ではありませんでしたけど。

 そばに停まっていた車は先ほどのお二人のものでしょう。

 林道を行くと間もなくバス通りに出ました。
 15:30ごろ。1時間に1本の15:17発のバスは出てしまったばかり。左に上がって行けばつるつる温泉ですが、今回はパス。待っていても仕方ないので五日市方面へ歩けるところまで歩いて行きます。

 温泉から戻ってくるタクシーはいないかと時々振り返ったりして(^^ゞ


 途中、所々にきれいな百合が咲いていました。これもまた満開の時期のようです。園芸種のように思えますが、何という百合でしょう?

 好きなヤマユリは今回見られなかったのが残念。時期が終わってしまったのかどうか・・・それにしても目にすることが少なくなりました。
 バス通りを約半分ほど歩いてギブアップ。途中、西細尾バス停で待つこと10数分。最初の路線バス(臨時便)は満杯ですぐ後ろの機関車バスで武蔵五日市駅へ。こちらも混んでいましたけど、珍しいバスに乗れてちょっと嬉しかったりしました(^^ゞ

 武蔵五日市駅のトイレで汗をかいた服を着替えてから乗車。冷房の利いた車中ですから着替え必須です(^^ゞ

 久々の山歩き(もはやハイキングではありませんでした^_^;)、よくがんばりました。翌日筋肉痛・・・言うまでもありません(^^ゞ