山梨南ア周辺・身延山 (クリック地図)(みのぶさん 1153m) |
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三連休の直前、東京にも雪。同じ関東でも神奈川の我が家周辺は雨でしたが、山となるとやはり雪だったでしょう。行き先は二転三転し、ようやく山梨百名山の一角へ。出発は初日の午後3時半を過ぎ、日月の二日間だけのんびりと歩いてきました【身延山周回・三石山途中まで・思親山・白鳥山】 |
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H21年1月11日(日) 天気;晴れ Member:2名(トシちゃん、sanae) 【コ ー ス】(〜は歩、休憩含む) 身延山町営駐車場7:07〜三門7:28〜久遠時7:41-58〜身延山山頂10:30-40-〜(ロープウェイ乗り場前で富士山眺望)〜西コースより三門へ〜三門13:13-?(休憩)〜駐車場13:42【休憩含む所要時間約6時間35分】 |
↑ 身延山山頂 |
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今回の山行はいくつかリストアップしていましたが、直前の積雪で二転三転。北の展望が期待できないことと、電車の乱れが予想されたため、結局山梨南部の山に落ち着きました。となれば車で夜発です。ところが母が食欲がないというので中止。翌日元気にゲートボールの初打ちに出かけ、帰宅すると食欲回復。運動不足と正月の胃の疲れだったそうな。ということで午後出かけることにしました。元気だということはありがたい事です。 東名高速道路を走っていると、目の前に白い富士山が輝いていました。そういえば明るいうちに出かけるのも、東名を走るのも久しぶりでした。 明るいうちに出発といっても既に午後3時半を過ぎていましたから、身延山登山口に着いたのは暗くなった7時前後。途中で食事する場所をスルーしてしまったため車中でおでんやらうどんやら・・・間際でワサワサと積み込んだ食料で済ませてしまいました。 |
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そして朝。5時に起床。この日は鏡開きです。お汁粉(小豆缶)を持ってきたのですが、さすがに早朝から甘いものを食べる気になれずお雑煮♪&ウィンナー♪温まりました。 | |
三門に近い上の方の駐車場は開く時間が遅いので、このまま下の駐車場に車を置いたまま出発。除雪されていますが、まだ少し雪が残っています。なので私も最初からストックを出していきます。降雪は一昨日。前日だったら大変だったかもしれません。 背後のトイレは夜中灯りが付いていてきれいでした。駐車料金は一日千円。受付が閉まっているので下山してから支払うことにします。 |
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駐車場から見える身延山。朝日の当たっている山頂の建物が見えます。 | |
身延山といえば日蓮宗総本山。鎌倉時代から続いています。 三門。立派な建造物です。 |
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三門を潜ってまっすぐ続く参道の両脇にはまっすぐ伸びている杉の木。 三門を入ってすぐのこのアーチ型の橋のようになっているのは何か意味があるのでしょうか? |
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そして正面に287段の階段。階段の一段一段に高さがあり、歩幅が合いません^_^; かなりしんどい登りです。 | |
この階段の両脇には男坂、女坂がありますので、心臓の弱い人や自信のない人はそちらの方がよろしいかと・・・^_^; |
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階段を登ったところでまず目に入るのが五重塔。今年(2009年)の5月に落慶式があるそうです。 この枝垂れ桜が有名ですからその時期に以前友人達と観光で来た事がありました。 |
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正面には久遠寺。 | |
山腹ですが広い境内。 | |
境内の大きな枝垂桜の木。そして境内から身延山山頂。 観光で来た時はここまででしたが今回はあの山頂目指して歩きます。 枝垂桜が満開になると下の写真のようになります。 |
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← 身延山ロープウェイのHPより拝借。 | |
久遠寺本堂の左手から登山道へ。ロープウェイへは左斜面を下り、トレッキングは右へ。 | |
杉に囲まれた参道はずっと舗装され・・・ | |
歴史のある建物が随所にあり・・・ | |
この山でたくさんのものが一つの組織となっているのだと感じさせられます。 | |
我が家の宗派とは違いますが、どこでもお願い事を・・・^_^; ワンコイン(ちなみに500円でもないし^_^;)で願い事多すぎると言われそうですが・・・ | |
チャリンと賽銭箱へ。さすが鬼子母神堂、ざくろの木彫り。いろいろな願い事が書かれている絵馬もざくろの絵でした。 | |
鬼子母神堂の右から再び登山道へ。犬を飼っている家屋が何軒かあり。そしてナンテンの木も多く、赤い実がきれいでした。 | |
建造物に行く階段を登らず、そのまま登山道へと思っても・・・ | |
必ずお堂の前に出ます^_^; しっかりお参りしましょうね^_^; | |
参道はしっかり除雪されていましたが、人が歩かない斜面には雪が残っています。上を見上げると二頭の鹿(ホンシュウジカ)が歩いてました。白いお尻がとってもキュート! ニホンカモシカも生息しているそうですが、残念ながらバッタリ出来ず。ブッポウソウも飛んでくるようですが、夏鳥ですから今の時期はいないのでしょう。本当にブッポウソウと鳴くのか聞いてみたい気がしますが実際には違うそうですね⇒コチラ |
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熱くなったので上着を脱いでいると3人の男性が追い抜いていきました。最初に出会ったハイカーです。 | |
日蓮聖人御自作の大黒尊天だそうです。人が通らない場所は雪がそのまま残っていますが・・・ | |
通りはきれいに除雪。 | |
大光坊をすぎると除雪はされていませんでした。前日はふかふか雪だったと思いますが、かなり人が入ったようです。 行儀の良い杉林が続きます。気温は9時10分、1度。 |
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写真ではちょっと分かりませんが樹林の間から富士山。 | |
檜もあったようですが杉などの針葉樹が多い中、こうした風景も。きれいな青空が終日広がって気持ちのいい一日でした。 足元は歩かれた跡が凍ってます。でも両脇がサクサクなので最後までアイゼンは使わず。ストックが心強い味方でした。 |
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四十丁目 | |
日蓮聖人が掘られたという井戸。 | |
両脇の庇から落ちる雪で足元はこんもりと積雪。 | |
石仏も雪の帽子を被って埋もれています。 | |
「身延町指定文化財 身延山上の山 東照宮」と書かれてありました。徳川の時代にも庇護されたようです。 この辺りで一人の若い男性が追い抜いていきました。我ら体力ガタ落ち・・・(涙) もっとも写真を撮りながらですけど・・と自ら鼓舞します(^^ゞ |
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ようやく奥之院思親閣の境内に到着。 やっぱりいるんですね、熊! |
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天子山塊に隠れていますが富士山の頭がのぞいています。 | |
ズーム。きれいです。 | |
眼下には身延の町並み。 | |
もちろんお参り。神頼みが多いですが、心の中で「以下省略・・・」なんてつぶやいているワタシ(^^ゞ まったく!(<ボカッ) | |
日蓮聖人お手植えの杉だそうです。 | |
こちら左側通行。 | |
階段を登りきれば思親閣。 | |
日蓮が父母や師匠を偲んで建立したと言われる奥之院思親閣。 こちらでもお参り・・・・・・って、今日はいったい何回したことやら(^^ゞ でもきれいな青空の下で気持ちの良いお参り日和でした(^^♪ 北西にある山頂(展望台)へは左側から行きますが、こちらも歩くところだけ丁寧に除雪されていました。 |
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北西の少し下ったところに展望台。 丁度日陰で寒かったのですが、ぐるりといい眺め♪ 山梨百名山の山頂標柱もそばに。 |
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こういう眺めです(^^ゞ |
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中央奥に白峰三山、その左に塩見岳。手前右の山塊は富士見山。 |
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動画でみるとこんな感じです。 |
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これでも雪かきされた跡。 |
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ベンチを見る限り30センチくらい降ったようです。 4月下旬から5月中旬にはカタクリが見られるそうです。 身延山には他にもニリンソウ、ムラサキケマン、ツルキンバイ、 イワタバコ、シャガなども咲くそうです。 |
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山頂へはロープウェイで来れるので次々観光客もやってきました。再びロープウェイ乗り場へと戻り、我らも下山。 | |
ロープウェイ乗り場前からも毛無山、長者ヶ岳、天子ヶ岳などの天子山塊の向こうに白い富士山。 手前の電線はロープウェーのロープです。 3月中頃にはこちらからダイヤモンド富士が見られ、身延山ロープウェイはそのころ早朝から稼動されるそうです。 |
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身延山を下りてからもう一座登ろうと思っていましたのでこのままロープウェーで下りようか・・・? | |
気持ちが揺らぎつつ、当初の予定どうり西コースへ。 | |
七面山拝礼。七面山も日蓮宗の修行のお山。西コースはこの先もずっと七面山を眺めながら下っていきます。 | |
あまり人が歩かれてなくて(朝の3人だけ?)フカフカ雪でした。 | |
綿菓子みたい。 | |
きれいな青空と白い雪。 | |
七面山 |
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正面に七面山を眺めながら。頭上には電線が続いている身延山。 | |
感井坊(かんせいぼう)。七面山と三門への分岐。 | |
まっすぐ進めば七面山登山口へ。この時踏み跡はありませんでした。 | |
三門へ | |
このように下りていきます。 | |
日当たりは徐々に雪が融けていました。早朝や曇りの寒い日は凍結注意ですが、この時はサクサクでアイゼンは必要ありませんでした。 | |
千本杉 |
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小さな標識を見落とさないようにハイキングコースへ。 | |
身延山村の○○さん家?と思われるような住まいとセットのお堂やら庵やら。 | |
ここは閉まっていましたが、それらがこうした眺めのいい場所に建っております。 それぞれが修験僧や僧侶の居場所なのでしょうか? 僧門のことは良くわかりませんが日蓮のおられた鎌倉時代の頃とは当然ながら随分と様子が違っているのでしょうね(^^ゞ |
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祖師堂。ぽくぽくと木魚やら鐘の音と読経を聞きながら。 ここにもナンテンの実。 ここまでくれば道路は間もなくです。 |
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高座石。 | |
三門に戻る途中、猿の一団が民家やら電線を伝って移動中でした。人と猿の攻防がコチラでもあるのでしょうか、それともうまく共存しているのでしょうか? | |
三門に戻ってきましたが、ロープウェイ乗り場へと続く車の渋滞がなんとここまでつながっていました。大きな観光バスも通りますから大変! | |
三門前から、登ってきた身延山をふりかえります。 | |
そして駐車場から。 | |
既に時間は2時少し前。このあと三石山へ向かいますが・・・ |
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