山梨升形山〜黒富士
ますがたやま1650m−くろふじ1635m クリック地図
 
 山梨も紅葉が見頃という声がかかり、前回のお約束通り久しぶりにヨッシー隊、みちほさんご夫妻と出かけてきました。本命は翌日予定の十二ケ岳と節刀ヶ岳でしたが前日も休みがとれるということで思いがけなく黒富士のマイナールートを案内していただきました。途中誰一人出会うことなく静かなルート、紅葉もきれいでした。天気がイマイチで富士山が見えなかったのと翌日雨で中止になったのが心残り。
  H24年10月27日(土)
  天気;曇り時々晴れ
  Member.6人(ヨッシーさん、植田さん、みちほさんご夫妻、
          トシちゃん、sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 

マウントピア黒平P(980m)8:00〜ホウズキ平〜鹿の広場〜黒富士峠10:39-55?〜升形山(1650m)11:30-42〜八丁峠〜黒富士(1635m)12:19-13:12〜八丁峠〜黒富士峠〜撥岩(ばちいわ)〜マウントピア黒平P16:30

※標高差約670m
  所要時間約8時間30分

 
↑ 黒富士バックに:升形山より


トラック(赤)



 前夜11時ごろ自宅出発。これでもいつもより早い方でした。この頃は殆どトシちゃんの運転で、早めにコンビニで食材調達のあとは早々に船を漕ぎ出す私(^_^;) 「寝ろよ」の言葉に甘えてすぐシートを倒してスヤスヤのお疲れモードであります(^^ゞ 

 それでも週末になればいそいそと山へお出かけ♪ 山を歩くのだってかなり疲れるのに何なんでしょう、このMな行動パターン(笑;
   途中、中央道の境川PAで仮眠し、6時半ごろ集合場所のマウントピア黒平(くろべら)へ。

 駐車場に着き、その旨メールを送信して間もなくヨッシー隊、みちほさん夫妻が到着。

 みちほさん夫妻とは先週のニアミスもあり、会うなり思わず互いに笑ってしまいます。

 皆さん初対面ではありませんから久しぶりの・・・といってもブログではいつも拝見していますから久しぶりという気もしませんが和気あいあいと雑談しながら準備します。


 駐車スペースはそれなりにありますが、他に停まる車もなく、下山後も我らだけでした。
   モダンな感じのマウントピア黒平。ナビで検索したら甲府市役所マウントピア黒平となっていました。学校でも利用される甲府市設置の施設。
   五人用コテージが10棟ほか設備が整っていますが、この時期はさすがに静かです。

 黒富士は前回(H19,11,17)観音峠から登っています。今回のコースは昭文社のエアリアマップや国土地理院の地図には載っていませんから此処が登山口になっているのは知りませんでした。5年くらい前に開かれた新しいルートだそうです。

 8:00
 ヨッシーさんの先導で歩き出します。

 


 
 セキヤノアキチョウジ
  ツリフネソウ
    
   整備された施設内を行くと道端にはまだいろいろな山野草が咲いていました。

 大きな栗も落ちています♪ 皆さんの拾い集めたものも戴いてかなりの量になりました。栗ごはんが2回くらい出来そうです(^^♪
   登山口から少し歩いたところに水洗トイレあり。少し離れているので前夜駐車場車中泊にはちょっと向かないかもしれません。
   黒富士案内板に従って登山道へ。

しばらくはせせらぎの音を聞きながら沢沿いを行きます。
途中右左へと渡渉しますが登山靴で問題ありませんでした。
気温は9,8度(8:35)

 
   ホウズキ平。ホウズキが咲くのかどうか分かりませんが(^^ゞ

 この後も手書きの案内板が要所にあります。ピンクのテープもこんなに要らないのではないかと思われるほどいっぱい付けられていました。
   


大勢で歩くと楽しいですが、
ペースが合わないのではないかといつも気になる鈍足の我らです(^_^;)
でも写真を撮りながら、ゆるり歩いてくれるお仲間で一安心(^^)v

 
(phot by Mr.yossi)
   
 

 水場。源頭でしっかり流れていました。

 ここで一休み。
 
 

(phot by Mr.& Ms.Michiho)


豊かな樹林帯。
彩が増す中に大木も。
何の木?


 

   

 

 


鹿の広場。
峠まで15分とありますが少し休憩。
 

このあたりの落葉松は早くも落葉。
お蔭で足元がふかふか。
空が明るく開けているようでした。
 

(phot by Mr.& Ms.Michiho)

 
ところどころに鮮やかな色彩



 

(phot by Mr.& Ms.Michiho)


登り始めると背後に黒富士(左)と升形山が見えてきました。 

ピンクのテープに導かれていきますが
足元の笹は登山道を覆い隠してしまいそう。

 
   10:39−(15分くらい?)

 黒富士峠に到着

遠望はガスっていますが
近くの山は紅葉してきれいです。
八ヶ岳は雲の中。



 (phot by Mr.yossi)
 

(phot by Mr.& Ms.Michiho)
    反対側の林道から登ればここまでは近い。次はそのコースかな?なんて(^^ゞ でも誰にも会わない静かなルートです。何度か訪れているヨッシーさんも常に貸切のエリアのようです。なんと羨ましい!
    またまたノリの良い三人衆・・・・と思ったらトシちゃん反則ですがな!(^_^;)
    さればチョチョイのチョイと小細工を!

 これにてご容赦を(^^ゞ


この稜線の紅葉はしっとりと素敵でした。


 
 



(phot by Mr.yossi)

 

 
 
コアジサイ



 


 

(phot by Mr.& Ms.Michiho)

 

(phot by Mr.& Ms.Michiho)

トリカブトも実をつけて来年への準備
 

 

(phot by Mr.& Ms.Michiho)
 

(phot by Mr.yossi)
 

(phot by Mr.& Ms.Michiho)
 

(phot by Mr.& Ms.Michiho)
 


チト緊張する場所もありますが、ヨッシーさんは慣れたもの!
安心して続いていきます。
 

 

 
こうして前回とは違うルートを直登で升形山山頂です。
黒富士をバックに。富士山が見えなくて残念。


(phot by Mr.yossi)
 
升形山から撥岩(ばちいわ)方面。
帰りにはあちらへ行きますとヨッシーさん・・・
遠い・・・^^;


(phot by Mr.yossi)

その前にあの黒富士へ。こちらも遠い・・・と
一見思えますが、普通に歩けば30〜40分ほどです。
(升形山山頂からの黒富士)
※黒富士より升形山の方が高い。

 

黒富士峠方面。
升形山山頂より。


 
   升形山を下ります。

 狭い山頂で上り下りも要注意な場所ですが、黒富士を背に向け、前を見た方向に下りやすい場所があります。

 途中誰にも合わないルートでしたが、ここに着いた途端この場所で下りてくる人とすれ違ったのでした。ここまで来ると升形山も黒富士も、観音峠やその並びの登山口からの通常ルートからの登山者と行き会うようになります。


 
 

 

   八丁峠。曲岳はもちろんパス^^;



 
 



 




 
 

 


 

 

   黒富士へ。

 升形山からゆるゆる歩いてきて、この最後の登りは少しですがちょっと辛いかも^^;

登り切って北側の展望台より
奥に茅ヶ岳、金ヶ岳。その右手前に曲岳。


 

少し右に移して
左に曲岳、右にさっきまでいた升形山。
斜面の紅葉がきれいです。
 
 
山頂の紅葉は赤が多くとても綺麗♪
    

 
 
 

(phot by Mr.& Ms.Michiho)






 
 






 

(phot by Mr.& Ms.Michiho)

こちらは下山する前に写した山頂記念写真。
山梨百名山、5年前に来たとき丁度付け替えられた山頂標柱です。


  (phot by Mr.yossi)

   南側の展望台で休憩しました。
 
南側の展望
奥は御坂山塊方向かな?
相変わらず富士山は雲の中。
谷あいに至る斜面の紅葉もきれいでした。
裾野に燕岩・・・どんな岩なのだろう?^^;




   升形山から黒富士までは数グループと遇いましたが、南側の展望台はもう人が来ることもなく、貸切でした。それぞれにランチを済ませ、引き返します。
 




 


   ちょうど素晴らしい紅葉に巡り合いました。満足満足!

もう一度北側の展望台へ寄った時は
茅ヶ岳、金ヶ岳にも雲がかかってしまいました。
左奥は升形山。
 

(phot by Mr.& Ms.Michiho)
 



 
 
山腹の紅葉を愛でて下山します。
トータル1時間ほどの山頂でした。


(phot by Mr.& Ms.Michiho)

 
(phot by Mr.& Ms.Michiho)
   八丁峠から升形山へ少し登り返し途中から黒富士峠へ。


 

 



 




 

(phot by Mr.yossi)

 



 

 
   リュウノウギク
   テープはついていますが登山道は自然にかえっているような気がします。
 
 
   黒富士峠から撥岩へ。その間はテープがついていなかったと思います。

 こちらはマイナールートなので、行かれる場合は道迷いや足元に十分ご注意ください。




 
 




   季節が変わるとこのルートはより大変かもしれません。木の茂るころ、春先などは新緑がきれいかもしれませんがかき分けて進むのが大変かも? その時期もヨッシーさん歩いているはず・・・?(^^ゞ
   おぉ〜どこまで行くんじゃ〜

到着!(^^)v
でもこの岩の先へ行きます。


 

両側が切れ落ちたこの岩の向こうに見える世界は
一歩足を滑らせたらこの世じゃありませんって^^;


  
 
さっきまでいた黒富士!
でもヨッシーさんが我らに見せたいと思ったのは
この左にあるはずの白い富士山と黒富士が並ぶ姿!

 
この日は見ることかないませんでしたが
ここも紅葉を楽しみます。
落葉松がそろそろ見ごろです。




(phot by Mr.yossi)

 

(phot by Mr.& Ms.Michiho)

 
黒富士と紅葉


 
引き返します。


(phot by Mr.yossi)


広い場所まで戻って一休み。 


急斜面をどんどこ下ります。
写真は余裕が出てから撮ってます(笑;


(phot by Mr.yossi) 

  
  


 
 


朝のルートに戻り、
往きに気づかなかった炭焼窯跡
生活の跡、いつまで使われたものか、苔むしてます。
 



   水場に戻り最後の休憩。 

途中から散策路の方を通って戻ります。
「同じ道通ってもつまらないから」というヨッシーさん、
我らも同感です(^^ゞ
 

 
それにしてもみっちりと
充実したコースでした。


(phot by Mr.& Ms.Michiho)
 
マウントピア黒平に着いた頃(16:30頃)には
夕暮れの空に満月(10/30)に近い月。



   ヨッシーさんがお馴染みの管理人さんに挨拶に行くと、外で待っていた私たちにもお茶をふるまってくれるということで中へ。

 手作りの白菜漬けと昨日漬けたという大根、蒸かした八幡芋(里芋)、温かいお茶。とても美味しく戴きました。温かいおもてなしに気持ちも温まりました。

 今日の山行の話などしながら、情報収集したり、管理人さんの思いを聞いたり。このルートをもっとたくさんの人に知ってほしい、もっと歩いてほしいということでした。

 こちらでいろいろな企画もされているそうで、翌日はお祭りだということでした。
 
 

管理人さん(左)と
 
 

(phot by Mr.& Ms.Michiho)
 ほっと寛いだ時間を過ごし、この後温泉へ。ヨッシーさんは急な仕事が入り先にいったん帰り、私たちは要害温泉(積翠寺温泉700円)で汗を流した後再び合流しました。 

 

 先ずは美味しいスパークリングワインで乾杯。 
    お疲れ様でした♪ 

 お風呂上がりのすっぴんゆえ殿方のお顔だけで失礼いたします・・・あっ、私はいつものことでした(^^ゞ



 ヨッシーさんのレポはコチラ

 みちほさんのレポはコチラから

 翌日の山行は雨のため中止になりました。雨予報は変わらず中止を見越してこの夜は飲んで食べておしゃべりして、楽しい時間、充実した一日でした。皆さんどうもありがとうございました。