北八ヶ岳2日目4日 大岳〜横岳
            (3日 双子山〜池散策)( 5日 蓼科山

 (クリック地図)    (ふたごやま2223.8m  おおたけ2382m〜よこだけ2480m   たてしなさん2530.3m)
双子池をベースキャンプにして、二日目は大岳から横岳へ。初めてのコースだったが大岳への登りは岩だらけ!意外にも大変でビックリ仰天。そのせいか、静かなコース、静かな山頂で満足!満足!
山頂近くにはうっすらと雪が・・・。これからはもう冬山装備にしなければ・・・
 H18年11月3日-5日(金ー日)
  天気;三日間晴天
  Member.2人(夫婦)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
3日:大河原峠10:00〜双子山10:30-11:05〜双子池ヒュッテ11:35-12:00〜テント場(テント設営、昼食)12:10-13:50〜亀甲池14:20-35〜テント場15:10・・・所要時間約5時間10分

4日:テント場7:40〜天狗の露地8:50-9:05〜分岐10:05〜大岳10:15-55〜分岐11:05〜北横岳12:00-13:15〜三角点13:17〜北横岳ヒュッテ13:27〜坪庭〜縞枯山荘14:05〜林道14:42〜雨池14:58-15:13〜(林道)〜双子池ヒュッテ16:16〜テント場16:25・・・所要時間約8時間45分

5日:テント場8:00〜双子池ヒュッテ8:12-15〜双子山8:55-9:05〜大河原峠9:25-10:05〜天祥寺原登山口10:43〜将軍平(蓼科山荘)12:00〜蓼科山山頂12:30-13:40〜将軍平(蓼科山荘)14:07-12〜分岐14:24〜大河原峠15:10・・・所要時間約7時間10分
【↑ 北横岳山頂で。バックは蓼科山】
 日ごろの睡眠不足は山で補う我ら、昨夜はぐっすり熟睡♪ 予定より1時間寝坊してしまった。それでもテント撤収しなくていいという気楽さゆえ急ぐわけでもなく、のんびりと朝食と準備を進める。このゆったりした時間が嬉しい。思えば荒天での停滞はあっても、こういう連泊は今まで数えるほどしかない。三連休というのは少ないけれど、これからもこんな計画を立ててみよう♪

【二日目:11/4】

7:40
 陽が昇ってようやく出発。

 テン場は混んでいるほどではないが、いくつか張られ、学生や若い人がけっこう多かった。学生は冬山のトレーニングなのだろう、ピッケルなどしっかり持ち、早朝出発で、もういなかった。


 ザックは大きいままだけれど中身は日帰り装備♪

 この対岸にマイホーム・・・見えないか・・・

 小屋の前の分岐から大岳へ。ここも苔苔の登山道。霜が降りたせいかしっとりしている。

 岩だらけの登山道で、攀じ登るところも多かった。ここをテント装備で登るのはきつい。たかが通過点の小山と思っていたら甘かった。湿った岩は滑ってかなり気を遣った。でも途中で滑っておでこをゴツン!ちいさなタンコブで済んで良かった^_^;

 


 開けて青空が広がるとそこは天狗の露地。 

 後ろに前日通った双子山が見える。

 天狗の露地で少し休憩していると、テント場で近くだった単独男性が登ってきた。思いがけない難儀な登りに、顔を見合わせて思わず三人で笑ってしまった。

 お先に出発。すぐ追いつかれるかと思ったらゆっくり休憩しているらしく、大岳山頂でまた一緒になった。かなり鍛えているらしく、腕の筋肉モリモリのマッチョな男性、すごいなぁ〜!

 こんな細いところ通れる?

 トシちゃんどうやって通ったんだろう?

 んんん・・・・

 ヨイショ! 

 相変わらず苔苔の岩岩!

 珍しく助け舟の階段! 欲しいところはもっとあったよ〜


 そして次第に白いものが・・・。雪だった。

 横岳と大岳の分岐。ここにザックを置いて大岳に向かっている人がいた。


 そのまま私達も大岳へ向かう。アイゼンを使うほどではなかった。

 10分ほどで大岳山頂(左写真のバックは横岳)

 北八つの山々は下の写真のようにきれいに見えていた。

【↑ 横岳                   蓼科山               前掛山                 双子山】

 上空は真っ青な空が広がっていたが、大岳山頂の岩の上に立って南八つ方向を眺めるも・・・

 南八つも南アルプスも写真に写らないほどモヤっていた。 

 肉眼では赤岳を中心にその山並みは霞みながらも見えていた。その右側に南アルプスの北岳も見えていたのだが・・。

 近くの秩父すらモヤっていた。時間があれば寄る予定の雨池が眼下にみえる。

 マッチョ氏が先に横岳に向かい、山頂は私達だけになった。横岳に行けば賑やかなので、温かい飲み物など飲みながら、大岳の静かな山頂をしばし楽しむ。

 40分もたって、ようやく目の前の横岳へ向かう。あとは気楽な稜線歩き♪と思っていたのだが・・・
 相変わらず岩だらけの道が続く。

 このルートは横岳からピストンで大岳に向かう人が数名いただけ。

 ここは巻いて。

 と、思ったら鎖。でも心配はいらない。雪の時は助かるかも。

 ここを過ぎれば横岳山頂は近い。

 そして横岳山頂。案の定人がいっぱい。立派なカメラを持った人も多かった。赤岳がすっきりと姿を現すのを待っているようだったが、期待には応えてくれなかったようだ。赤岳は相変わらずうっすらと見えただけ。

 陽射しは温かかったが風がやや冷たい。風を避けて潅木のそばに座り、お昼ご飯。それぞれ鍋焼きうどんにしたので体が温まった。

 お汁粉食べたりコーヒーを淹れたりしてのんびり♪・・・って、食べてばかりだ!(^^ゞ なんと1時間15分の休憩♪



 三角点のある山頂はそのまま通過して下山。三ツ岳の方から行こうと思ったが、ずっと岩ばかりの道だったので、歩きやすい坪庭の方に下りることにした。

 (左写真:雲に隠れた南八つを見ながら下山。雲が無ければ最高の展望なのだが・・・) 

 三角点の山頂から10分ほどで北横岳ヒュッテの前を通過。ここから七ツ池へ下りられるが、何回か来ている割にまだ行ったことが無い。今回もそのまま通過。

 坪庭まで下りると観光客で賑やかに。

 ロープウェーとは反対側に行き、縞枯山荘の前を通過。小屋の脇に新しい建物を建てている最中だった。何だろう?

 ここまでお茶を飲みに来る観光客もけっこういるようだった。

 小屋を通過してからも、散策している人数名とすれ違った。背広の人、パンツスーツの女性、スニーカーで軽装の若者、さまざまだ。

 縞枯山、三ツ岳分岐を通過すると木道からまた石だらけの登山道になった。

 麦草峠から歩いてきたという若者ともすれ違った。コロコロとした笑い声が若い女の子らしい。そんな時代もあったっけ(笑)

 ここでたまたまスイッチを切り忘れていた携帯(docomo)が鳴った。こんな所でも通じてびっくり。

 間もなく林道。左へ行けば双子池だが予定通り雨池(右)へ。

 雨池は広々としていた。ここも誰もいない静かな時間だった。15分ほど休憩して再び林道へ戻る。

 そのまま双子池へ。

 黄葉の潅木がいい感じ。ツツジの木だろうか。
 平坦な林道を歩くこと1時間弱で双子池分岐。

 この数メートル手前に右へ林道が延びていたが、ここで危うく一組のご夫婦が大河原峠へ行く道と思って下りて行くところだった。そこには地図の書かれた看板があったので、間違えやすいだろう。慌てて呼び止めたが、大河原峠へはまっすぐなので要注意。お2人はヘッドライトを持っていないということだったので、気付くのが遅かったら大変だった。

 ただいま〜♪
 いいな〜我が家があるって♪(^o^)/

 テントから眺めた月。
 ビールと梅酒で乾杯。

 今夜のメニューは味噌味の鍋♪
 (具沢山の味噌汁のようなものです^_^;)
 ご飯も炊いて納豆ご飯。お漬物。
 あとはおつまみが少し。

 左端でトシちゃんが作っているのはチョコレートケーキ(簡単に作れる市販のもの)^_^; 明日の行動食、お楽しみのおやつです。子供みたいでしょ(笑)こんな風に楽しみながら遊んでます♪

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