八ヶ岳周辺・茅ヶ岳(山梨県)(かやがたけ1704m)

 黄葉、紅葉が始まってきれいでした
 荒天で八ヶ岳を取りやめ、行き先を変更

 H16年10月10日(日)
  天気;曇り
  Member.2人(夫婦)

右写真【ガスっていたけれど紅葉は綺麗でした】


 【コ ー ス 】(〜は歩、休憩時間含む)

駐車場8:35〜女岩9:30-35〜深田久弥終焉の地10:15〜茅ヶ岳山頂10:30-11:05〜千本桜分岐〜林道(登りルートと合流)12:10〜駐車場12:30
(所要時間約4時間くらい・・休憩含む)


 関東直撃の台風22号で、またもや朝日連峰を取りやめ、台風一過を期待して八ヶ岳に一泊で行くことにした。当日早朝出発し、真教寺尾根の登山口に午前6時前到着。家を出るときもかすかに雨が残っていたが、この時点でも降り止まず天気予報を聞きながらしばらく様子を見ていた。雨は朝夕だけというが、展望は期待できそうにない。あとからやってくる車は皆長居することなく引き揚げていき、私達も結局断念。やはり最初から雨の中を歩くのは気が進まない。山行は翌日の晴れ予報を期待して日帰りに変更。この日はドライブに切りかえ冨士のすそ野でキャンプでもしようということに。しかし一般道を走っているとき途中の茅ヶ岳に目がとまった。

 地図は持っていないが一度歩いたことがあるのでそのまま登山口へと向かった。夫はまだ歩いたことが無かったが、私は8年ぶりだ。深田公園の駐車場に着いた頃には雨があがりラッキー。駐車場は広いが車上荒らしが多いらしく注意書きの看板があった。駐車中の車のワイパーにも注意を促すチラシがはさまれていた。荷物はトランクに移し、携帯ナップザックに雨具、飲み物、食料、ヘッデン、敷物等、必要なものを入れて行くことにする。空身同然だ。一泊二日のテント泊山行の予定だったので楽チン。駐車場には丁寧な図入りの案内板が立っている。茅ヶ岳だけなら登り2時間半のようだ。絵地図の中の太刀岡山にも目が止まった。たしか面白そうな山だと興味をもったことのある山だった。茅ヶ岳を下山しても時間はありそうだ。それも登れたら登ろうと話しながら出発。

左【紅葉】

 歩き始めると、登山道は以前より広くきれいに整備されているように感じた。大分前のことで記憶が曖昧なのかもしれないが・・・。台風の余波で登山道がぬかっているところもあったが、概ね問題は無かった。既に黄葉に色づいて、自然林豊かな山だと改めて感じた。台風のせいだろう、葉がかなり散っていた。女岩まで来ると記憶が甦り懐かしく思う。立ち入り禁止のテープが張られていた。ここからの登山道は台風の影響か、多量の水が流れ込んでいた。スニーカーでは泥んこでびしょ濡れになってしまうだろう。その急登を登り切ると敷島町との分岐だ。この尾根の樹間からは南アなど見えたのだろうに、ガスで周囲の山並みは全く見られなかった。しかしそこから山頂に至るまでの紅葉は見事だった。さすが1700mあまりの山だ。これほどとは期待していなかっただけに感激だった。

左【山頂は石がゴロゴロ】

 深田久弥終焉の場所で手を合わせる。甲斐駒は残念ながら見えなかった。あとひと登りで山頂だ。山頂には先客二人。この先にある金ヶ岳も今日は見えない。しかし懐かしい山頂だ。それほど広くはないが大きな石がゴロゴロしているのでそれをイスにして休憩。ポットのお湯で温かい飲み物を作り、おにぎりやパンでお昼にした。あとから単独の女性が登ってきたが合羽を持ってこなかったという。雨が降らず幸いだった。

左【尾根道】

 同ルートを下山のつもりだったが、尾根道コースで同じ登山口に下りられると知り、そちらを行くことにした。こちらは初めてで、この日はほとんど人が通っていないようだったが、登山道はしっかりしており歩きやすい。登りルートより自然で近くの裏山(といっても実際には無いのだが・・)を歩いているような昔懐かしい雰囲気だ。広葉樹にあふれ、自然のままの手つかずの状態で改めて良い山だと嬉しくなった。こちらも黄葉が始まっていた。足下には秋の花、トリカブト・リンドウ・ノコンギク・リュウノウギク・ヤマラッキョウなど咲きススキに囲まれた野趣あふれる山道だ。

 林道に出て左に少し下ると朝の登りルートと合流し、駐車場へともどる。尾根道ルートでは誰とも出会わなかったが、駐車場の車は増えていた。みな女岩のルートから登っているのだろう。

 まだ時間があるので、このあと太刀岡山へも行くことにした。車は便利だ。