奥武蔵;伊豆ヶ岳
(いずがたけ851.4m)
   春を告げる花、マンサクが満開!

 H12年3月11日(土)当日発・ 天気;晴 :
  Member.3人(L三島、高橋、石原)


【伊豆ヶ岳、高畑山より】右

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)
西吾野駅8:40頃〜伊豆ヶ岳(851.4m)10:45-11:45〜古御岳〜高畑山(695m)12:30-35〜中ノ沢ノ頭〜天目指峠〜子ノ権現14:00〜西吾野駅15:00

(所要時間約6時間20分・・休憩含む)

 3/11(土)伊豆ヶ岳、12(日)武甲山〜武川岳に行ってきました。
 奥武蔵に足を踏み入れたのは今回が初めてでした。通い慣れた奥多摩を反対側から見てみたいと常々思っていましたので、それを目にしたときは感慨深いものがありました。奥多摩同様植林が多く、低山の連なりは開放的で、未知だった世界は急に身近になった気がします。
 伊豆ヶ岳は雪もなく、マンサクが満開ですっかり春!軽アイゼンを持ってきたのは失敗だったと笑っていたら、翌日の武甲山は一転して雪になってしまいました。


 池袋経由で西武線を利用し西吾野駅に向かう。初めての山域だったため、勝手の分からない駅での乗り換え時間を考慮し早めに出た。西武秩父線は低山の合間をぬうように走っているのだなと改めて感じた。

 西吾野駅はトイレも屋根つきベンチもありきれいに整備されていたが、ホームが側に見え妙に懐かしい雰囲気がある。待ち合わせ時間には早かったが間もなくメンバー全員(3人)集合し、初対面のリーダーとも挨拶を交わした後、予定通り出発。花桐へ向かう舗装道および林道歩きは長く、標識がないところもあるのでちょっと分かりにくいかも知れない。奥武蔵を熟知しているリーダーのおかげで迷うことなくスムーズに進み、やがて登山道となった。そこまで4、50分かかったろうか。私が先頭となった。ペースが遅いことを先ず詫びてから先行する。今回は雑務が重なったことや寝不足で少々喉が痛い。どうやら風邪をひき始めているようだ。心配だったが私の場合、山行が薬になるだろう・・・?

 沢音が聞こえる間に一回休憩し、ふたたび歩き出す。植林された登山道は倒木で少し荒れていたが歩きにくいほどではない。他に人が通らない静かなルートだった。木々の間から空がのぞき山頂は近いように思われたが、なぜかそう思ったときほど行く手は遠く感じられる。しかし小気味いい急登で喘ぎながら高度を稼ぎ、稜線へ出ると男坂(鎖場)、女坂の分岐があった。そこから山頂へはホンの一息だ。

 山頂には既に数グループの先客があった。やはり人気のある山のようだ。山頂からの展望は望み通り奥多摩の山容が眺められた。特徴のある大岳山を教えて戴いて感無量。右手は雲取山なのだろうが、他の山は残念ながら特定できない。ぐるりと名前の分からない山々の重なりを眺め、一段下がった広い場所で早めにお昼休憩となった。フリースを羽織るがそれほど寒くはなかった。話しながらゆっくりしていたら、アッという間に 1時間過ぎてしまった。

 再び山頂を通過し古御岳(こみだけ)へ。ここには東屋があり、しっかりした山頂の標識があった。暑くなったためここでフリースを脱ぎ、高畑山へ向かう。歩きやすい登山道でよく歩かれている山だと分かる。植林の多い中、ときおり雑木林が現れ、春告げのマンサクが見事に咲いていた。「あっちにもこっちにも」と指を指しながら3人で春を満喫。

 中ノ沢ノ頭は捲いてしまいそのまま天目指峠(あまめざすとうげ)へ。林道を横切って子ノ権現(ねのごんげん)への方向へ進む。ここもまた以前から来てみたいと思っていた。足腰の神様なのだそうだ。もちろんお参りする。ところでエアリアマップ(1992年)には寺院のマークなのだが鳥居が立っているのでどうやらここは神社のようだ。昭文社のミスなのだろうか?子ノ権現は車でも来れる観光地のようで、土産物屋や自販機などあり、トイレも用意されている。

 ひと息ついてあとは下るだけ。吾野駅方面へ間違って下らないよう注意して通過し、その先の西吾野駅方面への下山路をとる。昔は参道だったというその登山道をのんびり下り、林道となってその突き当たりのR299まで来れば駅は近い。しかし高橋さんの車でそのままリーダーお薦めの薬草の湯、丸山鉱泉へと向かうことになっている。駅への上り坂をカットできて嬉しいと喜んでいるのは私だった。

 下調べ、計画は全てリーダーの三島さんに委ね、道路事情や運転は高橋さんにお任せで、私は楽しむ専門の有り難い山行だった。お二人に感謝。

 「丸山鉱泉」
 (露天風呂有り。シャンプーリンス・ボディシャンプー・ドライヤー、休憩室有り)