東北 ;岩木山
 (いわきさん1624.7m)
八合目からの登頂でした。山頂はガスで残念。

 H11年10月9日(土)同日、八甲田山より・快晴(山頂はガス):Member.2人(夫婦)

9日(土)【八甲田山】【岩木山】:10日(日)【鳥海山】:11日(月)【月山】



【岩木山山頂で】右

コース(途中の休憩時間含む 。=は乗り物、〜は歩)
八合目13:45-14:00〜リフト分岐(9合目)14:25〜岩木山山頂14:45-15:05〜分岐(9合目)15:30〜八合目15:50-16:00=岳温泉(\350)=大鰐弘前IC18:30=鳥海山祓川登山口駐車場24:00→鳥海山へ

 (登山所要時間 約1時間50分)

 9日から11日の三連休は、東北の紅葉を堪能してきました。青森の八甲田山、岩木山、秋田側から鳥海山、山形の月山と、今回は4座すべてPHです。三日間快晴に恵まれ、いづれも素晴らしい紅葉でした。例年ですと一週間後くらいには初冠雪だそうで、時期的には丁度良かったようです。


 出来れば下(岩木山神社)から登りたかったが、日程の関係で八合目から行くことにする。八甲田山から移動中も天気は晴。しかし山頂には残念ながら雲がかかっていた。

 弘前市内でガソリンを補給し、大きくそびえる岩木山をめざす。独立峰の大きな山だからだんだんと近づいていくのがよく分かる。遠くから見ると富士山のように優雅な感じだ。冠雪の姿も見てみたい。山頂はぼこぼこして、3つ頂点があるように見える。南側の白神山地にも目がいくが、登れるときがくるだろうか?

 裾野の広い道路を行き、岳(だけ)温泉を通過してスカイライン入口へ。ゲートには4時半までとあった。充分間に合うだろう(しかし、下山してきたとき、4時半前だったが既に上りゲートは閉められ、1台の車が停まっていた。乗っている人が困惑しているようだった。開門は朝7時半)。葛篭折れのスカイラインを登っていくと見事なブナ林が続き、やがて紅葉が広がってくる。思わず歓声をあげるが、そのままガスの中へ。

 八合目までは15分ほどだったろうか。思ったより早かった。時間的にピークは過ぎていたもののそれでも観光客の車が広い駐車場に散らばっている。リフトに乗る人が多いようだ。

 リフト脇の登山口から上り始める。リフトの音が響くが、 ガスっていたためあまり気にならない。下山者と何人かすれ違ったが途中は意外にも静かな山道だった。

 9合目につくと状況は一変。リフトからの登山者、山頂からの下山者で人の声が多くなった。もちろん、軽装の人が多い。山頂までの登山道も一変し、樹林帯から岩だらけの山に変貌。この区間しか歩かないのはもったいないと思ったが、下から登ってくる人から見れば8合目からの私達も同様だろう。しかし、下から登ってきた人の話では、面白いのはこの9合目からだと言っていたそうだ(お風呂で夫が聞いた話)。もっと人が多い時間なら落石が気になるところだ。

 時折流れるガスの合間から裾野が見えたが360度の展望は残念ながら望めなかった(今回の山行ではここだけ)。山頂には大きい避難小屋があった。中はみていないので様子は分からない。岩木山神社に参拝し、少し休憩してから同じ道を下山。3時を過ぎていたが、リフトからは相変わらず人がやってくる。さすがに歩いて8合目から9合目に向かう登山者はもういなかった。歩いて下山する人も私達の他にカップルが一組だけだった。

 下山後岳温泉に寄り、小嶋旅館(という名だったと思う)で入浴。硫黄温泉で入浴後も匂いが残る。350円、シャンプー、リンス、ドライヤーはなし。石鹸のみ。浴室は滑りやすい。床に滑りどめの桟が打ちつけてあるが要注意。泊まり客多く、飛び込みの宿泊は断られているようだった。周辺に旅館は約10軒ほどあるそうだ。土産物店などあり、賑やかだった。

 さっぱりして明日の目的地、鳥海山へと向かう。