久しぶりに当日朝発。Kさんと青葉台で6時待ち合わせ。辛うじて2分前に到着、セーフ!約二年ぶりの再会ですが、家庭の事情で山歩きも私たちと二年前に歩いて以来ということでした。 | ||||
今年の初めに登った御正体山の時と同じ道坂トンネル入口の駐車場に車を置き出発します。(今倉山へはこのトンネルの反対側=バス停からも登れます。そちらがメインなのかもしれません) | ||||
今回トシちゃんはおニューのザックです。sanaeと同じミレーの同型ですが、sanae30L、トシちゃん40L。 | ||||
どちらかというと御正体山への登山口。今倉山とは書いてありません。 | ||||
前回確認済みですので左の道へ入り込まないよう道なりに直登。 | ||||
うっそうとした樹林帯を一登りすれば御正体山(左)と今倉山(右)の分岐。10分くらいの急登ですがここでホッ! | ||||
尾根に出ると雨上がりの新緑がとてもきれいでした。ゆっくり進む足元にはチゴユリやいろいろなスミレもたくさん咲いています。タチツボスミレもたくさんありましたし、色や葉の形など名前の判別が難しいので間違っているかもしれませんが・・・ 8時40分ごろ、1120mあたりで気温14度。 |
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【マルバスミレ】 |
【マルバスミレ】 |
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【チゴユリ】 |
【ヒトリシズカ】 |
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【アカネスミレ】 |
【キジムシロorミツバツチグリ?】 |
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道坂トンネルを横切るように、その上の登山道を進むと人の声が聞こえてきました。道坂トンネル反対側の登山口から登ってくる人たちでした。 その数珠繋ぎの多さにびっくり!見送ってからゆっくり登ろうと上着を脱いで間をあけようとしましたが、皆さんも休憩の様子。結局先に行かせていただきます。人数は40人とのこと。 その先にも40人くらい歩いていると聞いてまたもやビックリ。コチラは静かな山道をゆっくりのんびり歩くつもりでしたがそれでも前のグループに追いついてしまいました。 マイナーなルートだと思ったのですが、そうでもないようです^_^; |
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前のグループは20数名だったようですが こちらも道を譲っていただき、先に行くことに。 再び静かな山歩き。 |
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ヤブレガサが群生 | ||||
今倉山東峰山頂。 三角点と山梨百名山の標柱があります。 山頂が菜畑山(なばたけうら:右へ)と二十六夜山方面(左へ)との 分岐になっています。 |
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山梨百名山の標柱。最近アチラコチラで新調していますので、ここもそのうち新しくなるのでしょうか?かなりお疲れの標柱です。 新・分県ガイド(山梨県)には東峰、西峰共に展望が良いと書かれてますが、樹林に囲まれています。そのうえ、期待に反してガスが周囲を隠してしまいました。晴れていたら・・・と思うと残念。 |
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そして戦争バージョンの看板。 | ||||
一休みしてから西峰へ。辺りはガスガス・・・ 展望は残念ですが、足元のお花を楽しみながら進みます。 |
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【ワチガイソウ】 |
【ワチガイソウ】 |
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【ネコノメソウ】 |
【コンロンソウ】 |
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【ナガバノスミレサイシン】 |
【ヤマブキ】 |
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御座入山(ごぜいりやま)。今倉山はかつて御座入山とよばれたそうですが、西峰にその名が残っているようです。 | ||||
その山頂標示は平坦な登山道沿いにありました。 | ||||
その平坦な登山道の先端からは松山(赤岩)を見ていったん下ります。 | ||||
下りは急で、その上雨上がりで滑りやすくなっていました。登りより下りの方が気を遣います。 | ||||
下るとその鞍部が西ヶ原。都留市街への沢ルート分岐。2003年のエアリアマップ「高尾・陣馬」には載っていませんでしたが、最近の新しい地図には載っているのでしょうか?わかりません。 樹林に囲まれ展望はありませんが、やや広いスペースがあるので多人数の休憩には良いようです。 |
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西ヶ原から登りきったところが松山(赤岩)かと思ったら一度だまされました^_^; もう一つ先が赤岩。展望が良いというので楽しみにしていたのですが周囲はガス。 設置されている山座同定盤によればほぼ360度の展望。又同ルートを戻るので帰りの展望を期待して先に進むことにします(ところが帰りも駄目でした。いつかまた来ることにしましょう)。 |
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山頂の山座同定盤 この展望をまたいつか見に来たい♪ |
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ミツバツツジを眺めながら | ||||
赤岩をくだります。 | ||||
【マイヅルソウ】 |
【アケボノスミレ】 |
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芽吹いたばかりでまだ周囲の山並みが望めるのかも知れませんが、ガスに包まれた新緑の樹林も幻想的で素敵です。生き生きした息吹きに包み込まれ気力が湧き上がってくるような気持ちになります。 | ||||
一旦林道へ。舗装されたきれいな林道。さすが山梨です。 | ||||
下りると正面のガードレールに標識。 | ||||
林道が出来る前は二十六夜山へ尾根道が続いていたのでしょう。今は寸断された場所をつないで再び登山口。ここまで車でくれば15分か20分で登れてしまう二十六夜山ですがこの登山口に駐車スペースはありません。この道路はどれだけ使われているのでしょう? ・・・と思ったら、ツーリングバイクが数台走り抜けていきました^_^; みなオフロード車だったので「砂利道でないからつまらないだろうな・・・」とトシちゃん。トシちゃんは来週ツーリングです^_^; |
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登山道に入れば心地よい緑に包まれます。ここで初めて下ってくる4,5名とすれ違いました。山頂には16名のグループがおられるとのこと。 さぞや賑やかなことだろうと思っていましたら、同じグループとは思えないくらい静かな山頂でした。 |
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展望はここも駄目だったので少し奥まった涼しい場所で休憩とします。振り返るとこれが二十六夜山の石塔。 この石塔前には賽銭箱があり、そのお賽銭でH18年には植樹をしたそうです。 山に行くとこうした石塔や小さな祠などの周りに散らばった硬貨をよく見かけます。外の雨露に晒され腐食したままでもったいないと思っていました。人それぞれの思いがあるのでしょうが、こうしてきちんと有効に使われていたらお賽銭も生きることでしょう。 |
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石塔の側には二十六夜山という名の謂れなどの説明書きがありました。ガイドブックなどにも書かれていることですが、ここで月待ちの行事が行われたということです。 ※「江戸時代には二十六夜信仰があり、1月と7月の26日の月の出を拝むと、月の中に弥陀、観音、勢至の三つの仏があらわれるのだという(田中澄江:花の百名山より)」 |
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どんな思いで祈りを捧げたことか。 昔は林道等無く、夜道を登ってくるのも大変なことだったのでしょう。 狭い場所なので限られた人が登ったものか・・・ 想像は限りなく広がりますが、 帰宅してから目を通した『新 花の百名山』(田中澄江)の 隠れキリシタン説には、なるほどと思うのでした。 |
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登った時はそんな歴史的背景があるとはつゆ知らず、その祈りを捧げたであろうと思われる場所でお昼休憩にしました^_^; | ||||
Kさんの山行復帰を祝ってかんぱ〜い!(運転手さんはウーロン茶で(^_-)-☆) でも帰りの道のりを考えて1缶を半分ずつでした。 メニューはこのごろ定番のオープンサンド。そして息子にもらったフルーツケーキ類、フルーツは冷たいオレンジ?とパイン。 歩いている時は半袖になっても休憩中は寒くなり上着を着ます。最後に温かい珈琲、お茶が何よりでした。 |
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山頂でゆっくりしましたが結局ガスは晴れず。 同ルートを戻ることにします。 |
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気持ちの良い新緑の樹林帯を下りて行きます。 | ||||
【ニガイチゴ】 |
【センボンヤリ】 |
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楽しみにしていた赤岩の展望はやはり駄目でした。ここで菜畑山にも行ってきたという若い男性がおひとり。登りで行き会った団体さんは菜畑山の方に行かれたと知りました。トラロープのある細い道ですれ違ったら嫌だなと心配していたのですがこれでひと安心。 かすかな中央線沿いの山並みを眺めながら20分ほどゆっくり休憩。ここでのスィーツは鳩サブレー(^^♪ |
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平坦な今倉山西峰(御座入山)通過。 | ||||
今倉山東峰山頂に戻り、30分ほどのんびりと休憩。あとは少し登り返しがあるものの、ほぼ下るだけ。ここからは皆ストックを使うことにします。 | ||||
何気に通り過ぎようとしたら、 トシちゃんが振り返って見上げています。 立ち枯れたように見える大木・・・ 根元は空洞で表皮も剥がれていますが 見上げると広げた枝にいっぱい新芽が出ています。 すごい生命力・・・ |
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分岐。このまままっすぐ行けば御正体山方向ですが、ここから左、道坂トンネルへ。案内板はありませんので要注意。 | ||||
林道に出てホッと一息。のんびり歩いたせいもありますが、思ったより時間がかかりました。 | ||||
下山後は道志の湯へ。食事もそこで済ませ早々に帰路につきました。 二十五ヶ月ぶりの山歩きだったというKさん、さすがに疲れたようですが(私たちも疲れました^_^;)、すぐまた私たち以上の体力、スピードが戻ってくることでしょう。その時はお手柔らかにお願いしますね(^_-)-☆ |
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前回歩いた雨乞岳の静けさをイメージしていましたが、全く異なりました。団体、個人合わせてかなりの登山者と遭遇しビックリでした。 今回、前夜の雨上がりの新緑が素晴らしく、かわいいお花も沢山咲いていました。エイザンスミレと思っていた葉はヒゴスミレも混じっていたようですが、お花は既に終わってました。見られなくて残念。 晴れたにも関わらずガスで、楽しみにしていた赤岩からの大展望が見られなかったのも残念でした。またいつか行ってみたいと思います。 今倉山は山梨百名山。二十六夜山はこの都留市と、近くの上野原市秋山にもあり、そちらの秋山二十六夜山(標高972m)が山梨百名山になっています。こちらも月待ちの行事が行われたことから同名の二十六夜山となっているそうです。こちらもいずれ行ってみたいと思います♪ |
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山梨・今倉山〜二十六夜山 クリック地図 (いまくらやま 1470.3m 〜 にじゅうろくやさん 1297.3m) |
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前日久しぶりにKさんから連絡があり、急遽一緒に。上州のアカヤシオも見たかったのですが、前日は子供達が来て乾杯してしまい、前夜or早朝出発は無理。比較的近くてまだ歩いていない山、そしてKさんの久々の山歩きということを考慮して選んだ山でしたが、のんびり歩いたせいもあり思ったよりロングでした^_^; |
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H20年5月18日(日) Member. 3人(Kさん・トシちゃん・sanae) 【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 道坂トンネル登山口8:17〜今倉山山頂9:32-40〜赤岩10:20〜二十六夜山山頂11:28-12:35〜(同ルート戻る)〜道坂トンネル登山口16:20 |
↑ 今倉山山頂 |
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