妙高山周辺・飯綱山(長野県) (いいづなやま1917.4m) |
右写真【飯綱山山頂で】
【コ ー ス 】(〜は歩、休憩時間含む)
登山口(鳥居のそばの駐車場)9:05〜水場(千日大夫屋敷跡1600m)10:20〜天狗の硯石10:30〜戸隠中社分岐10:55〜飯縄神社11:05〜飯綱山山頂11:15-12:10〜飯縄神社12:18-20〜戸隠中社分岐〜天狗の硯石12:45〜登山口(鳥居のそばの駐車場)13:40
(標高差約727m、所要時間約4時間35分くらい・・休憩含む)
そのあと道の駅月山で、月山湖を眺めながらどうするか相談。候補をいくつかあげ、前線を避けて南へ下ることにした。しかし移動中の天気予報によると、前線も南下しているという。一気に山梨の方まで行ってしまおうかとも思ったが、不安定な空模様に迷いつつ夫の提案で、結局まだ未踏の飯縄山と黒姫山に決めた。土曜日は集中豪雨の被災地のニュースを複雑な思いで聞きながら、山形から長野までの移動日となった。
途中で地図を購入し、雨のためテント泊はやめて信濃町観光センター(026-255-3226)に電話で黒姫高原のペンションを依頼。紹介してもらったペンション「わたぼうし(026-255-5544)」は突然の予約だったにも関わらず気持の良い応対だった。オーナー夫妻のお人柄の良さに加え、新鮮野菜いっぱいのお料理はメニューが豊富でとても美味しかった。宿泊客のニーズに合わせた対応をしてくれるのも有り難い。ということで、通常朝食8時のところを7時にしていただいて、少し早めに出発することができた。この日は飯綱山、翌日黒姫山に登ることにした。【前書きは以上】
夜中中降り続いた激しい雨は起床する頃にはやんでおり、明るく晴れ上がっていた。ラッキー!朝食後オーナーさん達に見送られ、早速飯綱山南登山道の登山口へ。通り沿いには大きな駐車場があるが、通りから鳥居の方に向かうと20台ほど置ける場所があり、そこへ駐車した。準備をしているとき散歩中のご夫婦と挨拶し何気なく話していたら、偶然にも長男の嫁の実家の近くの人だと分かりびっくりした。世間は狭い。
鳥居を潜り、ゆっくり登っていった。登山道は雨上がりで滑りやすくなってはいたが、緩やかな登りで歩きやすい。気温は20°くらいで林の中は清々しかった。しかし爽やかな気候にもかかわらず、たちまち汗が吹き出してきた。
静かな登山道と思っていたのも束の間で、間もなく上の方から子供達の賑やかな声が響いてきた。林間学校のような行事だろう。間を開けて小休止したがやがて追いつき、今度は抜かせてもらった。小学校5,6年生というが、引率の先生方も大変だ。途中水場が二箇所あった。下山時に飲んだ時、それほど冷たくは無かったが、あれば嬉しいものだ。
上に行くほどにウツボグサ、シモツケ(シモツケソウ?)、ウスユキソウ?、クガイソウ、ヨツバヒヨドリ、トリアシショウマ、ハクサンフウロ、クルマユリ、ホツツジなどあり、楽しめた。
戸隠中社からの登山道と合流すると、それまでガスっていた眼下の視界が開け、思わず喜びの声があがる。山頂はそこから間もなくだろうと思ったら、下りてくる人の「登り切った先に山頂があり、あと20分ほどかかる」と話している声が聞こえてきた。そろそろ休憩する頃だったが、中途半端なのでそのまま登ることにした。
最初のピークに登るとなるほどそこが山頂のような存在感ある場所だった。飯縄神社へは帰りに寄ることにして、その屋根を右に見ながら正面の山頂を目指す。一見登り返しが大変のように見えるが、思ったより近い。
山頂は賑わっていた。写真を撮ってから座るスペースを確保し、昼食。このあと100名の生徒と先生がやってきて、更に他の学校、一般登山者などで、常に山頂は人であふれていた。北アルプスはかすかに見えたが、晴れていれば見えるはずの富士山は残念ながら望めなかった。しかし戸隠山や高妻山方面、黒姫山方面も何とか見えたので満足!同ルートを下山した。
最初の内は登山者とのすれ違いで待つことが多かったが、間もなく意外なほど静かな二人きりの散策になった。思いがけなく登りで気付かなかったツリガネニンジン(たぶん)を一株見つけたり、天狗の硯石を眺めたりして、のんびり下山した。
このあと戸隠神告げ温泉へ。一人600円。休憩室あり。食事も出来る。建物の側に天然水が出ており、自由にもらえるので補給して翌日の黒姫山登山口へ。