今回のコース
(富士見山の場所はコチラ 1639.5m)


 ETC割引で高速1000円システム導入のため予想通りGWはどこも渋滞。我らは2日夜9時半頃出発でしたが中央道は幸い順調に流れていました♪

 マップコード設定で目的地には間違いなく辿り着きましたが最短でけっこう細い道を走らされ、後から少し遠回りでも広い道路があったのに・・・と気付かされることは毎度のナビであります^_^;

 登山口は平須バス停の所からにしましたが、バス通りの少し下に7〜8台くらい?の駐車スペースがあります。
 車を停め、左上の登山道へと向かいます。ここを右に行けばバス通りで広い舗装道路、帰りはそちらから行きました(^^ゞ

 ここまで来るには甲府南インターを下り、国道140号からR52を南下、身延町役場手前の寺沢川を渡る前に右折、寺沢川沿いに進みます。途中左へ行く道がありますが、細くなるので道なりに久成方面へ向かう方が道幅は広くて安心。下山した後通りましたが途中に句碑の里があり、道沿いに並ぶ句碑は墓石のように見えなくもありません^_^;


 坂を少し登ればバス停前の登山口。
 しっかり標識があります。

 登山口は約700m。山頂は1640m(1639、5m)。標高差は1000m近くあるんだ〜と家の作業で疲れている身には怯む数字です^_^;

 この先もこの丁寧な標識が所々にありました。

 ふかふかの落ち葉を踏んでいき、見上げると前方にきれいな新緑が目に飛び込んできました。

 さっそくチゴユリ。
 フタリシズカはまだつぼみ。これからです。

 杉の植林も多いですが、足元には落葉樹の落ち葉。上手に共存しているのがわかります。
 林業の作業場だったのか、あるいは登山者、あるいは信仰山行の拠点だったのか、壊れそうな小屋と奥にはむき出しのトイレがありました。使えるのかどうか未確認。

風格のある大木
ご神木なのでしょうか?
根のところに祀っている様な形跡。


 奥殿参道と書かれています。富士見山へというよりは奥殿山への道?
 山頂まで3キロ、あと2時間。これも500m間隔であり、登山道もしっかりしているので迷うこともないでしょう。
【アオイスミレ(白)】

【アオイスミレ(紫)】


 気持ちいい新緑。半袖で気持ちいいのですが、
 トシちゃんは暑がりなのに長袖も^_^;

いいですね〜ブナ林


 信仰の山なんですね。
 ヤマブキもきれい。

まっすぐ伸びた杉や檜の林
よく手入れされていました。


 植林でもよく手入れされた林床は日がたっぷり射しこんできれいな山野草がたくさん見られます。いろいろなスミレ、カタクリの葉も。
 ここにも作業小屋?中に行って見ましたが通り抜けると、

 念力大国神と書かれた鳥居。この鳥居ヒューム管で作られていました。なんだかなぁ・・・^_^;

 運び上げるのに軽いから?溶接部分がとてもきれいに作られていました。

登山道の両脇にはスミレの花がいっぱい


まっすぐ伸びた杉と登山道


 背筋もしゃんとしそうです(笑;
【タチツボスミレ】

【モミジイチゴ】

【エゾアオイスミレ?】

【ヒトリシズカ】



【白いアオイスミレ】

【紫のアオイスミレ】

【ナガバノスミレサイシン】

【シロバナエンレイソウ】



【コミヤマカタバミ】

【ミツバツチグリ?】


【イカリソウ】





 鎖場がありました。

 登山道が少し崩れています。
 トシちゃんのコンパスで通れますから(^^ゞ

 でも上からの土砂崩れや落石に気をつけながら通過しましょう。トシちゃん、頭のガードが少ないですから要注意ですよ(^^ゞ


木の間から富士山が薄っすらと見えました。
春霞で無理かと思っていましたので思わず顔がほころびます(^^♪
何度も見ているのに・・・(笑)

【キケマン】

【ミツバツチグリorキジムシロ?】



 やや崩れ落ちている登山道がここにも。
【ハシリドコロ】

【ユキザサ】

【紫のキランソウ】

【白いキランソウ】


【コウヤボウキ】

【エイザンスミレ】





 標高1250m。山頂(展望台)まで1,5キロ地点で休憩。
 木の間から富士山が見えましたが、葉が大きくなったら見えないのでしょう。



 前方に山頂が見えてきました。
 日頃の疲れが残っていますから、写真を撮りながらのんびりと登ります。

 山頂までと書いてあるそばに展望台と訂正が入っていました。
 山頂に近づくにつれ芽吹きはまだこれからといった感じです。やわらかい日差しの中にシロバナエンレイソウやハシリドコロ、イカリソウ、キランソウなどいっぱい。元気が出ますp(^-^)q

 御殿山分岐。御殿山、チョット気になりますが今回はパス。富士見山へ。
 足元にマイヅルソウの葉も。

 展望台が近づいてきました。登っている時鳴り響いていた電動鋸はこのあたりの間伐をしていたようで、いくつか新しい切り株の跡。真新しい木の匂いがしていました。
 展望台に到着。

正面に富士山、さすが富士見山。
でも山頂はこの少し(30分ほど)先で、ここは展望台。


山頂より眺めがいいので
後から登って来たグループは「ここまで〜」ということでしたが
こうして写真を撮った直後、
5分とたたないうちに富士山の姿は雲の中。
まるで待っていてくれたように、
そのまま姿を現すことはありませんで、ラッキーでした

富士見山展望台より南アルプス眺望


南アルプス、塩見岳もまだ真っ白


 ひとまず展望台を後にして我らは山頂へ。
 両脇にはクロモジの木。これも伐採のあとがあり、枝のいい香りが漂っていました。伐採されたものなら和菓子の楊枝用に少し戴いてくれば良かったかも(^^ゞ

【クロモジ】

【ハシリドコロ】

【キクザキイチゲ】ここで見られるとは驚きでした。

【ヤマエンゴサク】

【ネコノメソウの仲間?】

【コスミレ?】

【コバイケイソウやトリカブト】


 展望台から30分ほどで山頂。情報どおり展望はよくありませんでした。
 でも三角点、山梨百名山の山頂標柱はこちらに。

 折角ですからコーヒーをいれようと思ったのですが、コーヒーが見つからず・・・さては展望台に忘れてきたのかなと、片づけをトシちゃんに任せてsanaeだけ先に引き返します^_^;

 この時ご夫婦とすれ違ったのですが、挨拶して通り過ぎた後嫌な予感・・・
 展望台に戻っても富士山はやはり雲に隠れたまま。

 コーヒーの袋が落ちていないか捜しましたがありません。でも陰に咲き残っていたヤマイワカガミを発見♪

 コーヒーは結局ザックの底に^_^;オッチョコチョイです^_^;

 でもって案の定トシちゃんがなかなかやってきません。30分以上も待ち、案の定先ほどのご夫婦と山頂で話していたと言います(~_~;) みかんを戴いたと嬉しそうでした(~_~;) まったくぅ・・・待つ身にもなってよぉ〜(;´Д`)


ヤマイワカガミ


 御殿山はパスですがちょっとだけ回り道。
 目に付いていた鳥居のところまで行ってみました。やはりヒューム管で作られた鳥居。ここも念力大国神と書かれています。

 あとは同ルートをどんどこ下りるだけ。そしてベンチで一休み、飲み損ねたコーヒーを入れて大休憩。先ほどのご夫婦も下りてきたので一緒にコーヒーを振舞います。そこで夏に予定している山情報を戴き、ここでも30分以上休んだでしょうか^_^;
 登りでは見えた富士山!山頂(展望台)からすっかり姿を隠していましたがベンチでの休憩のなんと長かった事^_^; やっと腰をあげました。

 本当はこの日もう一座登ろうと張り切っていたトシちゃんだったのに(^o^)

【カキドオシ】

 里の花、カキドオシを見るとようやく登山口へ下山。

 平須バス停。時刻表を見ると「患者バス?」病院に行くためのバス?本数は少ないですし、一般の人が乗れるのかどうか?分かりませんので利用したいと思われた方は確認して下さい。
 駐車場へ。この日登山者には4組会いましたが、我らは最後の下山でした。

 句碑の里を通って行きましたが、八重桜がまだ咲き残っていました。通り沿いに並ぶ句碑、好きな方ならば一首ずつ詠みながら歩くのもまた楽しいのかもしれません。かなりの数ですので大変そうです・・・^_^;
 温泉は下部温泉へ。温泉宿はいくつかあるようでしたがたまたま下部温泉会館へ。400円。浴室は狭いですがちょうど空いていたので快適でした。運が良かったようで、前後はかなり混んでいたようです。

 この後道の駅とみさわへ。そして翌朝次の山へと向かいます♪


山梨:富士見山(山梨百名山)
(ふじみやまクリック地図 1639.5m)

 遠出の予定だった今年のGW・・・でしたがあえなく計画倒れ!終わらなかった家の補修工事にそのまま停滞、辛うじて3〜4日だけ近くの山梨の山へ行ってきました。富士見山は豊かな山野草と展望が素敵♪標高差1000m近くあり意外と手応えのある山でしたが心身ともに癒される山でもありました。
 H21年05月3日(日)
  天気;晴
  Member.2人(トシちゃん、sanae)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
平須登山口7:40〜念力大国神8:45〜1250mP10:05-13〜御殿山分岐11:08〜展望台11:11-45〜富士見山山頂12:15-30〜(同ルート下山)〜展望台12:48-13:30?〜念力大国神13:38〜(ベンチで大休憩30分以上)?-15:06〜平須登山口15:40


 翌日は高ドッキョウ〜貫ヶ岳

↑ 富士見山展望台より