鳳凰三山・地蔵岳〜観音岳〜薬師岳(後編:二日目) 
(じぞうだけ2764m〜かんのんだけ2840.4m〜やくしだけ2780m)
(クリック地図)  前編(一日目)はコチラへ
初日の滝見物はガスで残念だったがそれなりの紅葉も楽しめた。二日目は快晴の稜線漫歩!鳳凰三山は今回で4回目だが、相性良く、いつも好天に恵まれている。ゆっくりのんびり、ピクニック気分で楽しんだ
 H18年10月14日-10月15日(土ー日)
  
天気;初日曇り、二日目快晴
  Member.2人(夫婦)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
14日:青木鉱泉7:25〜南精進ヶ滝分岐9:29〜南精進ヶ滝9:34-40〜南精進ヶ滝分岐9:45〜鳳凰の滝分岐10:22〜鳳凰の滝10:34-36〜鳳凰の滝分岐10:48〜白糸滝11:57−12:16(昼食)〜五色滝分岐12:40〜五色滝12:50-13:00〜五色滝分岐13:07〜五色滝(上)13:21-25〜鳳凰小屋14:35(テント泊)・・・所要時間約7時間10分

15日:鳳凰小屋6:25〜地蔵岳7:25-52〜赤抜沢ノ頭8:05-15〜観音岳(鳳凰山)9:43-10:25〜薬師岳10:55-12:40〜御座石13:18〜林道15:42〜青木鉱泉16:18・・・所要時間約10時間
【↑ 地蔵岳、オベリスク】

【二日目:10/15】

 隣の高校生は引率の先生がいたせいか静かだった。4時には起床して食事を済ませ、早々に空身で出発していった。奥の方は八時半頃まで賑やかだったようだ。

 私たちは4時半に起床。空にはきれいな星。朝食は昨夜の残りのウィンナーと卵入りのうどん。


 テント撤収する頃には明るくなった。お天気期待できそう♪

6:25
 テン場を出発。登りは最初から急登。

 30分くらいたつとオベリスクが見えてきた。真っ青な空の中に映えている。

 それからが意外と長く感じる。後から登ってくる小屋泊のパーティに譲ったり、追い越したりしながら登っていく。ふくらはぎが気持ちよく?伸びる急登!

 周りの紅葉が目に入ってくると度々デジカメタイム。

7:25-55
 地蔵岳。オベリスクの端っこの岩の上で山頂展望。素晴らしい眺め!(約30分のんびり)

 甲斐駒ケ岳(地蔵岳より)


 赤抜沢ノ頭から続く早川尾根と、中央奥は夏歩いた仙丈岳(地蔵岳より)

 これから行く観音岳(鳳凰山)、鳳凰三山の真ん中にあり、最高峰。

 そしてその左に富士山。肉眼ではもっときれいに見えていた。

 地蔵岳から赤抜沢ノ頭へ向かう途中、オベリスクを振り返る。

 登山道には霜柱があった。先行者にすべて崩されていたけれど。霜もおりていたから夜中は氷点下だったのかな?

8:05-15
 赤抜沢ノ頭でメールを打つsanae。バックはオベリスク。日差しが強く、そよ風が気持ち良い(約10分休憩)

 ここで洩れ聴こえた若者達の会話
女性「日焼け止めしてくるの忘れた〜」
男性「最初につけるのが基本でしょ。僕は出発する前につけてきたよ」
(こんな時代なんですね〜笑! sanae?もちろんつけてますとも! 聞かれてないか・・(^^ゞ)

 白峰三山。手前に大きな北岳(日本第二位の標高)

 赤抜沢ノ頭の下り。紅葉、赤が鮮やか。

 観音岳へ。

 赤抜沢ノ頭を下りきったところで振り返るとオベリスクがもうあんなに小さい。

9:43-10:25
 観音岳山頂。この岩の裏側でのんびりと山頂展望(約40分)
↓歩いてきたルートを振り返ると甲斐駒、オベリスク、八ヶ岳(観音岳山頂より)

 これから行く薬師岳。山肌の紅葉が美しい。彼方には富士山。


 観音岳の下り。薬師岳へ。

 薬師岳へ

 西には常に白峰三山。

 紅葉を愛でながら薬師岳へ

 薬師岳山頂に近づいて、間に富士山。その上空にうろこ雲(巻積雲)。入道雲(積乱雲)の夏からもうすっかり秋空。

10:55-12:40(休憩1時間45分)
 薬師岳山頂。ここから青木鉱泉に下山するが、三山最後のピークなのでゆっくり山頂展望を楽しむことに。

 青木鉱泉に下る鞍部を挟んで反対側の静かなピークで食事しながら休憩。同ルートを歩いていた男性と話したりして、よくよく時間を見れば、なんと2時間近くも休んでた(^^ゞ

 以下、山頂での写真。
↓白峰三山 ↓富士山
↓北岳をバックに ↓薬師岳山頂の岩峰

 富士山を見ながら青木鉱泉へ下る。

 晩秋の山道といった感じ。

 コメツガの林。陽が射し込み明るい。

 しばらくは急な下りが続く。

 御座石。このつっかえ棒、意味があるのかな?

 ようやく緩やかな道に。

 落葉松林になり、黄葉しはじめていた。もう少しで八ヶ岳周辺も、黄葉した落葉松で彩られた見事な起伏の山並みが見られるはずだ。その頃また見に行きたいものだが・・

 落葉松林の登山道は足に優しい。

 そして紅葉(下記写真)

 歩きやすい登山道。手前の林道分岐あたりで。車はこの林道まで入ってこれるのかどうか?

 少し休憩してから一気に下る。等高線は狭く急かと思ったら九十九折の歩きやすい下りだった。冬道(雪道)とそのテープも付けられてあった。

 11年前の11月、ここを下ったことがあり、今回ここは二回目。

15:42
 林道に到着。ここからは林道歩き。

 膝にくる山下りだったが、30分の林道歩きもまた長い。

16:10
 青木鉱泉への近道。

 ドンドコ沢を渡るが、増水時はもう少し下流から渡るそうだ。

 橋を渡る。

 出発の朝の分岐に無事到着。

16:18
 青木鉱泉に到着。

 最終のバスが17時発らしく、バス待ちの人が数名待っていた。

 私たちはここで入浴。一人1000円。沸かし湯で石鹸しかついていない。ドライヤーもない。それでも汗を流せてさっぱりした。ここの若主人?は感じの良い人だった。登山道の整備などもされているそうで、名も無き滝の道筋もつけているとか。また行く機会があればその滝にも行ってみたいものだ。

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