この土日は黒戸尾根から甲斐駒を予定していました。すっかり準備を整え、もう一度天気をチェックすると・・・ありゃりゃ天気が良くない・・・。変更することにします。

 天気の良さそうなところで新潟か東北か相談。できればできるだけ北のほうがいいのですが、時間的にあまり遠くへは行けません。出来れば関越で谷川周辺か、尾瀬辺りだと楽なのですが・・・迷った挙句、福島あたりがお天気ぎりぎり大丈夫でしょうか?ということで吾妻連峰に決定です。

 出発は前夜11時。ETCの深夜割引(3割引)を使って向かいます。首都高を抜け、東北道を埼玉、群馬、栃木を通って福島に入りますが、東北道に入ると間もなく雨が降り出してきました。予報では夜の内は雨と言っていましたが、だんだん本降りになってきます。明日本当に止んでくれるのか?と気になりますが、福島に入るといつの間にか止んでました。というか降っていなかったようです。

 約一年ぶりの浄土平に着いたのは明け方の四時ごろ。3時間くらい仮眠しますがちょっと寝坊しました^_^;

 一切経山から家形山、烏帽子山を経て明月荘に泊まろうかと思っていましたので、ザックはテント泊装備のままでした。でも翌日の天気予報がイマイチなので日帰りに変更、まだ行ったことのない谷地平へ行ってみることにします。

 ザックを日帰り用に入れ替えて出発は9時半をまわってしまいました。この頃になると車の数も徐々に増え始め、一切経山や東吾妻山へと次々出発。吾妻小富士に登っている観光客も多く見られました。

 このビジターセンター懐かしい♪ここであのCW−XをGETできたのでした。

9:40
 登山者カードはこのビジターセンターで提出します。

 広い駐車場です。駐車場の奥にある登山口へ。

 途中、一切経山に行く分岐を通り過ぎ、鎌沼へ向かいます。分岐にはシラタマノキがあり、カメラに撮ります。この先にもたくさん咲いてました。

【↑ シラタマノキ】

【↑ ヤマハハコ】

 分岐から登りはじめ、途中振り返ると浄土平と吾妻小富士。

 紅葉はまだこれから。

 すすきが秋らしいです。



 これも小さな秋

 吾妻小富士

 酸ヶ平避難小屋が見えてきました。ここにはトイレがあるようで、分岐にはトイレマークがしっかり書かれていました。

 こちらからも一切経山に行けます。前を歩いていた数名のグループがそちらへ行きましたが、今回私たちは出発が遅かったのでパス(^^ゞ 

 草紅葉と池塘。小さな尾瀬のようです。

【↑ ブルーベリー】

【↑ マルバシモツケの実】:テントミータカさんthanks

 鎌沼が見えてきました。初めて来た時はGWの頃だったので、雪景色の沼がとてもきれいでした。

 今回は熊笹で、これもまたステキです。

鎌沼と東吾妻山



 一切経方面を望みます。

 木道の両脇には少しだけ黄葉。

 沼の周りの散策道から離れ、姥ヶ原へ。

 姥神石像がお出迎え。

うわ〜、大きいキノコ!



 谷地平へはどんどん下ります。

木の根や岩ゴロゴロでとても歩きにくい登山道です



ゴゼンタチバナやオオカメノキは赤い実に!



 沢もいくつか渡ります。

 昔は食べたこともあるスギヒラタケ。今は毒キノコに。

 木道になりました。 

 谷地平避難小屋です。

 石像のあった姥ヶ原からは誰にも会わず、歩きにくい陰気な道だったので、小屋が見えた時はホッとしました。

 外から見ても立派な小屋で、中もとてもきれいでした。

 ここでお昼にします。

 置いてあったノートをサラサラと拝見します。いろいろと参考になります。テントミータカさんも書かれているかなと思いましたが見つけられませんでした^_^;



 そばにはきれいな水場があります。泊まってみたい小屋ですが、トイレはありませんでした。

 沢沿いを少し歩き、沢を渡ります。水量が多いと大変そう。

 地図で谷地平を確認します。15分ほどですし、もちろん行く気でしたが、丁度そちらからお二人下りてきました。きれいだったということで、嬉しくなります。

 分岐を右に行きます。

【↑ オヤマリンドウ】


歩く予定だった稜線を目の前にして!
この稜線はいつか雪の時期に歩いてみたいものです



草紅葉がとてもきれいです。



 谷地平、ぐるり360度の風景(動画)

途中に展望地図がありましたので
今回歩いたコースを書き入れてみました。

浄土平→鎌沼→姥ヶ原→谷地平→東吾妻山→浄土平と歩きました



 こちらでも先ほどのお二人の他は誰にも出会いません。貸切の湿原です。

 名残のウメバチソウは残念ながらきれいに撮れませんでした。モウセンゴケも見られましたが夏はどんな風景に変わるのでしょう?

 素敵な風景に満足して戻ることにします。

 分岐に戻った後、駕籠山稲荷の方へ向かいますが、少し行った所でまた沢を渡ります。ストックで足元を確かめながら気をつけて渡りますがちょっと緊張しました。水量が多いと大変!

【↑ ?】

【↑ ?】

 浄土平から200m登り、姥ヶ原から300m近く下っていますので、再び300mの登り返しです。今回は下ってから登るという山登りの逆バージョン!

 下り同様滑りやすい石ゴロの道ですが、ゆっくり登っていく方がまだ歩き易いです。

 途中間違えやすいところもありますが、すぐに軌道修正して駕籠山稲荷分岐です。分岐と思わずそのまま登っていくところでした^_^; 

 神社のお参りはパスし、少し休憩。

 分岐から左へ少し下りますが、すぐトラバース気味の道になります。

 紅葉はまだもう少し先ですが、少し色づいている木もありました。



 再び登りになると岩と緑が庭園のようにきれいな場所になりました。

吾妻連峰の稜線を振り返ります。
雲が出てきましたが、いい眺めです。



 姥ヶ原分岐に戻ってのんびり休憩。ここからは下るだけ・・・のつもりでしたから。

 でも今回ピークを踏んでないね・・・・


 あの一切経山も登らなかったし・・・


 この東吾妻山分岐で時計を見ると4時少し前。コースタイムはかなり甘いようで、思ったより早く歩けています。東吾妻山も行けそうなので行ってみることにしました。(日が短くなっていますから、普通こんな時間から登りませんね^_^;)

 途中、写真を撮ることもなく、黙々とスピードアップして登りました。なんと1時間のコースを半分の30分で山頂です。やればできます・・ゼーゼー(汗;

 こんな時間に登っている人なんていませんからセルフ撮り。逆光です(^^ゞ

 誰もいませんから(いてもしてますけど(^^ゞ)ついでにティカータスポーズ♪

 この日も混んだのでしょうに、このときもまた山頂貸切♪ 雲が多かったのですが、しばし展望を楽しみます。

一切経山と、分かりにくいですが鎌沼も見えます。




  10分ほど山頂展望を楽しんだ後、気をつけて下山。再び分岐に戻ります。

 あとは木道を歩いて行きます。

秋の風景、秋の空が広がっています。



もっときれいな紅葉だったのですが、太陽の光が足りない?
もう夕暮れですから^_^;






17:40
 駐車場の我が家の車が見えてきました。

 辛うじてヘッデンを使わないで済みました。

 黒戸尾根、七丈小屋のテント場で食べようと思ったメニュー・・・浄土平の駐車場で食べました。コンロはもちろん車用のを使ってます(^^ゞ

 汗をかきましたがお風呂は行けず、食べた後はトシちゃんの運転で磐梯山へ向かいます。

東北・谷地平〜東吾妻山
(クリック地図)(たちだいら1504m〜ひがしあづまさん1974.7m)

 

 天気の具合で、予定していた甲斐駒から一気に東北方面へ変更。できるだけ北、又は日本海側のほうが良かったのですが、出発直前の変更だったため福島が限界。思えば昨年10月の連休も同じ方向でした。紅葉には早かったのですが山はすっかり秋の空。爽やかな空気で気持ちの良い山歩きを楽しむことができました。
H19年9月29日(土)
  天気;晴れ
  Member.2人

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 

浄土平(1570m)9:40〜姥ヶ原(1770m)11:05〜谷地平小屋(1480m)12:20-50〜分岐13:00〜谷地平散策(1504m)13:20引き返す〜分岐13:30〜駕籠山稲荷分岐14:32-40〜姥ヶ原(1770m)15:30-45〜東吾妻山分岐15:56〜東吾妻山16:27-40〜東吾妻山分岐17:04〜浄土平(1570m)17:45

↑ 鎌沼と東吾妻山