白馬岳から雪倉岳、朝日岳と歩き、基点の蓮華温泉に戻った時は、そのまま登山口にある蓮華温泉ロッジに泊まってしまおうかと九分九厘思っていた。宿は泊まれるようだったが、翌朝のチェックアウトが8時半。泊まるなら朝はもっとゆっくりしたかったので、日帰り入浴にした。その後、食事とSDカードの補充のため糸魚川市へ。天候は雨に変わっていたが、予報では翌日晴れそう。さっそく食料を買い込み、急遽雨飾山登山口へと向かった。
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小谷温泉の方は土砂崩れで車では登山口まで行けない。妙高市からだと登山口まで行けるが遠回りになるため、糸魚川市から近い雨飾山北斜面の雨飾温泉(梶山新湯)登山口から薬師尾根を登ることにした。
夜の内に到着。駐車場(無料)は空いていた。車の主は皆山荘に泊まっているようで誰も乗っていなかった。
我らはここで車中泊。しかし駐車場が斜めで蒸し暑かったためかなり寝苦しかった。 |
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6:30
山荘でトイレを借り(山荘の中、100円、トイレ自慢と言うだけあって、とてもきれい)、温泉脇の登山口から雨飾山へ。 |
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6:38
登りはじめると緑がとてもきれい。 |
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6:59
難所のぞきと書いてあるけれど・・ |
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ここのどこが難所?
雪の時期のことだろうか? |
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6:59
ブナ林。新潟はきれいなブナ林の山が多い。 |
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7:56
途中から日本海方面が見える。 |
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8:05
梯子が出てくるが、北アルプスのような急峻な場所ではない。いたって安全。 |
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8:08
こんな標識に気持ちが和む。 |
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8:13
歩きやすい登山道だが、昨夜の雨の湿り気が残っているところもあった。 |
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9:08
中ノ池。モリアオガエル、フクイマメシジミの自生地だそうだ。フクイマメシジミと言っても食べられるものではないらしい。2〜5ミリほどの豆粒くらいの大きさで、気がつきにくいようだ。 |
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9:08
その中ノ池の側を通過中。 |
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10:03
日が当たって暑くなってきた。傾斜がだんだんきつくなり、所々にロープがついていた。北斜面だから長い残雪期用だろうか?登山道はプラスティックのような黒い材質のもので階段状に整備されていたが崩れているところも多かった。
側にはマルバダケブキが咲いている。 |
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10:12
笹平。ここで小谷からの登山道と合流。
以前(11年前)小谷から登っているが、この標識に記憶が無い。最近のものだろうか?
それにしてもあれから11年、早い。古い記述を読むと、そのときの雨飾山登山が山での最初のテント泊だったようだ。 |
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10:15
笹平から稜線を行く。目の前には雨飾山山頂が見え、両脇はお花畑。やはり残雪期のような見事なお花畑とは程遠い。6月に来た時は素晴らしかったのを思い出す。標高2000mを切っている山、やはりすっかり夏山だ。 |
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10:16
ツリガネニンジンはまだ沢山咲いていた。 |
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10:16
振り返ると草原のような感じ。 |
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10:20
目の前の斜面を登れば山頂。黄色い山頂標識が見えている。 |
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10:35
山頂には4人しかいなかった。 |
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10:36-12:02
快晴で気持ちのいい青空。展望もいいのだが、周囲の山並みはみなガスがかかって残念。
北アルプス、特に前日まで登っていた白馬方面をこちらから眺めたかったが残念。 |
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11:57
手前の尾根の向こうにちょこんと頭を出しているのは火打山、妙高山方面だろうか? |
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12:02
もう一つのピーク、石仏のある方へ行ってから同ルートを下山(こちらから雨飾山山頂を見たところ)。 |
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12:25
笹平へ戻り、同じ道を下る。 |
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14:50
下山。
雨飾山荘に到着。予定の山行を全て終え(この時はそう思っていた^^;)、この日はここで泊まることにした。 |
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雨飾山荘の夕食。山荘のご主人がとてもいい人で、料理にも心がこもっていて美味しかった。
お客は他に、明日雨飾山に登るという7〜8人の山形のメンバーと秋田のご夫婦だけ。全員で話が盛り上がって面白かった。山形の人はS16年生まれ?だったか、小学生の同級生グループだと言っていた。リーダーは月山の監視員をしているそうだが、このメンバーと時々一緒に歩いているそうだ。珍しいグループでビックリ!
トシちゃんのせいで、私はすっかり山姥になっていたけれど、百名山の話でも盛り上がった。 |
雨飾山に咲いていた花 ↓ |
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ホツツジ |
タカネママコナ |
ゴゼンタチバナ |
オトギリソウ |
シシウド? |
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ヤマトリカブト? |
ハクサンフウロ |
タムラソウ |
ウメバチソウ |
ウツボグサ |
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ヤマハハコ |
オヤマボクチ |
タマガワホトトギス |
ズダヤクシュ |
クジャクシダ |
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エゾレイジンソウ |
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