上信越;湯の丸山〜烏帽子岳
(ゆのまるやま2098.6m〜えぼしだけ2065.6m)
   梅雨空の山へ。レンゲツツジが満開だった。
  湯の丸山〜烏帽子岳&東篭ノ登山〜西篭ノ登山

 H12年6月25日(日)前夜発
  天気;曇り :
  Member.3人(鹿瀬島、石原夫婦)

 【コ ー ス 】(〜は歩、休憩含む)
地蔵峠(1732m)7:00〜湯の丸山南峰8:20-25〜烏帽子岳(2065.6m)9:30-10:15〜湯の丸山南峰11:10-28〜湯の丸山北峰(2098.6m)11:35-40〜 南峰11:47-12:00〜地蔵峠13:00
(所要時間約6時間・・休憩含む)


 3年前の11月末に湯の丸山に行ったことがあった。チェリーパークラインを車で上がっていくと、車坂峠の先のスキー場が既に営業を開始していた。バス道路にも関わらずゲレンデと化して交通は寸断、やむなく側の黒斑山に変更したことがあった。その時登頂していたら、今回行かなかったかも知れない。おかげで素晴らしいレンゲツツジの開花の時期に登ることができて最高だった。

 今回のメンバーは私達夫婦と知り合いの若い女性の計3人。その女性は夏に北アルプスに登るためのトレーニングでもあり、私も用事でずっと行けなかったため、雨でも登る気で前夜出発。雨叉は曇りという予報だったが、山行中は全く降られず、ラッキーだった。展望は残念ながら望めなかった。しかし梅雨時で往復雨だったことを思えば儲けものの一日であった。

 地蔵峠からつつじ平まではリフトの両側に登山道がある。右側は牧場の中で左側はゲレンデを登っていく。その間に柵があり、ほとんど平行して登って行くことになるのだが、レンゲツツジは牧場の中を歩いた方が見事だ。牧場側から行く予定だったが、地元のおばさんにゲレンデの方が近いと言われて逆らうのも憚られ、牧場内側は下山ルートに変更。どちらも差は無いように思ったが、牧場内のレンゲツツジは見事なので下りにのんびり見ながら歩いた方が楽しめると思った。ゲレンデ側はキャンプ場を通過するルートかと半信半疑で歩いていたが、前述のようにそうではなく、ツツジ平までは平行している。結局湯の丸山山頂を往復通過することになってしまった。

 トレーニングのため同行の女性の荷物を重くしたのと、私達もひさしぶりの山行だったので、ゆっくり登っていった。湯の丸山山頂は広かったが山頂表示がない。よく調べずに行ったため、北峰があるとも知らずそのまま通過、烏帽子岳へ。表示の無いそこは南峰だと烏帽子岳山頂にいた人から聞いた。迂闊であった。でも帰路も通る予定であったし、北峰までは10分もあれば行くという。展望がよかったら分かったのだろうに、ガスって、その位置さえ見えないという視界だった。しかし湯の丸山、烏帽子岳の登山道の足下にはイワカガミ、スズラン、ハクサンチドリ、ゴゼンタチバナ、マイズルソウ、ツマトリソウ、グンナイフウロ?、ギンラン?等々、他にも名の分からない花がたくさん咲いていた。

 烏帽子岳にも山頂表示は見当たらなかった。少し先には慰霊碑があり、5月(昭和40年代だったと思う)に遭難と記されていた。 山頂で大休憩。それまでは静かな山中だったが、そのあたりからたくさんの人が次から次へとやってきた。やはり花期はどこへ行っても人でいっぱいになる。

 再び湯の丸山山頂に向かい、小休止してから北峰へ。狭いがちゃんと湯の丸の標識があった。来る人、来る人、「少しでも展望が開けたらな」と視界の遮られた光景を残念がる。雨で無くて良かったが、やはり見えたらばという思いは誰にも隠せない。

 ツツジ平まで同ルートを下る。ツアーが多いのか、登り登山道は数珠つなぎだった。時折鳴らされていたツツジ平の鐘の所で牧場側に入った。そこは見事なまでに満開のレンゲツツジの花園だった。しかし足下に気をつけないと、所々に大きな牛糞が落ちている。こちらは登山者というより一般の観光客や写真をカメラを持った人が多かった。私達も写真を写しながらゆっくりと堪能しながら下山。当日はツツジ祭りで抽選会や露店、即売会、オカリナのイベントなど行われ、朝空いていた駐車場は一転して満杯。ツツジで満開の牧場もその周辺も大勢の人で賑わっていた。

 木いちごミックスのソフトクリームを食べて次の目的地篭ノ登山へ。ソフトはさっぱりして美味しかった。