志賀;芳ヶ平〜湯釜 
(よしがだいら1832m〜ゆがま2010?m) (
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 久しぶりのテント泊。本白根山へ登るつもりでしたが登る予定の二日目は生憎の曇り空で取り止め、芳ヶ平でのんびりキャンプと散策でした。静かな自然の中で山の話や思い出の話など語り合うシチュエーションに恵まれて心癒され、和んだ二日間でした。
H23年9月10-11日(土日)
天気;曇り時々小雨
Member.5人(トシちゃん&sanaeを含む)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む。) 
1日目:白根火山駐車場(P)〜芳ヶ平(テント設営後散策)
2日目:芳ヶ平〜P〜湯釜〜P




トラック



 朝5時過ぎに出発し、途中トイレ休憩で立ち寄った道の駅の“ぶじかえる”

 交通安全も山歩きも思いは一緒ですネ。
 今回私たちが向かったのは白根山。

 車で既に2010m地点到達です(^_^)v


 なのでここは観光客いっぱい。我ら完全に浮いてます^_^;
 今回はこの白根火山駐車場で10時集合。夢のようなコラボの実現でした。


山は二の次で(ヲィ!^_^;)

まず向かった先は

芳ヶ平


 

 登りではなくて、緩やかですがいきなりの下りです(^^ゞ 

 登山というよりは下山? ハイ、目的地の芳ヶ平が一番標高低いですから・・・^_^;
 すれ違うのは空身あるいは軽装の方ばかり。

右手には逢ノ峰(おうのみね)

この逢ノ峰から本白根山へは翌日歩く予定でした。
こんな青空の時に歩いておけば良かった・・と
後からチト後悔することに。

 
 
左には湯釜を擁する稜線


 
そして群馬北部の山並み

 
真っ青な空に白い雲がとてもきれい!

 
空気も澄んで爽やかでした。

 
雲の流れがちょっと気になるなぁ・・・

 
紅葉はまだこれからですが少しずつ色づいてます。

でも既に赤茶けたナナカマドも。



 
 芳ヶ平までは緩やかな下りで1時間とはかかりませんが、気持ちの良い青空の下でしっかり休憩もしたりして(^^ゞ

 おやつその1。山でのゼリーは最高です!重いのにスミマセン^_^; どうもごちそうさまでした♪
 
荒涼とした景色から緑の草原に変わり
赤い屋根の芳ヶ平ヒュッテが見えてきました。
とても長閑な風景です。




シラタマノキ

 
足元にはシラタマノキやクロマメノキ、ツガザクラなどが実を結び

 

リンドウの花がちょうど見ごろでたくさん咲いていました。


 

 

このザックを見て、何度その重さを尋ねられたことか!
殆どの人が空身同然でしたから・・・^_^;



我等は久々のテント泊装備。
2月の蔵王の時以来です。

ちゃんと担げるかなぁ・・・と心配しつつ、
のんびりと写真など撮りながら
ゆっくりと歩いていきます。

 

白根山の荒涼とした白いがれきの風景から草原に変わると

のどかな風景に感じられます


 



でもここは活火山のエリアですから

硫酸水素ガス発生に関する注意事項の看板があります。

 
 
登るというより緩やかに下って辿りついた芳ヶ平
さっさと歩けば40分という所を2時間近くかけて
のんびりと歩いてきました(^^ゞ


 
芳ヶ平ヒュッテ

先ずはテン場の申込に(一人700円)。
水は戴けます。

 
こんにちは!




 トシちゃんがテント場を申し込んでいる間にザックを置いて




みんなでテント場の偵察に行きました。

芳ヶ平野営場。
ススキも咲き始め、秋ですねぇ。


 
 

いいね〜♪

リンドウの花を潰さないように
良さそうなテン場を相談します。




ヒュッテに戻り、私たちも中へ。
山小屋にしてはおしゃれです。


 店内にはワンちゃんがいるので犬の苦手な人は気になるかもしれません。

  トシちゃんは犬大好き。まさか室内にいるとは思わずお昼はこちらにしましたが、私は実は食事の場ではちょっと苦手^_^; ところでこちらのワンちゃんは立派な救助犬なのだそうです。お客さんをお迎えに行ったりもするらしいですよ。賢いんですね。

 
 やっぱりコチラもね(^_-)-☆

 一部のメンバーで「かんぱ〜い」(^^ゞ

 

 デカザックには食材がいっぱい詰まっていましたが、ここで食べたいものがありました(なんだそりゃ・・^_^;) 

 紅茶付きおまかせパスタ(千円)。その日によってメニューが違うようです。男性は少し多めにしてくれてました。濃厚なお味で美味しかったです。

 このまま宴会に突入したいところですが、時間はたっぷりあります^_^;
 食後はテント場にもどりテント設営。

 その後、芳ヶ平湿原へ散策に行ってみました。
 紅葉にはまだ早く、お花は種類が少ないとあって人に出会うことも無く静かな散策が楽しめました。

 良い時に来たね〜♪



 少しずつ秋色になって、これからもっと素敵な風景が見られそうです。
 ん・・・・?

 空の色が少し怪しくなってきました(-_-;)


 おやつその2:七福神それぞれのお味♪うま〜!七つの幸せ、いや八つかな?を味わいました。ご馳走様でした<(_ _)>

秋の風景



 

 

 

 

 

テン場にもどっていよいよ宴会の準備ですヽ(^。^)ノ

今回はこれが目的?でしたから(笑)


 

喉が乾いたら気楽にかんぱい
 
まずは準備で酔い潰れる前に?オールフリー(^^ゞ



日常の晩酌でもブログを書いたりする時は酔ったら出来ない私にとって
このノンアルコールのオールフリーは助かります^_^;
そして車が多い日帰り山行でも、これは有難いです。
なにしろこの爽やかな咽喉ごしがたまりませんからネ。
 
持ち寄りで豪華メニュー、スゴッ!(@_@;)



山で・・といっても殆どキャンパーな我らでしたが^^;

串揚げですと?魚介のマリネですと?温泉卵他付きのナシゴレン?
ひぇ〜!!!で?ナシゴレンって何ですか?な、時代遅れの我らです^_^;
舌鼓を打ったのは言うまでもなく♪



そして・・・ヘッ?ミニトマトの油炒めって・・初めてですが(@_@;
そういえばミニトマトのてんぷらなんてありますけれど、これまた美味しかったです。
ミニトマトの甘さとピリ辛ししとうの絶妙な組み合わせに唸りました!
え〜っと名前忘れました^_^;が、韓国風?の鍋がこれまた美味しかったですよ〜♪



我らはチーズフォンデュとピザ風茄子炒めというチーズ料理二品に
大葉とカリカリ梅のまぜご飯、キュウリの漬物。
まぁ数々の失敗がありましたけどその辺は省略で次いきます^_^;



それにしても皆さん凄いです。
思いがけないものが次々に出てくるんだもん^_^;
いやいや刺激的でした!




これもビビッと刺激的!?
電気ブラン、初めて聞きましたよ(^^ゞ



40度と聞いてビビッというよりビビりましたけど
少し薄めてもらったオンザロックで口当たり良かったです。
私って本当は強いのかしら?いやトシちゃんも・・・
いえいえ、そんなことはありません(^^ゞ




だからといってドンチャン騒ぎをするわけでもなく、
更けゆく夜、もう一人迎えて静かに山の話が続いたのでした。
 


話題は次から次へ
今年はいろいろなことがあった年でしたから
(って、まだ9月ですが-_-;)

約2名の掛け合い漫才に笑い転げたり、
今年の出来事、山のことなどしみじみと語りあったり・・・


 

中秋の名月の二日前




期待した満天の星空とはなりませんで
数個見られた星もやがて隠れ
とうとう空からは大粒の雨。
テントの中での二次会に変わりました。


二次会?がお開きになり、眠りに就く我らの耳に響く強い雨音
明日の山は大丈夫かな?

山頂展望が望めなければ楽しくないですし、
天気が悪ければ無理に登る気の無い我らでした。



せっかくの野外パーティ残念だったなぁ・・・




でも遠来の友はいつもの笑顔のままでした(^^ゞ
 夜中は雨が時々強くテントに当たってました。あ〜ぁ、翌日はどうなるんだろうと思いながら5時過ぎに外を覗くとガスガス・・・ありゃ(>_<)!

 再びシュラフに潜り込み様子見です^_^;


 朝はもうゆっくり起きて、のんびりモード。

 天気が不安定だったので朝もテントの中に集まり、昨夜の残りで朝食を済ませます。

 モーニングコーヒーでお目目もパッチリ。あぁ、お一人はブヨのせいでパッチリではありませんで災難でしたね^_^; 


雨が止んだ時に急いでテント撤収。
ガスガスの中、やはり様子見しながらのんびり晴れるのを待ちます。

本白根山は無理かもね
ガスガスじゃつまらないし・・


  
こんな朝靄の中もまたいいもんです。

 少し離れた所(見えない場所)にいくつかのテントがあったはずですが、私達が居た場所は貸し切りでした。気兼ねなく話せて楽しんだテン場はまた元の静けさに戻り、ここを後にします。
 

 
 芳ヶ平ヒュッテの前に行くと賑やかな声が聞こえてきました。散策にしては早いな〜と思っていたら前日ヒュッテで宿泊した若い女性グループ。その中に知り合い(つぐみさん)がいてビックリでした。
 この年齢になってもデカザックを担いでいるのを称えられ・・・まぁ確かに我ながらよく頑張ってます(笑;

 横手山にむかった彼女たちを見送って我らも芳ヶ平を後にします。

 

 
 さようなら(^O^)/
 そういえばテント泊用のこのデカザック、今年は2月の蔵王の時以来です。今回この短い距離でしたから背負ってきましたけど、最近はもう専ら日帰りでして、すっかりご無沙汰です(^^ゞ この先また背負うことはあるのでしょうか?^_^;

 でもここならもっと年をとってものんびりと歩いてこれそうです。その時は小さなザックかな(^^ゞまたは孫たちに背負ってもらおうか?(笑;

 

 
 一晩でまた赤さが増したようなナナカマド
 これもきのこ?

 


 クロマメノキ(食用)ってミヤマモンキチョウの食草でしたか。で、別名アサマブドウとも呼ばれているそうですが白根ぶどうと同じなんだろうか?
 こちらはツガザクラの実のようですが?何ツガザクラでしょう・・・?

ガスっている中でもこの風景はきれいでしたよ〜♪
写真では上手く撮れないのが残念ですが・・

 
 




 






 



張られたロープの所々に注意書きがあります。




 


芳ヶ平からまだ半分しか来てない?
この白根ってどこのことでしょう?

 

パイオニア植物か〜!
凄いな。


 

 
待ちくたびれて座って待っている・・・の図^_^;
よく拝見していた光景が目の前に(^^ゞ



草原からガレた風景に。
だんだんと駐車場に近付いてきました。

 
逢ノ峰はガスがかかっていますから
本白根山も展望は期待できそうもなく
テンションダウン


それでもピークぽい所があれば行ってしまうのが
ヤマノボラーの性でしょうか(^^ゞ



なんとなくピークを極めた気になって(笑;
 
ガスは動いて周囲の山は見えたり見えなかったりでしたが
こんなピークらしきところがあると満足してしまうお得感!(エッ?^_^;)


 



 



花の終わったコマクサも
踏まないでねって感じで。



駐車場のレストハウスへ向かって
再び歩きだします。


 
 
こんな何気ない秋の風景がいいですね〜


 
楚々と咲いていたたくさんのリンドウやミヤマアキノキリンソウは素敵でした


 



レストハウスが見えてくればもう駐車場はすぐ側です。
 

 

駐車場へ戻るとまた観光客でいっぱいでした。

お昼は簡単に行動食で。
戴いた手作りの紅茶ケーキ美味しかったですよ♪

いつも食べちゃってから撮り忘れに気付く私^_^;
食いじが張っているのか
人のを写させて貰ってます(^^ゞ



皆さん手間のかかることをされて・・・私、反省^_^;



車に戻って温泉に行こうと話していたのですが
のんびりしていたら空が晴れてきました♪

そうなるとせめて登っていきたいのが湯釜

このあと一旦車にザックを置いて空身で湯釜へ向かいます。

以前歩いたコースは通行止めで
新たに駐車場の左側から登るようになってました。
 
気楽に登れるので行列になっています(^^ゞ



オオマツヨイグサ

 
 
ガスっていた空は青空に変わって

 
振り向けば駐車場と逢ノ峰

でも本白根山は相変わらずのガス。


 



登るときれいな湯釜が見られ「良かった〜」と口々に。



湯釜展望台より  


登った時はきれいに見えていた湯釜ですが
まもなくまたガスで隠れてしまいラッキーな一瞬でした。

草津白根山山頂は目の前に見えましたが
ロープが張られて行けません。


結局本白根山は登れませんでした。
皆さんには物足りなかったかもしれませんが
久々のテント泊でのんびりできて、
私達はこれで満足でした^_^;



一汗かいたあとは温泉へ。

万座温泉豊国館(500円)

洗い場は一か所(女湯)でシャワーも無く
小じんまりした昔ながらの雰囲気でした。

白濁のお湯は翌日まで匂いがぷんぷん残ってました♪
温泉に入ったーという満足感も残ります(^^ゞ



 
名残はつきませんが
ここでみなさんとお別れ。

楽しい二日間でした。
また機会があったら是非ご一緒したいです。

いろいろとお世話になりありがとうございました。
そしてご馳走様でした。


関越、上里SAより月。
翌日は十五夜・・・