秩父・蕨山
(わらびやま1044m)
仕事がひと段落着いたので三週間ぶりに山歩き。
 H18年03月11日(土)
  天気;晴れ
  Member.2人(夫婦)

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 
名郷(310m)9:00〜蕨山(1044m)11:10-12:20〜藤棚山(920.2m)12:44〜大ヨケノ頭(771m)13:15-35〜林道13:45〜金比羅山(659.6m)〜金比羅神社跡14:45〜河又15:23→さわらびの湯へ

【標高差約734m】

【蕨山山頂】


 雑事に追われていたが、確定申告がひと段落したので三週間ぶりに山へ。一泊で行きたかったが日曜は天気が下り坂の予報。土曜日の日帰りに変更した。

 とはいえ、これといった予定も立てていなかったので、たまたま一週間前にheppoco隊が行ったという、秩父の蕨山に追随。以前から行きそびれていた山だった。

 前夜時間を調べ、無理のない時間帯に自宅を出発。二回乗り換え、秩父池袋線で飯能へ。駅のミスドで行動食を補充しようと思っていたのにトシちゃんがどんどん行ってしまい、買い損ねてしまった。

 飯能からバスに乗り換え名郷で下車。ハイキングコースの標識を見ながら上着を脱ぎ登山口の方に歩き出す。

 橋を渡り、しばらくは杉に囲まれた林道を行く。珍しくトシちゃんのペースが速い。大丈夫かいな・・・

 行けたら棒ノ折山にも行ってみようと話していたものだから、意識的に早足で調子を見ていたらしい。

 

 林道から沢を渡りいよいよ山道の登りになるが、ここで丸太の橋を見たとき、思わずheppocoさんのショットを思い出した。

 「あ〜、この橋だね〜」

 そこからは杉林の中をひたすら登る。右に小さな滝、登山道にはロープのついている場所があった。ロープは雪がついているときなど必要だろうが、掴まるほどではなかった。でも岩に掴まりながら登ったりする場所もあったから、やはり急登だ。

 前日の雨で花粉の少なそうなのが助かった。けっこう降った割りに登山道はぬかるみが殆どなく、丁度歩き安い湿り気だった。

 heppocoさんたちの歩いた一週間前は随分雪が残っていたのに、その雨のせいだろう雪は殆ど消えていた。アイゼンもしっかり持ってきたのにがっかり。

 尾根に出ると木々の間に周囲の山が眺められ、涼風が心地よかった。

 少し登ったところで小休止。背後には伊豆ヶ岳や武川山、武甲山、大持山など歩いた山々が並んでいたはずだが、しっかり山座同定しなかった。

 再びロープのある登り。けっこう急だ。

 小さなアップダウンが続く。久々の歩きでちゃんと歩きとおせるか、そっちの方が心配・・・

 なおも登る・・・

 でも落葉した雑木林で周囲が眺められ快適だ。気温は15度を越え、暑い位だったが時折吹いてくる風がとっても気持ちよかった。春だな〜

 山頂〜・・・じゃないや〜ん(泣)

 なだらかな道を行く。途中、少し右に入った所に本当の蕨山山頂があったそうだ。展望は良くないらしいが、寄らずに通過してしまい残念だった。

 そしていよいよ山頂。と思ったここは展望台なのだそうな。

 でもちゃんと立派な山頂標識がたっているのでハイ、ポーズ!

 ここで時間を見ると、行けたら行ってみたいと思っていた棒ノ折山はやはり無理だと諦めた。昨夜は早く寝られなかったので、仕方ない。


 山頂からの展望を楽しみながら、 お決まりのおでんにうどんで、のんびり昼食にした。レーションをまったく持ってきていないので、今回は遭難したら大変だ(笑・・・いや、笑えない(^-^;;)

 7,8人だった山頂に10数名の団体が登ってきて一挙に賑やかになった。 それを機に私たちも片付けて下山にかかった。


 少し前に山頂から自転車で下った若い男性がいたが、下り始めてびっくり、かなり急だった。よくぞ自転車ごと前転しなかったものだと驚きつつ、へっぴり腰で下った。(写真は急坂が少し落ち着いたところ)


 急な下りから再び緩やかな尾根道に転じ、西平山への分岐を過ぎると藤棚山に着いた。ここはしっかりと山頂標識があり、雑木林の向こうに上ってきた蕨山が見えた。木々に葉が茂るとこの展望も望めないのだろう。

 冬場は天気がよければ陽だまりハイクが気持ち良さそう。

 登山道の右下に林道が見えてきた。以前トシちゃんがツーリングで来たときは通り抜け出来なかったそうだが、この時はバイクが二台停まっており、そのうち走り去っていった。今は通れるのかな?

 登山道はアセビの木があって、こんな感じ。(右下林道)

 大ヨケの頭。登山道の途中にある感じ。

 棒ノ折山へはここから下る。今回はそちらへ行かず、河又方向へ下るだけなので、ここでもホットコーヒーを飲みながらのんびり休憩。

 

 いったん林道に出る。横切ってそのまままっすぐ進む。

 落ち葉の道を歩くのは気持ちがいい。小ヨケの頭、金比羅山は山頂標識がなかったが、大体の見当をつけ通過していった。

 金比羅山に登る分岐にも標識がなかった。捲き道を行ってしまい、山頂を踏まない人が多いかもしれない。

 金比羅山の下りも急だった。ストックを持っているのにちょっとの距離だから・・と使わず。使えば楽なのに・・・・。


 金比羅神社跡。小さな祠がまだ新しかった。

 河又に到着。目の前がバス停で、そこにはさわらびの湯があった。

 時間が早かったので、バスの時間を確認した後、そのままさわらび温泉へ。800円。くつろげる場所もある。5年ほど前にできたそうだが私たちは今回が初めてだった。

 汗を流し、さっぱりしてバスに乗り、再び池袋方面を経由して帰った。