中央線沿線・坪山
 (つぼやま1102.7)
 ヒカゲツツジとイワウチワが満開、素晴らしかった

 H14年4月7日(日)
  天気;晴れ
  Member.3人(だめちゃん、つむぎさん、石原)

  【ヒカゲツツジ】右

 【コ ー ス 】
(〜は歩、休憩時間含む)

御岳神社登山口9:25〜分岐(西尾根へ)9:28〜木の小さな橋9:32〜坪山山頂11:00-12:05〜ビリュウ館14:00
(所要時間約4時間35分・・休憩含む)


 昨年の暮れに歩いた坪山にまた行くことになった。春はヒカゲツツジがきれいと聞いていたのだが、今年こうして行けることになって嬉しい。坪山のヒカゲツツジは聞いていたとおり、素晴らしかった。そのうえイワウチワも群生して見事だった。その他にもミツバツツジ、アセビ、どれもきれいで充分満足したお花見山行になった。呼びかけてくれただめちゃんと一緒に行けたつむぎさんに感謝。(開花状況は事前に富士急都留中央バス上野原営業所に電話で確認0554-63-1260)

 しかし、朝起きたとき外は雨だった。ネットでお伺いを立てるが、だめちゃんと連絡がつかない。つむぎさんとのんびりモードでいると突然、もう目的地に向かっているとだめちゃんからのメールが入った。慌ててバタバタと支度。電車には無事セーフ。昨夜の寝不足は車内で補う。つむぎさんもセーフ、だったはずが、時間が違っていたとかで、中央線上野原駅で乗る予定のバスには間に合わなかった。8:28発の次は10:25発となる。駅周辺で時間を潰せる場所もなかったので、タクシーで行くことにした。

左【御岳神社登山口】

 危うく登山口を通り過ぎようとしたタクシーを止めて御岳神社前で下車。そこへ、乗ろうと思っていたバスも到着した。ほぼ同時の出発となったが、雨模様だった天気が幸いしてか、登山者は思ったより少なかった。どうやら私たちを含めて3パーティだったようだ。雨はすっかり止んでおり、空も明るくなってきた。

左【丸木橋】

 私たちが先に出発し、とりあえず様子の分かってる私が東尾根と西尾根の分岐まで先行する。といっても、ここまでわずか2,3分。今回はヒカゲツツジが多いといわれる西尾根を行くことにし、ここからだめちゃん先頭、私が後ろに回った。道を回り込むと小さな沢があり、丸木橋がかかっている。手前は朽ちているので通過し、その先の新たな丸木橋を渡る。あたりは杉林で、いきなり急登になる。やはりちょっとつらい。でも昨日陣馬〜高尾に行っているし、夜遅くまで飲んでいたし、だからといって二人に迷惑かけたら悪いし・・・と思いつつ、ばてないように自分でセーブしながら後からゆっくり登っていった。まずはミツバツツジが目に飛び込んでくる。ヒカゲツツジもあるがこの辺りはまだ(もう?)少なかった。

左【イワウチワ】

 そこへイワウチワの出現。思わず歓声。なんと次から次へ、群落になって沢山咲いている。こんなに咲いているのを見るのは久しぶりだ。思えば混雑を避けた山行を好んで、お花の良い時期はいつも逃しているような気がする。このイワウチワを楽しめただけでももう充分満足と思っていたら、「ひかげつつじ ぐんらくすぐ」と書かれた看板が木にくくりつけられていた。看板に偽りなく、この後はヒカゲツツジのオンパレード。

左【ヒカゲツツジ群生】

 薄黄緑色のヒカゲツツジは小ぶりで楚々とした上品な花だった。しかし自然のままに咲いている木は自由に育ち、枝をのびのびと伸ばしている。花をよけながら登っていった。何枚もシャッターを押し、のんびりと登っていくが、相変わらす登りは急で、山頂直下は更に傾斜がきつくなった。それでも後続グループに抜かれることもなく、一番乗りで山頂に到着。

左【坪山山頂:バックは三頭山】

 展望は良好。朝の雨が嘘のように晴れていた。日射しが暑いくらいで、満開のアセビの木の陰で休んだ。だめちゃんが昨日登った御前山は目の前の三頭山の右側に頭を覗かせ、私がやはり昨日歩いた陣馬山が三頭山から続く笹尾根の延長線上の生藤山の右奥に在った。前回登ったとき見えた扇山は霞んで見えなかったが手前の権現山の稜線はきれいに見えていた。そしてその稜線上の右(西)にある麻生山方向に今回は歩く想定だった。しかし、「一回下って登り直すのは大変そうだね・・」「バスの時間間に合うかなぁ・・・」「もう、充分満足しちゃったね・・・・」「ビリュウ館でお蕎麦というのもいいね・・・・・」と、もっともらしい口実があがった。後から登ってきた人の「佐野峠方面に行くコースはヤブこぎで大変だった。一度引き返しているからいつかまた行きたいと思っている」と聞かされてそれが決定打、ビリュウ館お蕎麦コースに決まった。なんと軟弱な・・(^-^;;)予定通り行きたかったつむぎさん?、ごめんなさい。この時点で山頂のんびりモードに突入。

左【ナガバノスミレサイシン】

 そこそこの広さの山頂で1時間以上休み、今度は後続パーティが下ってからゆっくりと私たちも下りていった。途中抜いていったが、彼等はこのあと阿寺沢の方へ下りていた(この後、帰りの同じバスに乗り合わせた)。要所には「ビリュウ館」と矢印がいくつもついているのでまず間違えることはない。以前は登ったコースを今回は下っていくが、山頂直下はここも急坂だった。東尾根、西尾根と違うのは小ピークがいくつもあり、したがってアップダウンを繰り返すということ。それだけに標高がなかなか下がらない。しかし雑木林あり、痩せ尾根ありで楽しい。ヒカゲツツジは極端になくなり、ほんの数本しかない。ミツバツツジの方がいくらか多かった。やがて植林となり、そこに一株ナガバノスミレサイシンがひっそりと咲いていた。そしてヒトリシズカも開く寸前で、いくつかあり、つむぎさんが見つけなければ見過ごすところだった。ビリュウ館が目の前に見えた頃には日溜まりにタチツボスミレやカキドオシが群生していた。

左【もりそば】

 14:55発(この後は16:28、最終の18:10は休日運休)のバスを待つ間ビリュウ館で手打ち蕎麦を食べた。その前にビールとお茶で乾杯(お茶はつむぎさんね^-^;;)。できたての手打ち蕎麦で、味噌ダレのこんにゃくとお漬け物がついて650円。安くて美味しかった。