八ケ岳・天狗岳
(クリック地図)(てんぐだけ 2645.8m)

 

 いろいろなコースから何度か登っている天狗岳ですが、唐沢鉱泉からの周回コースは初めて。回数を重ねるとどこも歩いた気になってしまうのがなんとも独りよがりですが(^^ゞ、カズさんに教えていただいて新鮮♪とても良いコースでした。
H20年1月14日(月)
  天気;晴れのち曇り
  Member.2人

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む) 

唐沢鉱泉駐車場7:30〜西尾根稜線8:25〜第一展望台9:20〜第二展望台?〜西天狗岳10:53-11:02〜東天狗岳11:20-33〜中山峠12:08〜黒百合ヒュッテ12:15-35〜渋の湯分岐12:58〜唐沢鉱泉駐車場14:00
 【休憩含む所要時間約6時間20分】

↑ 西天狗岳山頂で

 前夜カズさん達と別れた後、コンビニで行動食を調達してから唐沢鉱泉の駐車場へ。唐沢鉱泉は明るく電気が点いていました。営業しているようです。宿泊者用駐車場は平らですが、その下の登山者用は宿への登り坂途上にあるためどうしても車が斜めになってしまいます。再び少し下に行き、少し広がった平らな路肩で車中泊。5時起きで朝食、着替え、準備を整えて再び唐沢鉱泉の駐車場へ行きました。
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 7時出発の予定でしたが7時半になってしまいました。

 私たちが出発する前に単独男性が先に出発、アイゼンは未装着。展望の開けたところで追いつきましたが、途中で着けたようでした。

 駐車場の側にはきれいなバイオのトイレがあります。ペーパー付きでした。

 この日はアタックザックにしますので、荷物は必要最小限にします。

 カズさんたちは西天狗直下くらいまでアイゼンは着けなかったそうですが、私たちは今回ザックに入れられませんし、路面の状態から判断して初めから履いていきます。まだ早いかと思いましたが、この早め装着は正解でした。

 西尾根登山口。しゃくなげ橋を渡ります。

 取り付きが分かれば後は大丈夫でしょう。一先ず地図はしまいました。

 後から数名(6、7人?)のパーティが続いてきます。

 初めから急です。連休中登山者が多かったのでしょうか、最終日のせいか、登山道はスタンスが崩れたまま踏み固められ、最初からアイスバーンになっています。

 後方パーティはつかず離れず、ついてきていましたが、アイゼンをつけないままさすがでした。大丈夫かなと思っていましたら、やはり途中でアイゼン装着休憩となったようです。このあと姿が見えなくなりました。

 初めからアイゼン付けてよかったですが、編笠山の疲れもあって足が重い・・・(はい、すみません、元々でした^_^;)

 西尾根稜線に出る手前で、左側後方に北八ケ岳や車山方面が見えてきました。蓼科山山頂はガスで隠れていました。ちょっと嫌な予感です。

8:25
 西尾根稜線。柔らかい日差しが差し込んで気持ちのいい稜線です。



9:00
 みかん休憩♪

視界が開けると南アルプスの山並み
昨日登った編笠山がその左側にちょこんと丸く見えます。


硫黄岳、横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳、手前に峰の松目


9:20 第一展望台。
眺めは最高!南アルプス方面を眺めていますが
正面にこれから登る西天狗岳・・・登れるのか?
西天狗岳の右が根石岳、箕冠(みかぶり)山


中央アルプスは残念ながら雲の中。
雲が無かったら素晴らしい展望台です。


箕冠山、硫黄岳、横岳、赤岳



南アルプス(ズーム):北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈岳


赤岳、中岳、阿弥陀岳。阿弥陀岳の手前は峰の松目


西天狗岳。こちらから眺めるのは初めてですがカッコイイ!
ホントに登れるのかいな・・・と思ってしまいます。



西天狗岳。ぐんと近づきました


 テント場に良さそうなスペース。カズさんから聞いた唯一の場所。一張なら快適そうですが、ここにテントを張ってもなぁ・・・・コースを考えるとちょっと中途半端な場所かも。

 この前にあるはずの第二展望台は気付かずに通過してしまったようです。

その鞍部から少し上がったところで西天狗岳を見上げるとガス。


10:20
 このまま一気に登るので、直下で小休止。林檎休憩。

いよいよ登り
急斜面なのでアイゼンをきかせ、
二点確保で進みます。










10:53 西天狗岳に到着。
ガスに包まれてしまいました。
山頂に居たご夫婦と撮りっこです。


赤岳


東天狗岳



ガスは絶え間なく流れ
周囲の山々は見え隠れしています。
北アルプスも時々姿を現しました。
西天狗岳には10分ほど居て東天狗岳へ。


ガスもまた幻想的!


 東天狗から西天狗を振り返ります。

 11:20 東天狗岳で




秩父、金峰山方面(東天狗山頂より)


根石岳へ続く山頂直下のトレースですが
両脇がもっと切れ落ちている時もあり
そういう時は通過に緊張します。
今回は眺めるだけ(^^ゞ


一瞬見えた北アルプス(東天狗山頂より)


ここでバナナ休憩♪どんだけ〜の果物三昧!(笑)
八ケ岳、赤岳方面を眺めます(東天狗山頂より)


11:33
 東天狗岳を下山。少し下りただけなのに山頂はガスでうっすら見えるだけ。山頂滞在12、3分でしたが楽しめました。気温はマイナス9度くらい。

 あとはゆっくり下るだけ。


東天狗岳山頂を振り返ったところ





登ってくる人とけっこうすれ違いました。
おかげでトレースはしっかりついています。



振り返ると山頂方向はガス。


ニュウ



12:08
 中山峠





12:15-35 黒百合ヒュッテ
植生保護で以前よりロープが広範囲に張られていました
黒百合とか咲く時期が楽しみ♪
でもテン場が狭くなったように感じます。


黒百合ヒュッテは営業中。
入口の大きな寒暖計はマイナス6度。
パンと温かいコーヒーを飲みながら20分程休み下山します。


12:58
 渋の湯分岐。ここから唐沢鉱泉へ。

 たくさんの人と会ったのは東天狗岳からこの分岐まで。その間70代か80代くらいのグループともすれ違ってビックリ。我らはまだ若造だね〜と笑ってしまいました。

 この先はまた誰に会うことも無い静かなコースでした。




 唐沢鉱泉が見えてきました(写真右の白い屋根)。左側には朝登った西尾根への稜線が見えます。



 登った稜線を眺めながら。

13:50 唐沢鉱泉に到着。


側にあった案内図。
赤字が私たちの今回歩いたコースです。
方位は上が北ではありませんのでご注意を。


14:00
 駐車場到着。
 唐沢鉱泉も入れるのかもしれませんが、このあと再び縄文の湯へ。ところがそこへたどり着くまでが大変でした。三井の森の立派な舗装道を通りますが、路面がほぼ凍結状態。四駆のスタッドレスといえどもとても普通に走れません。山のコースは気に入りましたが、何が一番怖いって、この道路の下りが一番怖かった!ゆっくり走っても加速のつく下り坂、きついカーブは緊張します。ABSも効かないとかで、トシちゃん、しきりとホッピングブレーキしながらの運転でした。私には到底無理です(^^ゞ とにかく無事で良かった!運転お疲れ様でした。

 縄文の湯まで来れば一安心。ゆっくりお風呂に浸かりました。古いですがパソコンが使えるのが嬉しいです。お陰でインターネットもできました。食事も済ませ、一休みしてからETC割引利用で帰路につきました。