鎌倉・天園(鎌倉アルプス)
(大平山:おおひらやま155m)
 北海道のメル友と、鎌倉を散策

 H14年12月19日(金)
  天気;曇りのち雨
  Member.2名(kさんと)

  【建長寺境内の紅葉】右

 【コ ー ス 】
(〜は歩、コースタイム記録なし)

建長寺〜展望台〜大平山〜六国峠〜瑞泉寺
(通常コースタイムは2〜3時間)


 北海道のメール友達が関東に来るからと連絡が入り、思いがけなく会うことになった。初対面だが短歌や川柳、山歩きの話題などを通じて親しみを感じていた人だけに楽しみだった。

 その方の希望で横浜の美術館に行く予定だったのだが生憎の休館日。場所を鎌倉の美術館へと変更。それなら鎌倉アルプスを一緒にどうかと尋ねたところ、快く承諾され、行くこととなった。本当は山歩きはドクターストップがかかっていたらしいが、鎌倉くらいなら大丈夫だろうということで。

 北鎌倉駅で待ち合わせ。下車する人は多かったが服装を聞いていたので、偶然にもホームですぐ目の前に歩いている人とすぐ分かった。声をかけた途端、にこやかな笑顔が返ってきた。初めてなのに初めてのような気がしない。不思議なものだ。気さくな人という印象だった。

 気楽に話ながら建長寺に向かい、拝観料300円を払って境内へ。私の乏しい知識で簡単な説明をしながら、ゆっくり天園ハイキングコースへと進んでいった。

 境内から展望台へと階段を上っていく間、まだ紅葉のきれいな所があった。私は年に何回か歩くコースだが、何度見ても見飽きない。遠方から来られ、こうしてご案内できて嬉しい。平日なので人は少なかった。静かな中、時間を気にせずゆっくりと話ながらの散策、休日だとこうはいかない。

 大平山付近の広場は年輩の方々が大勢いて、そこだけは賑わっていた。ハイキングツアーだろうか。天気が良ければ富士山の見える良い展望台なのだが、この日は生憎の曇り空。全く見えず残念だった。一方北側はゴルフ場で不粋な建物などが目につく。ここだけは案内しながら残念に思う。せめてこの時雨が降らなかっただけでも幸いだった。

 大平山の少し先の六国峠の茶屋で休憩。食事は下りてからしようと思っていたので、お茶だけ買い、持ってきた果物とお菓子を食べながら専らおしゃべりの時を過ごす。

 ここはたまに一人でふらりと歩くところで、いつも早足で歩いてしまうので、こうして落ち着いて歩くのは久しぶりだった。鎌倉を歩くのはこうでなくては。少々肌寒くても、今の鎌倉は歩きやすくてよい。

 六国峠でゆっくりした後先に進む。側にやはり富士山の展望場があるので説明するが、海だけしか見えず説得力がない。「あそこは何という海ですか」と聞かれて言葉に詰まる。えっと、太平洋じゃ説明にならないなぁ・・・たしか相模湾だと思うけど、間違えていたらどうしよう、と思わず口ごもる(kさん、そう、相模湾なのです)。

 このあと瑞泉寺の方へと下った。美術館に寄る予定だったので瑞泉寺には寄らず。でも近くにお蕎麦やさんがあったので、そこで食べることにした。他に客はなく、二人の貸し切りだった。

 荏柄天神の前を通り八幡宮の方へ行くと、時既に3時過ぎ。美術館に入るにはちょっともう遅いので諦め、そのままお薦めのコーヒーショップへ。山を歩くというよりは、のんびりとおしゃべりを楽しんだ一日だった。