山梨:棚横手山
(たなよこてやま1306.2mクリック地図

 山梨百名山。コアジサイが丁度満開。不動尊周辺は思いもかけぬお花畑でビックリ。棚横手山の山林火災は痛々しいものでしたが、焼け跡の側には早くも新しい芽がいっぱい出ていました。でも元に戻るには何年かかるのでしょう。
H21年6月14日(日)
天気;曇り
Member.2人

【コ ー ス】(〜は歩、休憩時間含む。=は乗り物) 
大滝不動奥宮登山口11:20〜棚横手山山頂13:15-48〜大滝不動奥宮登山口14:50(所要時間3時間30分)

↑ コアジサイが満開

今回のコース
場所はコチラです


 先に登った源次郎岳登山口から林道菱山深沢線を先に進めば、本来なら棚横手山登山口に行くようですが、山林火災のため林道はしばらく通行止め。こちらを行かれる際は山梨県峡東林務環境事務所や関係省庁にご確認ください。

 ということで、登山口の大滝不動奥宮へは再びR20へ戻り、勝沼ぶどうきょうの方から大きく周回して向かうことにします。広い舗装道路は分岐で奥宮への道に入った途端、ブドウ畑の細い林道に。対向車が来たら大変と、気を遣いながら行きますが、ようやくすれ違いのできる所で早々に下山の対向車一台とすれ違い、ホッ! ブドウ畑を過ぎるとやや広めの林道になりますが、それでも対向車がきたら・・・と思うとカーブのたびに緊張しました。

 幸いその後対向車も無く無事に大滝不動奥宮に到着。ここに1台停まっていました。途中ですれ違わなくてよかった〜と話していたら、丁度その持ち主が下山、しばしお話して情報交換です。

 地元山梨の若い男性で、その方に撮っていただいたツーショット。今回はこの後山では誰にも会いませんで、静かな散策となりました。
 車は5、6台は停められそうですが、林道が通行止めで通りぬけ出来ないため、方向転換の場所も必要になります。

 トイレは洋式の水洗、まぁまぁきれいでペーパーも付いていました。水道はおそらく山の水を使っているのでしょう、蛇口からふんだんに流れ出たままでした。


 通行止めの林道菱山深沢線。5月21日から10月12日まで工事と書いてありました。
 奥宮にもいろいろありますが、こちらは立派な門構え。

 右から大瀧山と書かれています。
 階段が続きますがやわらかい緑色が気持ちよく、そして階段の端にはオダマキの花がいっぱいで思わず歓声です。









 側には静かに流れる滝

そして正面にはまさに大滝!

 こんな奥にこんなにも立派な建物があったとは!その割りに誰もいませんで、せっかくの建物がもったいないようです。お正月などは賑わうのでしょうか?

 側のトイレも使えるようでした。
 山に入る前に安全登山のお参りを。


 滝に近づくとかえって木々で滝の雄大さが隠れてしまいました^_^;

 赤い橋を渡っていきますが、その先にはコアジサイがちょうど満開\(^o^)/ しばらく続きます♪


 山岳信仰というものでしょうか、自然の中に人工物があまりに鮮やか。

 弁財天まであります。

 このところ散財続きでトシちゃん一生懸命お願いしていました。スルーしようとしたら「お参りは?」と^_^; ご利益がありますように。

 コアジサイがとってもきれいです。

 ここにもお社。

 なんだかんだと神頼み^_^;
 整備された道ですが、こんな場所もあります。危険の注意を促しているトラロープ。

 老朽化したお社は取り壊しのようです。また新たに建てられるのかもしれませんね。こんなしっとりした調和もいいものです。
 クジャクシダ

 こうして足を止めて眺めながらなので我らのハイクは時間がかかります^_^;

 ザックの中は今回必要最低限のものだけ、カルガ〜ルです(^^ゞ
 トリアシショウマ

 一部崩れた場所も。とりあえずは足場がしっかりしていました。
 この日は山行中誰にも会わず、のんびりとしたものでした(のんびりはいつもです(^^ゞ) 

 分岐。甲州高尾山にはまだ行ったことが無いのでこのまま行きたい気持ちになります(^^ゞ 気持ちだけね^_^; このあと帯那山のアヤメを見に行きたいですから今回は止めておきましょう(^^ゞ
 で、展望台に行ってみます。

 この日は生憎モヤって展望は望めませんでしたけど、甲府盆地が一望できるようです。
 甲斐御嶽山とあり。

 分岐に戻り棚横手山へ。でもここまで棚横手山への標識は一切ありませんでした。
 この林道でいいのかな・・と思いつつ。

 斜面にはここもコアジサイがいっぱい咲いています。
 シャガが少しだけ。

 草ぼうぼうになってきたと思ったら
 山肌が崩れていました。

 林道の右に登山道への標識。こちらからも甲州高尾山へ行けるようですが、相変わらず棚横手山とは書かれていません。何故かな?
 上に稜線が見え、山頂は近いかなと思われましたが、この時までこの山で火事があったことなど忘れていました。

 稜線に出ると心地よい涼風。
 ここで初めて棚横手山への標識。登山道の左手に立っていました。

 右へ行けばこの小高い山が富士見台のようですが、雲って展望は望めないので行くのはやめます。甲州高尾山も右ですが、そのまま左の棚横手山へ。
 前方に棚横手山。際まで林道がのびています。山の斜面の木々が赤茶けて見え、ようやくその原因が二ヶ月前の山林火災だと思い当たりました。





 激しく燃えた様子を目の当たりにしながら見えていた林道へ。
 今は通れませんが、ここも通常なら一般車両も通行可能なところなのでしょうか?

 そうなるとここも山頂まであっという間に着いてしまいます^_^;
 階段から山頂へ向かう両脇も悲惨な状況ですが、早くも緑が芽生え、ワラビも見つけました。既に摘まれた跡がだいぶありましたし、時期も遅かったのですが、二人で食べられるほどの一握りを収穫。美味しくいただきました(^^♪

 棚横手山山頂。
 目の前にはど〜んと富士山がみえるハズなのでしょうけど、残念。

 狭い山頂ですが誰もいなかったのでゆるゆる休憩しました。あ〜ぁ、展望が良かったらなぁ〜・・・
 南アルプスも見えるのかなぁ〜・・・

 ワラビを探しながら同ルートを下山(^^♪
 途中鹿らしき足跡発見。登山道を歩いていましたがまだ新しい!思わず辺りを見回しますが見つけられませんでした^_^;

 往きには気付かなかったモミジイチゴ。二粒程頂戴!美味しかったです♪
 ?

下山して改めて説明書きを読むと、
滝にはいろいろと名前がついてました。


 この日、私達の後に登ってくる人はいませんでしたが、来るかもしれない対向車に注意しながら次の目的地、帯那山へと向かいます。